島国の日本は、数多くの島で構成されている。本州のように多くの人が住む大きな島もあれば、人の住んでいない小さな無人島もあり、日本の島はサイズも人口もさまざまだ。
世界に目を向けると、日本の本州よりも大きな島が存在する。世界一大きい島は、グリーンランドという島だ。今回はグリーンランドの大きさや、どんな島なのかについての雑学を説明していこう。名前と異なるグリーンランドの実態に驚くこと間違いなし!
【世界雑学】世界一大きい島は「グリーンランド」
【雑学解説】グリーンランドの面積は約216万平方kmもある
世界一大きい島は、カナダ北東にあるグリーンランドだ。グリーンランドはデンマークの一部だが、政治においてはデンマークから独立した部分が多く、独自の議会ももっている。
そんなグリーンランドがどのくらい大きいのか。わかりやすいように、世界の島の大きさをランキング形式でまとめてみたぞ。
- 1位:グリーンランド(約216万平方km)
- 2位:ニューギニア島(約78万平方km)
- 3位:ボルネオ島(約74万平方km)
- 4位:マダガスカル島(約58万平方km)
- 5位:バフィン島(約50万平方km)
2位を大きく引き離して、グリーンランドがダントツの1位ではないか…! ちなみに、日本の本州の面積は約22万平方kmなので、グリーンランドは本州の10倍近い大きさがある。グリーンランド大きすぎ!
これほどの広さをもつのに、グリーンランドの人口は約5万6,000人だ。日本と比較すると、東京都千代田区の人口が約6万3,000人である。
千代田区民のほうが多いだと…。狭い土地で人に囲まれて暮らすのに疲れたら、グリーンランドに引っ越したい。
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【追加雑学①】名前は「緑の島」だが本当は氷に覆われた島
グリーンランドを日本語に訳すと「緑の島」だ。緑の島という名前なのだから、きっと緑あふれる自然豊かな島に違いない。グリーンランドで撮影された動画を発見したので、島の様子を見てみよう。
これがグリーンランド…? どこが緑なんだ? ほとんど雪と氷のホワイトランドじゃないか!
なぜこのような光景の広がる島が、グリーンランドと呼ばれているのだろう。昔は緑あふれる島だったのか?
記録によると、この島がグリーンランドと名づけられたのは、982年頃である。「赤毛のエイリーク」とも呼ばれる、エイリーク・ソルヴァルズソンという人が、グリーンランドの名付け親だ。
赤毛のエイリークはグリーンランドの名前をつけるときに、人々が移住したくなるような魅力的な名前をつけたいと考えた。その結果、豊かな自然に恵まれている印象をうける、グリーンランドと名づけたとする説が有力である。
ほかにも、赤毛のエイリークは夏にグリーンランドに来たとする説もあった。夏のグリーンランドは今でも草の生える地域があるが、赤毛のエイリークが来た頃は今よりも温暖な気候だったため、緑の光景が広がっていたとする説だ。
実際の島の姿とは異なる名前をつけたとすると、ちょっとだまされた気持ちになる…。私個人としては、昔の夏のグリーンランドは緑の島だったという説を信じたい。
【追加雑学②】グリーンランドにはサンタクロースが住んでいる
クリスマスにプレゼントをもってやってくる、サンタクロース。子ども時代にサンタさんに手紙を書き、プレゼントのリクエストをした人もいるだろう。実は、サンタクロースはグリーンランドに住んでいるのである!
グリーンランドに住んでいるのは、サンタクロースの長老だ。長老サンタは永遠の命をもち、昔からクリスマスに子どもたちへプレゼントを配っていた。
しかし不死の存在でも、一人で世界中の子どもにプレゼントを配るのは大変だ。私なら近所でもしんどい。
そこで誕生したのが、「グリーンランド国際サンタクロース協会」である。グリーンランド国際サンタクロース協会は、長老サンタの手伝いをする公認サンタクロースを世界各国から選出している。
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公認サンタは、病気などでクリスマスを親とすごせない子どもへ、プレゼントを配る役目を担当する。また、クリスマス関連の行事への出席や、クリスマスという文化を広めるための活動も行うようだ。
サンタクロースが実在し、グリーンランドに住んでいるなんて知らなかった…。公認サンタは日本にもいるので、クリスマスシーズンには会えるかもしれないぞ!
雑学まとめ
世界一大きい島のグリーンランドに関連した雑学を紹介した。大きさにも驚くが、名前のイメージと異なる島の光景にも驚きである…。長老サンタは寒くないのだろうか?
知らない島へ行くのは、冒険気分でワクワクする。日本にもたくさんの島があるので、グリーンランドに行く前にまずは日本の島へ行ってみよう。きっと楽しい体験ができるはずだ!