肉食・巨大動物

ゴリラとチンパンジーの握力がスゴすぎ。凶暴?温厚?【動画あり】

雑学カンパニー編集部

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チンパンジーの握力はすごいが、ゴリラの握力はもっとすごいという雑学

チンパンジーの握力はものすごい。しかし、ゴリラの握力はそれよりも強い

チンパンジーは小さいと思われているが、大人になると意外に大きくなる。映画『猿の惑星 創世記』などを見ていると、人間よりも体重が重い個体がいることもよくわかる。

その体重を片手で簡単に支えて移動するのだから、そりゃあもう相当な握力だ。じゃあ…それ以上になるゴリラの握力って、相当ヤバイよね…?

今回はそんな、チンパンジーやゴリラの握力にまつわる雑学を紹介しよう!

【動物雑学】チンパンジーとゴリラの握力がスゴすぎる

ライオンくん
チンパンジーとゴリラの握力ってどれぐらいなんだ?
ウサギちゃん
チンパンジーの握力は500kg、ゴリラの握力は1トンといわれているんだよ。

【雑学解説】チンパンジーやゴリラの握力は計測されていないが、人間よりはるかに強い

チンパンジーの握力は計測されていないが、人間よりはるかに強いというトリビア

チンパンジーやゴリラが人間の握力計を握ることはないし、そもそも数百kgもの握力を計測する握力計など存在しない。そのためあくまで推測に過ぎないが、彼らの握力はチンパンジーで500kg、ゴリラは1トンにもなるという。

成人男性の平均的な握力が47kgほど。ギネス記録が192kgだから、どんなに屈強なアスリートでもチンパンジーと握手すれば顔を歪めるはずだ。いや…バキバキに骨を折られてしまう。

チンパンジーは、子どもでも簡単にりんごを握りつぶしてしまう。リンゴを潰すには60kg~80kgの握力が必要だ。つまり人間の膝元ぐらいの背丈しかない子どもでも、成人男性の倍ぐらいの握力をもっているのである。

リンゴを軽々と指に突き刺して食べる姿も確認されているぞ!

ライオンくん
リンゴを指で突き刺す?!これは何のチカラなんだ?『指力』か?!

一方ゴリラは、主に陸上で暮らしているイメージが強いが、木の上にいることも多い。その体重は大人のオスで平均200kgあり、支えるためにはおよそ1トンもの握力が必要になると予想されるのだ。1トンて…トラックかよ…。

同じ類人猿つながりでいえば、オランウータンもすごい。

オランウータンは指の力が異常に強く、動物園の檻のボルトを掴んで外してしまうという。どれだけ固く締めても、オランウータンに外せないボルトは存在しないのだ。

え…じゃあオランウータンどうやって飼ってんの? となるが、安心してほしい。動物園ではオランウータンの脱走を防ぐため、ボルトを締めた上からさらに溶接しているのだ。…もはや封印のレベルである。

ウサギちゃん
すごいなぁ…。ボク、『強い動物』ってあこがれるよ!

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草食でもムキムキ!ゴリラの握力の秘密は膨大な食事量

ところでみなさんご存知のように、ゴリラは草食動物である。筋トレマニアの人からしてみれば、これってすごく不思議なことではないか。

筋肉を鍛えるにはたんぱく質が必要不可欠。植物からたんぱく質を摂るのは難しく、草食なのに筋肉ムキムキのゴリラは意味不明だ。

ライオンくん
実は…隠れて肉を食ってるんじゃないのか!?

いやいや、ゴリラはそもそも人間とは身体の性質が全然違う。

消化器官も植物用になっているし、食物繊維を分解するための腸内細菌の数も圧倒的に多い。植物からでも、十分に栄養を摂取できる体の作りになっているのだ。

極めつけは一日30kgにもなる食事。バナナなら200本以上だ! なるほど…人間とは比べ物にならないぐらいの栄養が毎日補充されているから、ゴリラは常にムキムキなのか…。

【追加雑学①】チンパンジーは凶暴・ゴリラは温厚

チンパンジーは凶暴でゴリラは温厚である。というトリビア

温厚そうに…見えないが…

冒頭で少し話題に出した『猿の惑星 創世記』は、2011年に公開された映画。これに出てくる猿たちはけっこう動物っぽいのだが、前身となった昭和の猿の惑星シリーズでは、猿たちがより人間っぽく描かれていた。

ゴリラは暴力的・チンパンジーは平和主義者といった感じだ。

そのため、両者にそのままのイメージを抱く人も多い。小柄なチンパンジーのほうが大人しそうだし、ゴリラって見た目からイカツイし…。

しかし実際のところ、チンパンジーとゴリラは、イメージとまったく逆の性格である。

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チンパンジーは共食いまでしちゃう猛獣

一時、テレビにも出演していた「パンくん」などの印象から、チンパンジーは知能が高く人懐っこい感じがする。しかし人に慣れるのは子供のうちだけで、大きくなるとかなり凶暴になるぞ。

チンパンジーは共食いも普通に行い、大人が子どものチンパンジーを殺して食べてしまうこともある。類人猿でも特に凶暴なため、生息地では猛獣として恐れられているのだ。

ウサギちゃん
絶対に自然界で会いたくないね…!

握手したら骨を折られるどころか、食べられてしまいかねないではないか…。

ちなみに『猿の惑星 創世記』にも、子どものころから飼っていたチンパンジーが成長するにつれ、手に負えなくなっていく描写がある。

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ゴリラは喧嘩が嫌い

逆に、ゴリラは非常に大人しい生き物である。基本的に争いごとを嫌い、ゴリラ同士の喧嘩はめったにないし、外敵への威嚇はしても、自分から攻撃をすることはない。

胸を激しく叩くドラミングは威嚇ではなく、「喧嘩すんな!」という合図だ。めっちゃ平和主義やん…。

ゴリラがここまで揉め事を嫌うのは「力が強すぎるので、喧嘩をすると怪我をしてしまうから」…ともいわれている。なんかアニメの主人公みたいでカッコイイ。

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小心者でお腹もすぐ壊しちゃう…

また、ゴリラは見た目に反して小心者だ。ストレスを感じるとすぐうつ病になったり、下痢を起こしたりしてしまうというぞ。あるよね…学校行く直前になるとお腹痛くなるやつ。

ゴリラは人間と大差のない、IQ100近い個体もいるというから、頭が良すぎて悩んでしまうヤツも多いみたいだ。だからこそ「喧嘩すると痛い」という認識ももっているわけか。

ライオンくん
見た目が怖そうなヤツほど繊細だったりするもんな。

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【追加雑学➁】ゴリラのパンチは強くない?

ゴリラのパンチは非常に強力で、アフリカゾウを倒せるなどと噂されることがある。パンチ力は握力より強く、2トンもの威力になるという話も…。しかし実際のところ、これも人間の「こうあってほしい!」という希望的観測である。

そもそもゴリラがパンチを使って戦うことはほとんどないのだ。ゴリラ同士の喧嘩でも相手を殴ろうとすることは少なく、つかみ合いになる

以下の動画冒頭でゴリラの喧嘩が観られるが、人間のようなパンチは出していないぞ。

ウサギちゃん
なかなか迫力のある喧嘩だね…!ボク、そばにはいたくないな…。

実はゴリラの手は関節が複雑で、敵を殴るのには向いていない。類人猿は骨の構造も木に登ることに特化されているということか。複雑な構造の手で相手を殴ったりすれば、勢い余って骨が折れてしまいそうだ…。

しかし…パンチをしなくても、ゴリラの攻撃は十分に脅威である。

以下の動画では、タックルで強化ガラスにヒビが入っている。もしパンチをするなら、2トンというのもおおげさではないのかも。

ライオンくん
オレ、ゴリラには絶対攻撃しないぞ…!

雑学まとめ

チンパンジーとゴリラの握力がスゴすぎる。凶暴性はある?という雑学まとめ

今回はチンパンジーやゴリラの握力から、凶暴性やどんな喧嘩をするのかなど、その強さを中心に雑学を紹介してきた。

チンパンジーは見た目よりずっと凶暴で、ゴリラにはその巨体を支えるための強靭な握力がある。正確には測れなくても、500kg、1トンという数値は的外れではないだろう。

もし森でゴリラやチンパンジーと出会うことがあったとしたら…どんなに気さくなヤツでも、絶対に手を差し出してはいけないぞ!

ライオンくん
オレの握力ってどれくらいなんだろう…。
ウサギちゃん
うーん…ライオンくんもボクも、何かを強く握るってことはそんなにないしなあ…。

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