歩くときは、どんな道を歩くかで気分が変わってくる。普通の道路を歩くよりも、地下道や歩道橋のほうが、特別感があり気分も盛り上がる人もいるかと思う。
道に世界一や日本一といった価値があれば、歩く気分もより高まる。そんな歩くのが楽しくなるような、世界一長い木造歩道橋が静岡県にあるそうだ。世界一なら、どれだけ長くてもがんばって歩いてみせようじゃないか…! 今回はそんな世界一長い木造歩道橋についての雑学をご紹介しよう!
【世界雑学】世界一長い木造歩道橋は静岡県にある蓬莱橋
【雑学解説】蓬莱橋は全長が897.4mもある世界一長い木造歩道橋
世界一長い木造歩道橋は、静岡県の中部に位置する島田市に存在する。島田市には大井川という川が流れており、大井川にかけられているのが、世界一長い木造歩道橋の「蓬莱橋」だ。どんな橋なのか、動画で見てみよう。
とても長いし、橋の欄干(らんかん)と呼ばれる手すりの高さがかなり低い…! 動画にかわいいワンちゃんが登場していたが、手すりはワンちゃんと同じくらいの高さに見えた。人ならかんたんに落ちてしまいそうだ…。
蓬莱橋の長さは、897.4mと記録されている。手すりがほとんどないような橋を、1km近く歩くのはちょっと怖い…。川の上だと風の影響も受けやすいので、風の強い日に渡るときは注意したほうがいいだろう。
恐怖心を抱いてしまったが、蓬莱橋は縁起のいい橋でもある。長さの897.4mにかけて、「厄なし(8974)の橋」と呼ばれているのだ。また、長い木造の橋なので「長生き(長い木)の橋」としても親しまれている。
縁起のいい語呂が2つも作れるなんて、蓬莱橋を渡りきれば幸せになれそう! 実は蓬莱橋は通行料のかかる橋なのだが、世界一長い木造歩道橋を渡れて、災厄に見舞われることなく長生きできるなら、通行料も安いものかも。
おすすめ記事
-
ひらがなか漢字かでわかる!橋には入口と出口があるって知ってた?
続きを見る
スポンサーリンク
【追加雑学】日本各地の名物歩道橋
蓬莱橋以外にも、日本各地には渡ってみたくなるような歩道橋がある。今回は各地の名物歩道橋の中から、厳選した3つの歩道橋を紹介しよう。
千葉県木更津市の「中の島大橋」
千葉県木更津市の木更津港には、中の島大橋という歩道橋がかかっている。中の島大橋は高さが約27mあり、「日本一高い歩道橋」なのだ。高所恐怖症の人には恐怖スポットかもしれないが、約27mの高さからの眺めを楽しめると人気のスポットだぞ。
中の島大橋は2002年に放送された木更津市が舞台のドラマ、「木更津キャッツアイ」にも登場している。木更津キャッツアイを見たことがない人は、ドラマを見てから中の島大橋に行くと、よりいっそう楽しめるだろう。
兵庫県神戸市の「ビーナスブリッジ」
兵庫県神戸市にあるビーナスブリッジは、8の字のような形をした歩道橋だ。くねくねと曲がった形だけでもおもしろいが、ビーナスブリッジにはほかにも魅力がある。神戸で人気の夜景スポットなのだ!
ビーナスブリッジからは、神戸の町と港を見下ろすことができる。また、ビーナスブリッジを上ると「愛の鍵モニュメント」という、南京錠をつけて恋人との愛を誓うスポットも存在する。カップルの歩道橋デートなら、ビーナスブリッジをおすすめしたい。
大分県宇佐市の「呉橋」
呉橋(くれはし)は、大分県宇佐市の宇佐神宮という神社にある。鎌倉時代よりも前に作られ、大分県の有形文化財にも指定されている、長い歴史をもつ貴重な橋だ。
現在は呉橋のとなりに通行用の橋がかけられており、通常時は呉橋を渡ることはできない。貴重な橋なので、保存のために通行不可にしているのだろう。だが、10年に一度呉橋を渡るチャンスが訪れるのである!
宇佐神宮では10年に一度、勅祭(ちょくさい)と呼ばれる特別なお祭りが行われる。勅祭のときには呉橋は一般開放され、渡ることができるぞ。10年に一度とは、人生であと何回呉橋を渡るチャンスがあるのか? 次のチャンスを逃したくない…!
雑学まとめ
世界一長い歩道橋や各地の名物歩道橋など、橋に関連する雑学を解説した。いかがだっただろう? 徒歩での移動は疲れるしめんどうだと感じるときもあるが、たまにはのんびりと歩道橋を歩くのも楽しいと思う。
いつもの道でも歩道橋の上から見下ろせば、違った風景に見えてくるかもしれない。ただし、風景に夢中になりすぎてうっかり落ちないように気をつけるんだぞ!
おすすめ記事
-
【動画】ギネス認定!1,991mの世界一長いつり橋が兵庫にある【明石海峡大橋】
続きを見る