食べ物の由来

ホットドッグの名前の由来とは?アメリカ人と"ネイサンズ"の関係【動画】

雑学カンパニー編集部

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ホットドッグの由来は?アメリカ人はどのくらい食べる?に関する雑学

細長いパンにウィンナーが挟まっているホットドッグ。街のパン屋さんや学食・サービスエリアなど、パンを売っているところには必ずといっていいほど並べられている、メジャーなパンの1つである。

しかしこの「ホットドッグ」の由来を知っている人はどのくらいいるだろうか? ホットドッグとアメリカ人の関係は? というわけで今回は、ホットドッグについての雑学をご紹介しよう。

【食べ物雑学】ホットドッグの名前の由来とは?

ぷよぷよくん
ホットドッグって不思議な名前だよね…ホット…ドッグ…『温かい犬』…犬?
ガリガリさん
そうなんだ。ホットドッグの『ドッグ』はそのまんま『犬』っていう意味なんだぜ。

【雑学解説】ホットドッグの由来はダックスフンド!?

ホットドッグはダックスフンドに似てる?!についてのトリビア

我々日本人にとって、「ドッグ」といえば「犬」である。ペンやアップルなどと共に初めに習う英単語だ。

しかし「ドッグパン」なんていう名前の細長いパンがあるくらいだから、おそらく「ドッグ」は犬以外にも「細長い」とか「棒のような」とかいう意味があるのだろう。…と思っていた。が、ホットドッグの「ドッグ」はそのまま「犬」という意味だというのだ。

ぷよぷよくん
もしかして…『もともとホットドッグは犬の食べ物だった』とか?
ガリガリさん
違う違う、これからホットドッグの名前の由来を見ていこうぜ。

 ソーセージとダックスフンドをドイツ人が持ち込んだ!

1800年代、アメリカに移り住んだドイツ人がソーセージを持ち込んだが、同時に犬のダックスフンドも連れてきたといわれている。

そして、ソーセージとダックスフンドの形が似ていたことから、ドイツ人に対する冗談で「ホットドッグ」いう言葉が生まれたという説だ。

ぷよぷよくん
ソーセージとダックスフンド…形…似てるかなぁ…?

どうやらこの説が最も有力とされている。200年以上も前に付けられたパンの名前が、今や世界中で知られているってすごいなぁ…。

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【追加雑学①】「ホットドッグ」は漫画のタイトルが由来だった?

「ホットドッグ」は漫画のタイトルが由来だった?についてのトリビア

なんでも、「ホットドッグ」という名前がつく前、形がダックスフンドに似ているという理由から、野球場では「レッド・ホット・ダックスフンド・ソーセージ」と呼ばれていたらしい。

これヒントに、ニューヨークジャーナル誌でスポーツ漫画を描いていた漫画家が、ソーセージではなくダックスフンドそのものがマスタードやケチャップを塗られ、パンに挟まっている姿を漫画に描いたのだ。

そして、「レッド・ホット・ダックスフンド・ソーセージって長っ!!」と思っていた彼は、漫画のタイトルを「ホットドッグはいかが?」とした。

この漫画のタイトルを由来として、「ホットドッグ」と呼ばれるようになったといわれ、この説が1番有力とされてきた。

しかし、ニューヨークジャーナル・アメリカンは非常に有名な新聞であり、読者が多数いたはずなのにも関わらず、この漫画を見たことがある人が誰もいないらしい。…ということで、この説も誰かの作り話ではないかとされている。

ガリガリさん
なんでこんな説が流れたのか不思議だよな…

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【追加雑学②】アメリカ人とホットドッグの関係

アメリカでは1年間に数百億個のホットドッグが食べられているそうだ。

アメリカ人にとってホットドッグはどのような存在なのか…?

大人気ホットドッグ店「Nathan's Famous」

Nathan's Famous【ホットドッグ】についてのトリビア

ネイサン・ハンドワーカー

「Nathan's Famous」、通称「ネイサンズ」というホットドッグ店をご存知だろうか? 原宿に店舗があった(2008年に撤退)ものの、日本ではあまり知られていないかもしれない。

しかし、アメリカ人とホットドッグとの関係は、「Nathan's Famous」の創始者であるNathan Handwerker (ネイサン・ハンドワーカー)氏を抜きにして語ることはできない。

ポーランド系移民のネイサンは、最初にホットドッグをアメリカで売ったドイツ人ではないかといわれているFeltman(フェルトマン)氏のお店で雇われ、毎日ホットドッグのパンに切れ込みを入れる作業をしていた。

あるとき、ある人物が「フェルトマンの店の10セントのホットドッグがもし5セントだったら、もっともっと売れるだろうね! 」と軽くネイサンに言うと、ネイサンはこれを真に受けてしまった。

ネイサンは自分の全財産300ドルを全て使い込み、1916年にニューヨークのコニーアイランドというところに、自分のホットドッグスタンドを開業し、本当に5セントで売り出したのだ…!

ガリガリさん
ちょっとした会話がキッカケで自分のスタンドまで立ち上げるなんて、なかなかスゴイ人物だな!

当時ホットドッグを5セントで売るというのは、ありえないほどの低価格であったため、ネイサンのお店のホットドッグは大人気店に!  その後ネイサンは自分の店を「Nathan's Famous」とし、全米にチェーン店をもつ大企業にまで成長させたのである。

ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権

毎年夏になると、アメリカで行われているホットドッグの早食い大会の映像を一度はテレビで見たことがあるだろう。

その大会の様子がこちら!

ぷよぷよくん
ボクも参加したいな…負ける気がしないよ…ひひ…

このホットドッグ早食いの大会は、正式名称を「ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権 」という。

もう名前からおわかりだろうが、この大会のスポンサーがネイサンのお店の「Nathan's Famous」であり、出場者が食べているホットドッグももちろん「Nathan's Famous」のものなのだ!

この大会は、1900年代初めにアメリカ人の愛国心を見せるために始まったとされている。ホットドッグの早食いと愛国心との繋がりはちょっとよくわからないが、アメリカ人とホットドッグとの関係の深さはよくわかる。

ホットドッグの雑学まとめ

今回の雑学ではアメリカ人とホットドッグとの関係を、「ホットドッグ」誕生の歴史や名前の由来を紐解きながらご紹介した。

アメリカ人にとってのホットドッグ日本人にとってのおにぎりのようなものだろうか?  うーん、そう考えると、ホットドッグを食べる気持ちを「愛国心」といいたくなるのも、なんとなーくわかる気がする。

ぷよぷよくん
なるほどねぇ…日本でもおにぎり早食い選手権なんてないかな?ボク、かなりの愛国心をアピールできる自信があるよ!
ガリガリさん
そっか…まぁがんばれよ…

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