食べ物の由来

ソーセージは太さによって名前が違う!本場ドイツの分類は?

雑学カンパニー編集部

雑学カンパニーは「日常に楽しみを」をテーマに、様々なジャンルの雑学情報を発信しています。

ソーセージは太さによって名前が違うという雑学

ソーセージ。人によってはウインナーと呼ぶこともあるだろう。お弁当のおかずや、朝食に目玉焼きと一緒に出てくるとちょっぴりうれしい…華のある食材だ。

筆者は自宅で焼肉をする際、メインの肉より副材として買ってきたソーセージを食べてしまうくらいソーセージが大好物。

そんなソーセージだが、スーパーに行くと様々な名前で売られている。見た目はどれも似たようなものだが、ウインナー・フランクフルトなど一体何が違うのだろうか。

よく考えたら、タコさんウインナーとは呼ぶが、タコさんソーセージとは呼ばないような…。

うーん、それくらいわからないようではソーセージ好きの名折れ! さっそく、この雑学について解説していこう!

【食べ物雑学】ソーセージは太さによって名前が違う

ソーセージは太さによって名前が違う

ガリガリさん
日本のソーセージって、太さによって名前が変わるんだぜ。

ぷよぷよくん
え?ソーセージはソーセージなんじゃないの…?

【雑学解説】ソーセージの名前はJAS規格によって決められている

ソーセージ。一般的にはひき肉を腸詰めにしたもののことだが、どうしてウインナーやフランクフルトなど、複数の呼び名があるかというと、なんと太さによって名称が違うというのだ。

本来は使っている肉の違いなどで、○○風という意味の名前として用いられているらしい。たとえばウインナーは、ウイーン風のソーセージという意味だ。

ガリガリさん
ちなみに、ウインナーコーヒーっていうのは『ウイーン風コーヒー』って意味なんだぜ。
ぷよぷよくん
なるほどね。ウインナーが乗ってないのに変な名前だなぁって思ってたよ、ボク。

ただし、日本においてはJAS(日本農林規格)の分類で、ソーセージは太さごとに名前の規定が設けられているのだ。わかりやすいように、よく市販されているソーセージの詳細を項目分けしてみた。

日本におけるソーセージの名称

太さによって違う、ソーセージの名称を紹介していこう。

ウインナー

羊の腸を使ったウイーン風のソーセージで、太さが20mmのもの。

フランクフルト

名前の通りフランクフルトに由来したソーセージ。豚の腸を使っていて、太さが20mm以上36mm未満のもの。

ぷよぷよくん
たしかにウインナーよりフランクフルトの方が大きいイメージがあったけど、こんなにきっちりとした規格があったんだねぇ。
ボロニア

イタリアはボローニャ由来で牛腸を使っており、太さが36mm以上のもの。

おすすめ記事

ウインナーとフランクフルトの違いに関する雑学
ウインナーとフランクフルトの違いとは?チョリソーはどう違う?

続きを見る

材料や製造法によって分類されたソーセージ

材料や製造法によって分類されたソーセージに関する雑学太さとは別に、材料や製造法によって違うソーセージの種類は以下の通りだ。

リオナーソーセージ

一般製法のソーセージに野菜やチーズなどを加えたもの。

ドライソーセージ

加熱せずに乾燥させて、水分を35%以下にしたソーセージ。俗にいうカルパスやサラミはドライソーセージの1つ。

セミドライソーセージ

加熱の有無に関わらず、乾燥させてなおかつ水分が35%以上のソーセージ

ガリガリさん
ドライソーセージやセミドライソーセージは、おつまみとしてそのまま食べるのもいいけど、チャーハンやピラフに入れても美味しいんだぜ。

ソーセージ1つとってもこれだけ種類があるのは驚きだ。筆者としてはぜひ全種類買い漁って食べ比べしたいほどである。

ちなみにあくまでもこれらは日本国内の規格であり、同じ材料や太さであっても世界では呼び名が違うことがあるので、気をつけてほしい。

スポンサーリンク

【追加雑学】本場ドイツのソーセージ規格は?

本場ドイツのソーセージ規格に関する雑学ソーセージの本場がドイツというのはご存知の人も多いだろう。日本のソーセージ規格を調査するついでにドイツの規格を調べたところ、驚きの事実が発覚した。

な、なんと、そもそもソーセージの種類だけで1500以上は存在しているというのだ。恐るべし本場。そして分類の方法も日本とは大きく異なるので、紹介したいと思う。

ローヴルスト

乾燥や燻製などの非加熱調理で、生食用に作られたソーセージ。主にバターのようにパンに塗るスプレッドタイプと、スライスして食べるハードタイプに分かれる。

ぷよぷよくん
生食用のソーセージ?大丈夫なのかなぁ…?
ガリガリさん
もちろんきちんと衛生管理されてるから心配するなよ。これは乳酸菌発酵させたソーセージなんだぜ。

ブリューヴルスト

生肉を腸詰めにして、茹でたり蒸したりして加熱処理されたソーセージ。

ドイツで最もメジャーなソーセージの分類。日本で売られているソーセージの大半もこれにあたる。

コッホヴルスト

主な製造方法はブリューヴルストと同じだが、こちらはすでに加熱した肉を腸詰めにしたソーセージ。ドイツ国内ではレバー(肝臓)を混ぜ込んでペースト状にしたものが国民食として有名。

ガリガリさん
レバーペースト入りのコッホヴルストは『レバーヴルスト』っていうんだ。

これらがドイツで主流になっているソーセージの3つの分類である。その分け方よりも、パンに塗って食べるペースト状のソーセージがあることが驚きだ。いつかドイツに旅行に行くことがあれば絶対食べよう…。そう心に誓った筆者であった。

ソーセージの雑学まとめ

ソーセージの雑学まとめ今回の雑学では、太さによって変わる日本のソーセージの名称本場ドイツのソーセージ事情を紹介した。

普段、何気なく食べている食材でも、ちゃんとした決まりや由来があるのだと実感した次第である。さて、小腹でも空いたので魚肉ソーセージでも食べようか。

ちなみに魚肉ソーセージはそのまま、魚肉(クジラ肉)と豚肉が半々か、魚肉の方が多いソーセージのことである。

よし、早く買いにでかけよう。

ぷよぷよくん
日本のソーセージも美味しいけど、ドイツのソーセージも気になるなぁ…
ガリガリさん
本場ドイツのソーセージとビールの組み合わせは最高だぜ。ドイツ、また行きたいな!
ぷよぷよくん
ガリガリさんってけっこう外国とか行ってるよねぇ…ボクも連れて行ってよ…

おすすめ記事

ハム・ソーセージ・ウインナーの違いに関する雑学
加工肉シリーズ!ハム/ソーセージ/ウインナーの違いについて解説!

続きを見る

いま読まれている記事

  • この記事を書いた人

雑学カンパニー編集部

雑学カンパニーは「日常に楽しみを」をテーマに、様々なジャンルの雑学情報を発信しています。