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日本初の携帯電話の料金は超高かった…自動車電話にショルダーホンって…【動画】

雑学カンパニー編集部

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初の携帯電話の料金は鬼高かった

という雑学

みなさんは月々、携帯料金にいくらぐらい支払っているだろうか。大体は1万円前後格安スマホなら3千円ほどといったところか。

今はこのぐらいが当たり前になっているが、時代をさかのぼってみると、その価格帯で携帯を利用できることが、どれほどの進歩かを実感できる。そう、携帯電話が誕生した当初は、使用するのに比べ物にならないような費用が必要だったのだ…。

というわけで今回は、日本初の携帯電話に関する雑学をご紹介しよう!

【面白い雑学】日本初の携帯電話の料金は超高かった

信長さん
1979年に初登場した携帯電話は、初期費用に約30万が必要だった。さらに月々の料金は、安く見積もって5~6万ほどだったというぞ。
秀吉くん
マジっすか!昔の携帯電話ってセレブしか持てない代物だったんっすね!…まぁ僕なら余裕っすけど?!

【雑学解説】初期の携帯電話は気軽に携帯できない

日本に初めて携帯電話が登場したのは1979年の話。正確には「自動車電話サービス」というもので、文字通り自動車に積んで使う携帯電話だった。使用できるのは、基本的に車内だけ。なんか携帯電話というか、車が動く公衆電話になったような感じである…。

気になるお値段だが、まず月々の基本使用料が3万円。当然かけ放題のようなプランもなく、通話料は3分280円と鬼のように高い。

秀吉くん
それなら車降りて公衆電話使ったほうが良いじゃないっすか…。

また本体は基本的にレンタルで、保証金20万円・工事費用8万円が最初に必要になる。所持するだけで賃貸契約並みにお金がかかるではないか…。案の定この自動車電話サービスは一般人にはあまり縁のない代物だったという。

持ち運びできる「ショルダーホン」が登場【動画】

本当の意味で携帯電話が外に持ち運べるようになったのは、1985年のことだ。このとき販売されたのが「ショルダーホン」というもの。…悪いが名前からして気軽感ゼロである。

文字通り肩からぶら下げて持ち運ぶもので、その重量は約3kg。…なんの修行ですか? というか当時、肩からでっかい電話をぶら下げた人が歩いていたと思うと非常にシュールである。月々の基本料金は2万6千円保証金も変わらず20万円が必要だ。

その後1987年には「TZ-802型」という、かなり重量が抑えられたものが登場した。約900gとそれでも重いが…このように順を追って、今のような軽量なものになっていったのだ…。

信長さん
2年の間で3kgから1kg弱まで軽量化できたのはすごいと思うぞ。

ちなみにTZ-802型の基本使用料は2万3千円。初期に保証金10万円工事費用7万2800円が必要である。なるほど、徐々に安くなっていってはいるが…携帯なのに工事費用ってなんなんだ?

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以下は当時の自動車電話サービスおよび、ショルダーホンのCM動画だ。途中、使用できる地域の紹介があったが、「ほぼ使えへんやんけ…」とツッコんでしまったぞ…。

秀吉くん
高い費用出して使用可能地域がほぼないとか…こりゃさすがにないっすわ!!

【追加雑学】日本初のスマートフォンとは?

日本初のスマートフォンは、2009年にNTTドコモから販売された「HT-03A」という機種だ。

以下がそのプロモーション動画である。冒頭から「バイバイコンピューター」と、コテコテな売り文句が登場する。

信長さん
このHT-03Aの当時の販売価格は、一括で6万円台だ。

このHT-03A、華々しく登場したはいいが、「当時流行っていたi-mode専用サイトが見れない」「メールアドレスを交換するのに便利な赤外線通信が使えない」などの問題点が挙げられている。単純にまだ、時代が追い付いていなかったという印象だ。

今ではガラケーを見かける機会のほうが少ない。わずか10年ほどの間に、ずいぶんと様変わりしたものだ。

「日本初の携帯電話」の雑学まとめ

日本に携帯電話が登場した当初は、所持するだけで30万円近くの費用が必要だった。さらに月々の料金も、安く見積もって5~6万円ぐらいはかかりそうだ。とても庶民に持てるようなものではない。

現代は本当に便利になったのだな…などと思うが、初期のスマホが不評だったように、人は慣れないものには不便さを感じるものだ。当時の感覚からすれば、ショルダーホンのような重たい携帯電話も、十分便利だったのかも?

秀吉くん
いやぁ、でもスゴイっすよね!だって最初は車にしか乗っけられなかった携帯電話が、カバンに入れてどこにでも持ち歩けるくらいの軽さになったんっすから!
信長さん
そうだな。軽量化だけでなく、機能もどんどん進化していっているしな。これから携帯電話…スマートフォンがどのように進化していくのか楽しみだな。

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