お茶はとても美味しい飲み物。ペットボトルのお茶でもいいが、自分で作ってみるのもいい。ティーパックが市販されているし、簡単に作れる。
しかし、簡単なゆえにあまり味が美味しくないなと感じることもままある。もっと美味しいお茶を作ってみたいと考えている方は、お茶の資格があるそうなので、こちらの取得を考えてみてはどうか。
今回の雑学では、お茶の資格の種類などを紹介する。
【食べ物雑学】お茶の資格がある
【雑学解説】さまざまな日本茶の資格がある
茶道教室があるのは皆さんご存知かと思うが、日本茶の資格があるのは知らない人は多いだろう。
お茶は紅茶やウーロン茶などさまざまな種類があるが、日本人にとってもっとも身近な存在だといえる日本茶。日本茶がすきだという方は、日本茶に関する資格を取得するのもいいかもしれない。
日本茶の資格はひとつではなく種類が多い。ここではNPO法人日本茶インストラクター協会が認定する、3つの資格を取り上げてご紹介するぞ!
「日本茶検定」
まずは「日本茶検定」という資格だ。これはNPO法人の日本茶インストラクター協会が主催する、初心者向けの資格で1級~3級まである。
受験料が3,240円かかるが、実務経験は必要ない。受験はインターネット上で行うので、インターネット接続環境があればだれでも受験できる。
試験問題は二者択一方式で、問題数は50問。90点以上とれば1級が取得できる。
調べたところ、日本茶検定を取得したからといって何かできることが増えるわけではないようだ。だが、日本茶の美味しい淹れ方や日本茶の成分など、日本茶に関する様々な知識が手に入るので受験してみるのも良いだろう。
「日本茶アドバイザー」
また、将来、日本茶の講師になりたいと考えている方向けにおすすめなのが「日本茶アドバイザー」という資格だ。
日本茶の製法や歴史、品質基準など日本茶検定よりもさらに深い日本茶に関する知識が学べる。受験料は10,800円。受験するには日本茶インストラクター協会が主催する実技講習会を事前に受けておく必要がある。
スポンサーリンク
「日本茶インストラクター」
日本茶アドバイザーは初級者向けの資格だが、さらに一歩進んだ資格として「日本茶インストラクター」という資格がある。
日本茶インストラクターになると、日本茶教室の講師やカルチャースクールで日本茶について教えることができるようになるなど、日本茶に関する幅広い活動が可能となる。
筆記試験だけでなく、実技試験も受ける必要があるため難易度は上がるが、その分インストラクター活動ができるメリットがある。受験料は21,600円で、受験資格は20歳以上だ。
こちらは日本茶インストラクターの方が監修された、抹茶の立て方を紹介する動画。このようなお仕事がインストラクターになるとできる可能性があるのだな。抹茶、おいしそう…。
【追加雑学】海外ではお茶に砂糖を入れて飲む
お茶の資格がたくさんあることは上記の通りだが、ここでお茶に関する別のトリビアを披露しよう。
それは、海外ではお茶に砂糖を入れる飲み方がスタンダードとしている国が多いということだ。
日本では、砂糖を入れて飲むお茶といえば紅茶くらいなものだ。しかし、欧米やタイなどでは、緑茶でもバンバン砂糖を入れるとのこと。海外ではお茶を疲労回復として飲んでいることが多く、そのため糖分を多く入れるのが好まれているらしい。
日本のように緑茶の苦みを楽しむという飲み方は、グローバルで考えると少数派なのだ。
だから、日本に観光に来た外国人が「日本のお茶はなぜ苦いんだ!?」と疑問に感じることは多いのだそう。そんなこと言われても、こっちは苦いお茶が当たり前の文化なのだから、仕方がない。
雑学まとめ
今回の雑学ではお茶の資格についてご紹介してきたが、いかがだっただろうか? 日本茶に関する資格は「日本茶検定」・「日本茶アドバイザー」・「日本茶インストラクター」など多くの種類がある。
日本茶を何気なく楽しんでいるという方は多いが、もし興味があるならこうした資格を取得してみるのも良いだろう。日本茶の道を究めれば、日本茶の講師でやっていくことも可能となる。
趣味がこうじて仕事になるという羨ましいパターンだ。転職にも役立つかもしれないので、今の仕事に悩んでいる方などは、一念発起、日本茶インストラクターを目指して勉強してみるのはいかが?