子ども時代に誰しも経験する懐かしい遊び、かくれんぼ。
「これは絶対見つけられないぞ…」という場所を発見したときのワクワク感や、鬼の気配が近づいてきたときの緊張感。今思えばいたるところにスリルがあって、昔の人はよくこんな遊びを考えたものだと感心させられる。
一方、めんどくさがりの筆者は鬼を引き受けると途端にブルーな気分になったものだ。かくれんぼの鬼はひとりで何人も見つけなきゃいけないし、味方もいない。
あの役回りがどうにも苦手で「このまま帰ってやろうか」なんて思ったことも数知れず…。きっと共感してくれる人もいるはずだ。
でも…かくれんぼで鬼が勝手に帰ると、犯罪になってしまうかもしれないって知ってた? 今回はそんなかくれんぼに関するちょっと物騒な雑学を紹介する。
【面白い雑学】かくれんぼで鬼が勝手に帰ると監禁罪になる
【雑学解説】かくれんぼはルール次第で言葉の拘束になってしまっているかも…
かくれんぼで鬼が勝手に帰ると監禁罪に問われる可能性がある。いやいや…そんなバカな…と思わされるが、実際、監禁の定義にマジで当てはまってしまうケースがあるのだ。
監禁罪とは刑法220条で規定されている法律で、他人を不当に逮捕・監禁した場合、3ヵ月以上、7年以内の懲役処されるというもの。
そして監禁の定義は、拘束されており自由に動けない状況。これは身体的に移動できても、言葉や精神的な拘束によって動けない場合にも適応される。この"言葉や精神的な拘束"という部分に、かくれんぼの鬼が当てはまってしまうことがあるのだ。
「帰っちゃダメ」の一言が監禁罪に当てはまる…?
でも、かくれんぼってみんな自分から隠れに行ってるよね? それって鬼が拘束してることになるの?
ということで、「かくれんぼ」を知らない人はいないだろうが、一応ルールを再確認しておこう。
かくれんぼとは、鬼を一人決め、鬼が目隠しをしているあいだに残りのメンバーは見つからないような場所に隠れる。目隠しが終わると鬼は隠れた人を探す。鬼に見つかった人はアウト。
うん…鬼が隠れている人を拘束しているだなんて、一切思えない。
しかし…あなたは子どものころ、隠れる友だちに対してこんな一言を添えて、鬼を引き受けたことはないだろうか。
「見つかるまで帰っちゃダメ」
私はある。多分ある。
この一言は相手に動かないことを強制するもので、言葉や精神的な拘束に当てはまってしまうのだ。
特に先輩から後輩への命令だったりすれば、立場を利用した強権で拘束力が強まり、より監禁の定義に近づいてしまう。
もし、これを訴えられた場合、懲役送りということも、悪意があると見なされれば理屈としてあり得てしまうのだ。
言葉で相手に動かないことを強要して、そのまま拘束を解かずに帰る。これって十分、悪意があると捉えられる行為ではないだろうか…。
ただ…実際にかくれんぼの鬼が懲役刑に処されたという判例は今のところない。普通に考えて訴える人がいないしね。
散々物騒な話をしたところで、全力でかくれんぼをする有名兄弟の動画を紹介しておこう。かくれんぼはやっぱり楽しい!
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「かくれんぼと監禁罪」の雑学まとめ
今回はかくれんぼの鬼が監禁罪に問われるかもしれない…という雑学を紹介した。
動いてはいけない…それは人生をかけた戦い…全米パニックの超大作! 「KAKUREN-BO」…。あなたは最後まで見届けられるか…!
だれか私を映画監督としてスカウトしてもらえないだろうか。