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小さくないよ!キューピーマヨネーズの"ユ"とキャノンの”ヤ”|生活雑学

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キューピーマヨネーズの「ユ」、キャノンの「ヤ」は小さくないということに関する雑学

「キューピーマヨネーズ」の「ュ」や「キャノン」の「ャ」のような、小さく書く仮名のことを、なんと呼ぶか知っているだろうか?

正解は、「小書き文字」もしくは「捨て仮名」という。「小文字」と思ってた人もいるかもしれないが、小文字は外国語のアルファベットで使う言葉なので、気をつけていただきたい。

それでは、今回のトリビアはここまで…といいたいところだが、それだと怒られそうなので追加のトリビアを紹介したい。

じつは、先ほど例に上げた「キューピーマヨネーズ」「キャノン」の正式な表記は「キユーピーマヨネーズ」と「キヤノン」であり、小書き文字の「ュ」・「ャ」ではないのだ!

それでは、いったいなぜこのような表記なのか? それを解説していきたい。

【生活雑学】キューピーマヨネーズの「ユ」、キャノンの「ヤ」は小さくない

キューピーマヨネーズの「ユ」とキャノンの「ヤ」が大きいのには理由があった

【雑学解説】キューピーマヨネーズの「ユ」とキャノンの「ヤ」が大きいのはデザイン上の理由

「キユーピーマヨネーズ」といえば、商品であるマヨネーズはもちろん、キューピーがシンボルマークであることが有名である。では、なぜキューピーがシンボルなんであろうか?

そもそもキューピーは、1903年にアメリカのイラストレーターであるローズ・オニールが発表した、ローマ神話の愛の神・キューピッドをモチーフにしたキャラクターである。

その後、キューピーを立体化したキューピー人形が人気となり、日本でも大正時代にセルロイド製のキューピー人形が大流行した。

そして、1925年(大正14年)に中島董商店が日本初のマヨネーズを発売した際「(キューピー人形のように)お年寄りから子供まで幅広く愛される商品に育てたい」という思いを込めて、「キユーピーマヨネーズ」という商品名にしたという。

一方、デジカメやプリンターなどで有名な「キヤノン」の名前の由来は「観音様」である。創業者の1人、吉田五郎は観音様を熱心に信仰しており、自ら制作したカメラに「KWANON(カンノン)」と名付けた。

その後、「KWANON(カンノン)」が「「聖典・規範・標準」という意味の「Canon(キヤノン)」と変更され、現在の名前になったという。

そして、本題である小書き文字の「ュ」と「ャ」を使用しない理由だが、こちらは両社とも「デザイン上の理由」とのこと。

「キユーピー」の場合、横書きしたときに「ユ」だけ凹んで見えてしまうのがその理由。

キヤノンも同じような理由で、「『キャノン』では、『ャ』の上に空白が出来てしまい、穴が空いたように感じてしまうので、それを避けた」と説明している。

なお、それぞれの発音は「きゅーぴー」・「きゃのん」であるとのことなので、気をつけていただきたい。

【追加トリビア①】小文字が大文字になっている企業は他にもある!

戦後までの日本では、歴史的仮名遣いとして小書き文字を普通の仮名で記載していたことから、その名残を残したままの企業もある。ここでは、それらのいくつかを紹介したい。

富士フイルム

「キヤノン」のライバルともいえる「富士フイルム」も、「フィルム」の「ィ」が普通の仮名となっている。

富士フィルムは、1934年に富士写真フイルム株式会社として設立されてから社名に大きな変更はなく、歴史的仮名遣いが現代まで続いているようだ。

なお、こちらは発音も「ふいるむ」なので、そこは気をつけてもらいたい。

シヤチハタ

朱肉のいらないスタンプで有名なシヤチハタも「ャ」は「ヤ」の表記である。

元々は日の丸を商標登録していたが、のちに日本の国旗を商標に使うことができなくなり、創業の地である名古屋のシンボル・金の鯱と日の丸の旗を合わせて「シャチ+ハタ=シヤチハタ」となったという。

エドウイン

ジーンズで知られるエドウインは、「DENIM(デニム)」の文字を入れ替えて「EDWIN」という社名となった。「WIN」の発音は「ウィン」よりも「ウイン」の方が近いため、「エドウイン」になったらしい。

ちなみに、「江戸に勝つ(EDO+WIN)」という意味で名つけた…という話は俗説であり、ただの都市伝説である。

【追加トリビア②】あの有名人の名前も小書き文字が仮名になっていた!

小書き文字が普通の仮名になっているのは、なにも企業名だけのことではない。

あの、しょこたんこと中川翔子の本名は「中川しようこ」であり、「しょうこ」ではなかったのだ! そのことは、本人の運転免許証の画像からもわかる。

では、なぜ「しようこ」という名前になったのであろうか?

しょこたんの母親が出生届を提出する際、「薔薇(ばら)」の「薔」を使って「薔子(しょうこ)」と名付けようとしたが、「薔」という漢字は名前には使用できなかった。

これに腹を立てた母親は、書類に平仮名で「しょうこ」と書いたが、殴り書きだったためか「よ」の文字が大きくなってしまい、そのまま受理されたそうだ。

ちなみに、もし「薔子」だった場合、画数としては最悪の運勢で「しようこ」は最強の運勢だったらしい。災い転じて福となす…とは、まさにこのことである。

トリビアまとめ

いかがだろうか?

よく知ってるはずの企業名や人名でも、細かく観察すると異なる点があるということがわかってもらえただろう。

たとえば、「トイザらス」の「ら」とか、セブンイレブンのロゴで1文字だけ小文字の「n」など、身近なところに謎はあるものだ。

これからは、街を歩くときに注意深く観察してみると、新たな発見があるかもしれない。そして、それを調べて話題にしてみれば、きっと雑学博士として周りの人に一目置かれるだろう。

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