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野球じゃなくて…?インド版"巨人の星"はクリケット【動画あり】

インド版「巨人の星」は、クリケット選手の話という雑学

皆さんは知っているだろうか? インド版「巨人の星」が存在することを。

日本の人気アニメが海外でリメイクされて放送される。というのは今では一般的であるが、例に漏れず「巨人の星」もインド版がリメイクされている。

「巨人の星」といえば、もはや説明不要の伝説の野球アニメだ。

しかし、インド版「巨人の星」を実際に見てみるとなにやら様子がおかしい。海外版リメイクなので、絵面やキャラクターの名前が違うのはまだわかるのだが…。

オープニングを見終わる頃には気付く…。主人公達がプレイしてるスポーツが、そもそも野球ではないことに! 本当にこれは「巨人の星」なのか…? と疑問がわくが、紛れもなくオフィシャルなインド版の「巨人の星」なのである。今回はそんな、インド版「巨人の星」に関する雑学をご紹介していくぞ!

【世界雑学】インド版「巨人の星」は、クリケット選手の話

インド版「巨人の星」はなんと主人公達がプレーするスポーツが「クリケット」になっちゃっているのだ!

【雑学解説】インドではクリケットが国民的スポーツ

インド版「巨人の星」のタイトルは「スーラジ ザ・ライジングスター」。スーラジは主人公の名前であり、ヒンディー語で「太陽」を意味する。また、ライジングスターは「新星」の意味である。

本編映像はこんな感じ。

あらすじは、父親からスパルタ特訓を受けて成長し、ライバル達と戦っていく。といった原作と同じような展開だが、原作とは決定的に違う点がある。題材となるスポーツが「野球」ではなく「クリケット」なのである。

「野球」からなぜ「クリケット」に!?

日本人にはあまり馴染みがない「クリケット」というスポーツだが、インドでは野球よりも遥かに人気のあるスポーツである。

その理由はインドがイギリスの植民地であったことに影響する。元々クリケットの発祥はイギリスであるが、その植民地であるインドでは特に流行り、今日の人気スポーツに至ったのである。

日本人がプロ野球やJリーグを楽しむのと同じように、インド人はクリケットを楽しんでいる。

もちろんプロリーグも存在し、その平均年棒は日本円に換算して2億円を超える。これに対して、日本のプロ野球の平均年棒は4000万円程度である。

さらに、インドの貨幣価値は日本の3分1程度であるのに2億円以上の年俸…とてつもない人気スポーツだ。

【追加トリビア①】ここが違う!インド版「巨人の星」

題材のスポーツがクリケットであること以外に、他にも変更がされている。

  • 児童虐待と誤解されないように、「大リーグ養成ギブス」がバネではなく自転車のチューブ。
  • ちゃぶ台返しで飛ばされるものが、飲み物(水の入ったコップ)だけ。
  • 姉の脚が見えないようにスカート丈が長くなって、さらにスパッツを着用している。

文化の違いや宗教的な問題から、細かいところまで気を遣っていることが分かる。大リーグ養成ギブスが自転車チューブで、ちゃぶ台返しでは水だけが飛ぶ…。迫力は本家よりも劣ってしまうかもしれないが、仕方のないことなのだろう。

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【追加トリビア②】こんなに人気!競技人口から見るクリケット

日本での知名度は低いが、世界的に見るとクリケットはマイナースポーツではなく、超大人気のスポーツである。

スポーツ別に世界全体の競技人口を見ると、クリケット競技者は1億数千万人と呼ばれ、この数字はバスケットボール・サッカーに続き世界第3位である。

対して、野球の競技人口は世界で3000万人程度。世界的に見ると野球のほうがマイナースポーツなのだ。

【追加トリビア③】クリケットは試合中にティータイムがある!

一般的なクリケットのルールでは午前と午後、夕方にそれぞれ2時間のプレーを行う。さらにバッターは野球と違い、10アウトで交代となる。

このように試合時間がとても長く、決着をつけるのに数日かかることが当たり前のスポーツであるため、午前と午後の試合の間に40分のランチタイム、午後と夕方の間には20分のティータイムが設けられる。

ちなみに、この休憩時間は選手と家族が一緒になってランチやティータイムを楽しむらしい。

ティータイムがあるのはなんとも紳士の国イギリスが発祥のスポーツらしいが、競技の合間に家族と一緒にランチを楽しむところは、まるで日本の運動会のようだ。

【追加トリビア④】そもそも「巨人の星」って?

日本で1968年3月30日~1971年9月18日にわたり放送され、放送後半の話の視聴率は軒並み30%超え。最高視聴率は36.7%を記録した野球アニメである。

世間ではアニメの印象が強いが、原作は「週刊少年マガジン」で連載していた漫画「巨人の星」(原作:梶原一騎、作画:川崎のぼる)である。

「ちゃぶ台返し」・「大リーグ養成ギブス」・「大リーグボール」など数々の名言を生み出した。

放送当時は社会現象にもなり、続編の製作や再放送も数多くされている。10代や20代の若者も、元祖スポ根アニメの走りでもあり、金字塔としてこの名前を聞いたことがあるのではないだろうか。

大まかなあらすじは、主人公の星飛雄馬(ほしひゅうま)が、元巨人軍の父親・星一徹(ほしいってつ)にスパルタ的な英才教育を施され、「大リーグボール」と名付けられた魔球を武器に花形満(はながたみつる)などのライバル達と戦って成長していく物語だ。

トリビアまとめ

インド版の「巨人の星」についての雑学をご紹介した。日本のスポーツアニメが海外でリメイクされることは多々あるが、その中でもスポーツの題材自体を変えてしまうのは本作くらいではないだろうか。

なかなか思い切ったリメイクをした「スーラジ ザ・ライジングスター」であるが、気になるインドでは視聴率0.2%程度らしい。

日本人の我々の感覚からすると少ない印象だが、700チャンネルもあるインドのテレビからするとかなり健闘しているようだ。キャラクター商品もすでに日清とコラボし、インスタントラーメンが発売されている。

筆者が調べたところ、日本でもTSUTAYA TVやニコニコ動画などで有料レンタルができるようなので、興味がある方はご覧になってはいかがだろうか。

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