みかんの皮をむいたときに見える、あの白い筋。キレイに取って食べる人もいれば、特に気にせず食べる人もいる。
小さい頃、几帳面に白い筋をひたすら綺麗に取り除いていたら、「白い筋まで食べたら綺麗になれるよ」と、おばあちゃんに言われた記憶がある。
みかんの白い筋には、名前があるのだろうか? 昔、おばあちゃんが言っていたように、あの白い筋には、美容効果があったりするのだろうか。
今回は、日本の冬には欠かせないみかんの雑学を紹介しよう!
【食べ物雑学】みかんの"白い筋"の名前と栄養は?
【雑学解説】みかんの白い筋の名前は…「アルベド」
みかんの皮を向いたときに見える、あの白い筋の名前は「アルベド」という。甘酸っぱい果実からは想像できないほど、カッコいい名前がついている。余談だが、みかんの皮の外側は「フラベド」という。こちらもまたカッコいい。
「アルベド」は、ラテン語で「白さ」を意味する「albedo」からきている。「アルベド」と聞いて、アニメのキャラクターを思い浮かべた人もいるのではないだろうか。そのほとんどが、白い髪をしていたり、白い服を着ていたりするキャラクターである。
アルベドは、「ヒゲ」「しぶ」「綿」等、地域によって様々な呼び方がある。まぁ、私の周りでは、白い筋やヒゲ等と呼ぶことが多く、「アルベド」なんて名前で呼んでいる知り合いはいないが…
【追加雑学①】みかんの筋「アルベド」には栄養素がたくさん
みかんの白い筋には、食物繊維が豊富に含まれている。また、ポリフェノールの一種である「ヘスペリジン」という成分も含まれおり、これが特に身体に良いと言われる所以である。
ヘスペリジンには、毛細血管を強化する効果があると言われており、ビタミンCと一緒に摂取することで、コレステロールを低下させる作用もある。
食物繊維には、便秘解消・整腸作用が期待できるから、女性に嬉しい効果ばかりである。小さい頃聞いたおばあちゃんの言葉は本当だった!
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【追加雑学②】みかんの白い筋「アルベド」を簡単にキレイに取る方法
みかんに白い筋があると食べづらいが、うまく取れないし、めんどくさい。それでも中には、どうしても綺麗に取って食べたいと思っている人もいるだろう。
ここでは、みかんの白い筋を簡単に綺麗に取る方法を3つのステップで紹介する。
- ステップ1. 鍋にお湯を沸かし、みかんを3〜5分ほど浸す。
- ステップ2. みかんを取り出し、氷水で冷やす。
- ステップ3. みかんの皮をむく。
以上の3ステップで、ある程度みかんの白い筋は綺麗に取ることができる。
この方法を実践した動画を発見!
しかし…みかんを数個食べるためだけに、お湯を沸かさなければならない。こっちの方がめんどうではないだろうか…。
みかんの雑学まとめ
今回の雑学では、みかんの白い筋について詳しく解説した。何気なく取り除いて捨ててしまったり、気にせず食べてしまう白い筋に、「アルベド」なんてカッコいい名前がついていたとは、知らなかった。
栄養素が豊富なら、気にしすぎずに、そのまま食べるようにしよう。しかし…毎年1個くらいは、ピカピカに綺麗にむいてみたいとも思う。
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