朝食はパン派、という人は多いのではないのだろうか。そして、パンといえばマーガリン! 毎朝お世話になっている人もけっこういるはず。
そんな全国マーガリン消費者にとって驚きの事実がある。なんと、アメリカではマーガリンが禁止されているというのだ。
これを知ったら明日からマーガリンを食べられなくなってしまうかもしれない…!? 今回はマーガリンにまつわる驚きの雑学を紹介していく!
【食べ物雑学】アメリカでマーガリンが禁止されている理由とは?
【雑学解説】アメリカではマーガリンに含まれる「トランス脂肪酸」を禁止している
みなさんは「トランス脂肪酸」をご存知だろうか?
「トランス脂肪酸」とは、クッキーやケーキ、冷凍ピザなどに含まれる不飽和脂肪酸の一種である。「トランス脂肪酸」には天然のものも存在するが、今回問題なのは、人工的につくられた「トランス脂肪酸」である。
「トランス脂肪酸」は、悪玉コレステロールを増加させ、善玉コレステロールを減少させるといわれ、医学界では長年、摂取するべきでないといわれてきた。
そんな「トランス脂肪酸」が多く使われているのがマーガリンなのだ。そのためアメリカでは禁止されている。
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【追加雑学①】マーガリンとバターの違いは?
マーガリンとバターの違いはなんなのか。バターだったらいいのか?
- バターは、乳牛のミルクの脂肪分を攪拌(かくはん)し、分離、固体化させた食品。
- マーガリンは、食用油脂などの原材料を混ぜ合わせた加工食品。
バターと比べ、マーガリンのほうが味はあっさりとしており、価格的にも安いものが多い。
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【追加雑学②】お菓子の材料「ショートニング」にもトランス脂肪酸
ケーキ・パン・クッキー・アイスクリームといった食べ物にもトランス脂肪酸が含まれている。
これはお菓子やパンの材料でもあるショートニングやファストプレッドにトランス脂肪酸が入っているためである。これらの食べ物が大好きだ、という方は今後注意したほうがいいかもしれない…。
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「マーガリンとトランス脂肪酸」の雑学まとめ
今回は、アメリカで禁止されているマーガリンについての雑学を紹介した。朝はパン派の人も、明日の朝からは、マーガリンではなくバターにしようと考えているのでは?
ちなみに、アメリカでは禁止されている人工的につくられた「トランス脂肪酸」だが、今のところ、日本では「トランス脂肪酸」を取り締まる規則はまだない。そのため、今も私たちの周りにさり気なく潜んでいるということになる。
普段何気なく口にしているその食べ物、実は危険なものかもしれない…。