武将・武士

戦国人気NO.1の織田信長の声は高かった?イケボじゃない…?

雑学カンパニー編集部

雑学カンパニーは「日常に楽しみを」をテーマに、様々なジャンルの雑学情報を発信しています。

織田信長の声は高かった?に関する雑学

最も好きな戦国武将ランキングなどで常に上位に君臨する戦国の風雲児、織田信長。NHK大河ドラマでもこれまで数多くの名優たちが演じてきた。なんと「小河ドラマ織田信長」まで存在する。

ゲームやアニメ、歴史イベントなどでもほとんどが主役扱い&イケメンが演じることも多く、織田様にお目にかかれるならホトトギスになってもいいわ♡ と、にわか歴女もうっとり。当たり前のようにかっこ良く演出されているため、イケメンでイケボイスのイメージ。

しかしながら、歴史上残されている彼のフェイスは、作品で描かれているそれらとは全く違い、声もまた…? 戦国時代にどんな声が響いていたのか、今回は織田信長の声にまつわる雑学を紹介しよう!

【歴史雑学】声優もビックリ。織田信長の声は高いわ響くわ…

秀吉くん
殿は僕と違って人気高いっすねえ…声まで研究されてるとは…!
信長さん
自分の声って言われてもなあ…。よくわからんが、イケボじゃないと思うぞ…勝手に期待値上げるな…

【雑学解説】よく通る甲高い声=織田信長の声

決して現在では聞くことが出来ない織田信長の声について、いくつかの伝説がある。

「彼の鉄砲発射の号令は、足軽たちをしばらく難聴にさせた」というものや、「500メートル先まで彼の話し声が聞こえた」など、さすがに盛ってない? と思われるが、文書としても残されており、真実に近かったとされる著書や証言がある。

江戸時代初期の俳人で数学者の松永貞徳(ていとく)は、信長のいた場所からかなり離れたところにいたにもかかわらず、信長が本能寺から内裏に移動する際にあげた怒鳴り声を聞いたと証言している。

信長の声に関するびっくりエピソード

また、松永貞徳はこんなエピソードも残している。

天正9年(1581)2月28日に、信長による騎馬武者集団の行軍を、当時11歳であった松永貞徳が観たいと言い出した。

すると周りの大人たちが「たくさんの見物人が集まるし、中にはクレイジーな人間が混じっているかも知れない、君はまだ幼く危ないから、三条衣棚(さんじょうころものたなちょう・京都)のお家で観てなさいね」と諭し、しょうがなしに自宅から見物することにした。

騎馬武者集団の行列が本能寺から道のりを経て、ようやく三条衣棚の近くを通ったとき「なぜ動かぬ! 先がつかえたのか!」という信長の大声が響き渡り、幼い貞徳はその声にびっくりして飛び跳ねたという。

どうしてこれが信長の声であるとわかったのかというと、見物人が大勢いる群衆の中、そして行列の騒音の中、デーハーな格好をした人(信長)から発せられた大声を聞いたという人がめちゃめちゃいたのだ。しかも三条衣棚から400メートル〜500メートルも離れた場所にいた人々もそれを聞いたというから、「足軽を難聴にさせた」話も真実味を帯びてくる。

別の人物の証言もある。信長や秀吉に謁見(えっけん)した宣教師のルイス・フロイスが記述した「日本史」の中で、信長との謁見記録に「丈高く、体が痩せ、ヒゲが少ない。声はなはだ高い」とあり、また「快い声だが、人並みはずれた大声を出すことがある」ともある。

これらから、織田信長の声は大きさもさることながら、遠くまでよく通る甲高い声であったということが見えてくるのだ。

信長の声は役者仕込み?

快い声ともいわれているので、大きいとはいえ、耳障りの悪い嫌な声ではなかったことが伺える。

信長は舞や芝居などの芸能を好んでいて、自身でも舞ったり芝居じみた振る舞いを行うこともあったという。役者としての発声法を身につけ、いわゆる腹から声を出す腹式発声で、大勢の観客を前にしたつもりでドラマチックに怒鳴ったり号令を出していたのかもしれない。

スポンサーリンク

【追加雑学】本能寺で「人間五十年…」ってやってない?

「人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり。ひとたび生を得て滅せぬもののあるべきか」

これは「幸若舞(こうわかまい)」という芸能の演目のひとつ、「敦盛(あつもり)」という作品の一節で、信長が好んだとされる。

ドラマや映画で一度は観たことがある方も多いであろう、本能寺で明智光秀に追いつめられた織田信長が、轟々と燃え盛る炎の中で謡い舞うクライマックスシーン。

炎の中で凛とした信長公のお姿はとても美しく、水戸黄門の印籠や遠山の金さんの桜の紋所出ましたレベルで有名なシーンだが、実際にはそのドラマチックなシーンを見たという記録はどこにもなく、創作ではないかとされている。

ただ、信長の生涯を記録した「信長公記」によると、桶狭間の出撃直前にこの一節を舞い、出陣したシーンが記録されているため、こちらの方は信憑性が高い。

歌の解釈は様々あり、人の寿命は五十年しかないし死ぬ気でやってやろうぜ、という勇ましくちょっと捨て身なものがあったり、人間界の五十年なんて天上界に比べれば幻のようなもので、この世に生まれて滅びないものなんてない、と仏教的解釈をされているものもある。

戦いを前にして、滅ぼせない敵はいないと鼓舞しているのか、自分も死ぬことがあるだろうと腹をくくっているのか、どちらにしても、戦いに挑むにあたって内に秘めたる熱い気持ちを表現したのに違いはない。

秀吉くん
殿はやっぱ絵になるっすねえ!
信長さん
そ、そう!?う、うれしくなんかないんだからっ!

雑学まとめ

今回は戦国武将人気ナンバーワンといっても過言ではない、織田信長公の知られざる声についての雑学を紹介した。

骨格から声を再現することもできるこの時代。ヒーローインタビュー時のゴジラ松井の、想像してるより高い「はい」のような、戦国時代を華麗に舞った信長ボイスを聞ける日がいつか来るのか…楽しみである。

おすすめ記事

日本初のイルミネーションは安土城で信長が行ったという雑学
コレも信長かッ!日本初のイルミネーションは安土城で行われた【動画あり】

続きを見る

いま読まれている記事

  • この記事を書いた人

雑学カンパニー編集部

雑学カンパニーは「日常に楽しみを」をテーマに、様々なジャンルの雑学情報を発信しています。

© 2020 雑学カンパニー