昨今「カロリーゼロ」の飲食物が多く出回り、それらをダイエット目的で活用している方も多くいるだろう。
何を隠そう、私も炭酸飲料を飲むことがときどきあるが、まずは「カロリーゼロ」のものを探してしまうのだ。
カロリーゼロやノンカロリーという表示どおり、まったくカロリーがないのだから、いくら食べても何本飲んでも問題ない! と考えている方がいるのではないだろうか…?
しかし実は、カロリーゼロという表示はカロリーがまったくない、つまり0カロリーを意味しているわけではないのだ!
今回の雑学記事では、「カロリーゼロ」という表示が示す本当の意味をみていこう。
【食べ物雑学】カロリーゼロとは0カロリーではない
【雑学解説】5kcal未満であればカロリーゼロと書いてもいい
「カロリーゼロ」と表示してよいかどうかの判断は、「食品表示法」という法律で定められている。
食品表示法では、以下の条件を満たせばカロリーゼロやノンカロリーの表示が許可されている。
- 飲料:100mlあたり5kcal未満
- 食品:100gあたり5kcal未満
これは、5kcalの飲食物を取り込んだとしてもわずかな量のため、体にはほぼ影響はないという理由からのようだ。
一方で、自然界に存在する甘いものには必要な栄養素が多く含まれているが、カロリーゼロの飲食物に使われる甘味料には、それらの栄養素は含まれていないことが多い。
カロリーゼロの飲食物に頼りすぎるのは避けた方がよさそうである…。
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【追加雑学①】カロリーオフとは?
カロリーゼロだけでなく、「カロリーオフ」という表示も見たことがある方は多いはず。カロリーオフとカロリーゼロとでは、何が違うのだろうか?
カロリーオフも、さきほど触れた食品表示法にて定められている。
- 飲料:100mlあたり20kcal以下
- 食品:100gあたり40kcal以下
これらの条件を満たせば「カロリーオフ」の表示が認められるのだ。
なるほど〜、カロリーゼロとカロリーオフの双方とも、表示するうえでのルールが厳密に決められていたとは…。
【追加雑学②】ノンアルコール飲料とは?
カロリーゼロとカロリーオフときたら、次に気になるのが「ノンアルコール」。本当に「アルコールがゼロなのか」だ!
法律の酒税法上ではアルコールが少しだけ含まれていても「ノンアルコール」で問題なしだが、一方でアルコールがまったく含まれていない本当に「アルコールゼロ」の飲み物もある。
酒税法上では、アルコール分1度未満の飲料をノンアルコール飲料と定めている一方、最近のノンアルコールビールなどは、文字どおり完全にアルコールゼロのようだ。
ノンアルコールと表記があったとしても、少しアルコールが含まれている場合とゼロの場合があるので、状況に応じた判断が必要であることを覚えておいてほしい。
カロリーゼロの雑学まとめ
今回は、カロリーゼロについての雑学をご紹介した。
「カロリーゼロ」は完全にカロリーがないということを意味するわけではなく、少しはカロリーが含まれる。ビビッた方もいるのではないだろうか。
カロリーゼロ食品とはいえ、過度に食べると健康に影響がありそうだ。
皆さん、バランスのよい食生活を心がけましょう!
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