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神社に聞いてみた。おみくじは結ぶのが正しい?その由来とは?

zatsugaku

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おみくじは神社で結ぶ必要がある?という雑学

鶴岡八幡宮のおみくじ

年始の初詣はもちろん、神社へ参拝する機会があれば、運試しに必ず引きたくなるおみくじ。思えば小さな紙きれ一枚で存分に楽しませてくれる、超省エネなアトラクションではないか。

家族や恋人などと一緒になって境内の木に結びつけるのも、また風情があっていい。…と、そういえば、おみくじを木に結ぶのって、どんな意味があるのだろう。「家で見返したい」といって持って帰る人もいるが、それっていいのか?

そんなおみくじにまつわるトリビアに迫ってみたところ、これは昔の人が考えた、神様への敬意の表し方のひとつだったぞ!

【歴史雑学】おみくじは神社で結ぶ必要がある?

木に結ぶのは神様に気持ちを伝える一手段。絶対条件ではない。

【雑学解説】おみくじを木に結ぶ風習は「自然=神様」という認識から

おみくじを木に結ぶ習慣ができたのは、江戸時代ごろの話。どうして木に結ぶようになったかというと、当時の人たちが神様との繋がりを求めたからである。

神社、つまり神道の風習では、神様はあらゆる自然と一体だと考えられている。自然は農作物や水資源など、あらゆる面で我々に恵みを与えてくれるが、同時に、自然が起こす災害はときとして神の祟りなどといわれることもあった。

自分たちの生活に強い影響を及ぼすものとして、当時の人々に自然=神様という認識が広がっていったのだろう。境内の木にしたって、それは例外ではない。

悪い運勢をお祓いするために、神様にお願いの意味でおみくじを結ぶ者もいれば、神様に感謝の気持ちを届けたいという気持ちで結ぶ者もいる。

そしてこれは神様と繋がるためのひとつの方法であって、絶対条件ではない。神様は境内の木だけではなく、あらゆる自然に宿っているからだ。

またおみくじは運勢というより、本来は神様からのアドバイスなので、手元に置いて見返したいという人も当然いた。要は決まりなどなく、おみくじができた当初から、楽しみ方は人それぞれだったということだ。

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照國神社もお墨付き!

実際に「おみくじは結ばずに持って帰っても大丈夫なのですか?」と、神社に問い合わせてみたところ、電話先の巫女さんも案の定の回答をしてくれた。

「大丈夫です。おみくじは神様からのアドバイスで、こうすれば良くなりますよ、ここに気を付けて、というお告げのようなものなのです。お持ちになって、ぜひ参考にしてみてください」

…とのことだ。ちなみに問い合わせ先は鹿児島県の照國神社。西郷隆盛が忠義を誓った、島津斉彬公(しまずなりあきらこう)が祀られている神社である。

筆者は2018年に放送されたNHK大河ドラマ『西郷どん』の大ファンで、この神社にも参拝したのはもちろん、おみくじも買った! 問い合わせるなら絶対にここだと決めていたのだ。

以下の動画では照國神社の境内が紹介されている。島津斉彬公の像も、凛とした佇まいで出迎えてくれるぞ!

【追加雑学】結ぶ場合は利き手と反対の手で

おみくじを木に結ぶ場合は、利き手と反対の手…つまり右利きなら左手、左利きなら右手で結ぶのがオススメである。

利き手と反対の手で結ぶことには「困難を達成する」という意味があり、おみくじの不安な記載や、凶や大凶といった不吉な運勢を吉に転じてくれるいわれがあるのだ。良い運勢だったとしてもせっかく結んで帰るなら、あやかっておかない手はない。

また持ち帰った場合、古いおみくじの対処に困る人もいるだろう。財布や手帳から何年も前のおみくじが出てきた経験は筆者もある。なんだか罰当たりな気がして、捨てるにも捨てられないものだ。

こういったおみくじは、神社に返納しにいくのが一般的である。返しに行く神社はどこでも大丈夫。「納札箱」のようなものが境内に設置されているはずだぞ!

雑学まとめ

おみくじは神様からのアドバイス。木に結ぶのは、それを受けてのひとつの行動に過ぎない。どんな方法であれ、お告げを真摯に受け止め、生活に役立てていくことが大事なのだ。

それを踏まえれば、結果に関わらずありがたいものだと、おみくじの受け取り方も変わってくるのではないか。来年はますます、年始のおみくじが楽しみになる筆者であった。

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