皆さん、コーラは好きだろうか? あの甘味や炭酸とカフェインによるガツンとくる刺激は癖になる。大事な仕事の前は、コーラで気合いを入れる社会人の方も少なくないだろう。
そしてそのコーラの代表格といえるのが、ペプシコーラ。コカコーラと並んで、コーラ界の二大巨頭といってもいいだろう。
そんなペプシコーラだが、もともと医薬品として開発されていたようだ…。今回の雑学記事では、その噂を検証してみた。
【食べ物雑学】ペプシコーラの由来とは?
【雑学解説】胃薬から誕生したペプシコーラの由来
コーラの薬臭さが気になる方も多いと思うが、薬臭いのは、ペプシはもともと胃薬として開発されていたのだから当然のこと。そもそもペプシという名称も胃の消化酵素「ペプシン」からきているのだ。
もともと胃薬だったこともあり、二日酔いにペプシが効くとの口コミもみかける。開発当時とは成分が変わってしまったので、本当に二日酔いに効くのか、その効果は定かではない。もし興味がある方はご自身で試してほしい。
コーラを飲んだときの刺激感は、胃に悪そうだなと考えていたが、まさか逆に胃の不調を改善するために作られたとは驚いた。
ペプシコーラとコカコーラの違いは?
さて、コーラといえばパッと思い浮かぶのが、ペプシとコカコーラの2つだろう。この2つは味も似通っているように感じるが、実は決定的な違いがあるのだ。
ペプシのほうがコーラよりも砂糖やカフェインを多く含み、甘みが強くカロリーが高いというのが特徴だ。そのため、ペプシとコカコーラを名前を隠して飲み比べをしてもらうと、ペプシのほうが美味しいと感じる人の割合は多いようだ。
ペプシとコカコーラにどんな成分が入っているか、どんな配合をしているのかといった情報は企業のトップシークレットとなっているので、味付けに関して断定的なことはいえないのだが…。
ペプシがもともと胃薬だったとしたら、コカコーラも、もともとは何かの薬だったのか? そういった疑問をもった人は非常に鋭い視点の持ち主だ。
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【追加雑学①】コカコーラの由来とは?
コカコーラは頭痛に効く風邪薬として、1886年にアメリカの薬剤師のジョン・ペンバートンによって開発された。なんでも、風邪用のシロップを作っていたところ、誤って炭酸水が混入してしまったことをきっかけに生まれた、偶然の産物だったとのこと。
そしてコカコーラの「コカ」とは「コカイン」から来ている。つまり、当時のコカコーラには麻薬のコカインが含まれていたのである。1903年ごろに法律でコカインが禁じられるまでは、普通に薬局でコカイン入りのコカコーラが販売されていたのだ。
今の常識で考えれば恐ろしい話だが、法律や常識は時代によって変わるもの。
コカインの原料であるコカの葉っぱには鎮痛成分があるので、頭痛を抑えるために役立てられたのだ。今のコカコーラは、コカインの代わりにカフェインが含まれている。
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【追加雑学②】コーラを飲みすぎると骨が溶けるって本当?
骨の主成分は皆さんご存知の通りカルシウム。このカルシウムは体のなかでは生成できず、食べることで体外から摂取するしかないのだが、酸に弱い。酸性が強い液体につけておくと骨が溶けてしまうという現象が起こる。
この性質のために、炭酸飲料のコーラを飲みすぎると骨が溶けるという噂が流れているのだが、直接的に骨と触れ合うわけではないので、骨が溶けるほどの事態は起こらないと考えられている。あくまで迷信程度の噂なのだ!
ペプシコーラの雑学まとめ
今回はペプシコーラについての雑学をご紹介した。
あのスカッとした甘みが美味しく、いくらでもゴクゴク飲めてしまうペプシコーラ。実はもともとは清涼飲料水ではなく、胃薬の用途で作り出されていたのだ。だから薬臭いのだし、二日酔いにも効能があるとまでいわれているのだ。
薬として発売されたのはペプシの最大のライバルであるコカコーラも同様。こちらはもともとは麻薬のコカインも含まれていたのだから、実は恐ろしいドリンク。まあ今はカフェインに代替されているので、安心して飲んでいただきたい。
昔のペプシのCMのキャラクター・ペプシマンだ。ご存知だろうか? 2分15秒あたりの映像は完全に狙ってるだろと思わざるを得ない演出で、とてもシュールである…
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