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飛行機のパイロットのトイレ事情とは?コックピットにはありません

雑学カンパニー編集部

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飛行機のパイロットは客席のトイレを使用しているという雑学

飛行機に乗るのはいくつになってもワクワクする。空を飛んで移動するという、ロマンあふれる体験をさせてくれる乗り物なのだ。

飛行機ではトイレに行くだけでもドキドキしてしまう。トイレ中に何か起きるのではという不安や、トイレの空いたタイミングで行きたいという気持ちから緊張してしまうのである。

トイレについて悩んでいると、パイロットはどうしているのかと気になった。まさかコックピットにトイレがあるのか? そこで今回の雑学では、パイロットのトイレ事情を調べてみた。パイロットのトイレ中には、恐ろしい事件も起こっていたぞ…!

【生活雑学】飛行機のパイロットのトイレ事情とは?

孫ちゃん
飛行機のパイロットって、トイレ行きたいときどうしてるんだろ。操縦席にトイレってあるの?
おばあちゃん
乗客が使っていないときに、コックピットからいちばん近いトイレを使ってるらしいよ。乗客と同じトイレってことだね。

【雑学解説】パイロットはコックピットから近いトイレを使う

パイロットはコックピットから近いトイレを使うという雑学

飛行機のパイロットは特別な存在だ。飛行中にパイロットの身にもしものことがあれば、飛行機が墜落しかねない。パイロットはコックピットにいることで操縦に集中できるだけでなく、ハイジャックなどの襲撃から身を守ることもできるのだ。

しかし、パイロットだって人間なのだから、トイレに行きたくなることもあるだろう。飛行中にトイレに行きたくなったらどうしたらいいのか。そもそもコックピットにトイレはあるのか?

調べてみると、残念ながらコックピットにトイレはないことが判明した。短時間のフライトならば事前にトイレを済ませておけばいいが、飛行機には長時間のフライトもある。外国へ行く路線などは、トイレを我慢するのは無理だろう。

では、パイロットはトイレ問題をどうしているのか? 実は、パイロットは客席のトイレを使用しているのだ! 乗客が使用していないタイミングで、コックピットから最も近いトイレを使っているのである。

孫ちゃん
え~?じゃあもしひっきりなしに乗客がトイレ使っちゃってたら、その間ず~っとガマンしてなきゃいけないの!?うわ~、大変。

コックピットにいるパイロットが、なぜ客席のトイレが使用中かわかるのか。最近の飛行機では、コックピット内にトイレが使用中か確認できるランプがついているのだそう。コックピットにはそんなランプまであるとは、意外な発見だ。

おばあちゃん
新幹線も、車掌室用ではないけどトイレ使用中のランプがあるね。あんな感じなのかねぇ。

【追加雑学①】トイレに行っている間は酸素マスクをつけて操縦する

トイレに行っている間は酸素マスクをつけて操縦するというトリビア

パイロットがトイレに行ってしまったら、操縦は誰がするのかと不安な人もいるかと思う。多くの飛行機では、機長と副操縦士の2人体制で操縦が行われている。

長距離の路線では交代のパイロットもおり、3人体制で運行する。機長と副操縦士のどちらかがトイレに行っても、残ったパイロットが操縦を行うのだ。

そしてコックピットに残って操縦を行うときには変わったルールがあり、酸素マスクをつける。なぜ酸素マスクをつけるのかというと、飛行機の故障などの不具合があり、コックピット内の酸素濃度が低下したときのためだ。

1人で操縦をするパイロットが酸素マスクをつけるのに苦戦して意識を失った場合、操縦する人がいなくなる危険性がある。そういったもしものときに備えて、酸素マスクをつけるよう定められている。

孫ちゃん
その状況を想像すると…めっちゃ怖いんですけど…。
おばあちゃん
そうそう。だからその「めっちゃ怖い」状況にならないように、酸素マスクをあらかじめつけておくってことだね。

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【追加雑学②】機長のトイレ中にコックピットが占拠されたことがある

飛行機のコックピットの扉は、ハイジャックなどで犯人の侵入を防ぐために、内側からしか開けられない設計だ。トイレに行ったパイロットは、コックピットにいるパイロットに扉を開けてもらい中に入る。では、もしも扉が開かなかったらどうなるのか。

トイレに行った機長がコックピットの扉を開けてもらえず、中に戻れないという事件が実際に起きている。一人で残っていた副操縦士によって、コックピットが占拠されてしまったのだ。この事件について解説した、こちらの動画をごらんいただきたい。

孫ちゃん
これはひどい…。
おばあちゃん
うつ病だったっていっても、だからってほかの人を巻き込むなんてねぇ…。

ドイツの航空会社ジャーマンウイングスで起きた事件のため、「ジャーマンウイングス9525便墜落事故」と呼ばれている。副操縦士は機長をコックピットに戻れないようにしただけでなく、そのまま飛行機を墜落させたのだ…!

コックピット内の音声を記録したボイスレコーダーには、機長がコックピットに入るために扉を壊そうとする音も記録されていた。しかし扉を壊すことはできず、飛行機は墜落しアルプス山脈へと激突してしまった…。

副操縦士が病気などで意識を失った可能性も考えられたものの、精神面の不調から病院に行っていたことも調査で判明し、自殺の可能性が高いとの結論が出ている。自殺するほど追いつめられる前に、仕事を休めなかったのだろうか…。悲しい事故である。

飛行機の乗客の中には高校生16名も含まれており、まだ若い命がこのような事故の巻き添えで亡くなったことには心が痛む。必死に扉を壊そうとした機長や、墜落していく飛行機の中で何も打つ手がなかった乗務員は、さぞ無念だっただろう。

おばあちゃん
日本人も2人含まれてたらしいし、こういう事故は絶対起きてほしくないねぇ…。

雑学まとめ

飛行機のパイロットのトイレ事情とは?コックピットにはありませんというトリビアまとめ

今回は飛行機のパイロットも客席のトイレを利用していることなど、飛行機にまつわる雑学を紹介した。トイレに行くだけなのに、パイロットはこんなにも慎重な行動をとっているとは驚きだ。

機長がトイレに行ったままコックピットに戻れず、悲惨な事故も起きていた。自分が事故にあったらと考えると恐ろしい。これから飛行機に乗るときには、非常口の場所も確認し、救命胴衣の使い方などの解説ビデオもきちんと見ようと思う。

孫ちゃん
飛行機ってさ、何かあったときに逃げらんないじゃん?それがいちばん怖いよね。
おばあちゃん
事故でも事件でも、自分ではどうすることもできないからねぇ。こればっかりはもう運を天に任せるしかないよ。

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