「セーラームーン」といえば、女の子がセーラー戦士となって戦う作品である。戦う女の子の先駆者であり、今でも多くのファンから愛されている。
セーラー戦士の年齢層は広く、1番年下だと小学生、1番年上だと大学生にもなる。幅広い年齢で構成されているセーラー戦士だが、その中でもひときわ異色を放つ設定をもったセーラー戦士がいるのを知っているだろうか?
今回は、そんな異色のセーラー戦士についての雑学を紹介しよう。
【サブカル雑学】「セーラームーン」にはサイボーグ化されたセーラー戦士がいる
【雑学解説】衝撃的な過去を持つ異色のセーラー戦士
異色の設定をもつセーラー戦士というのが、セーラーサターンである土萠ほたるだ。彼女はなんとサイボーグ化されている。
というのも、幼少期の火災によって重傷を負ってしまったのだ。瀕死の状態のほたるを、父親であり研究者の土萠創一(ともえそういち)が機械と融合させてサイボーグにした。
ほたるは基本的にタートルネックに長袖といった、露出の少ない服装をしているのだが、それはサイボーグとなった自分の体を見せないためである。
「セーラームーン」シリーズはよくシリアスな展開も含まれているのだが、その中でもほたるの設定のシリアスさは、群を抜いているかもしれない。
当時はまだ小さかったので、ほたるのサイボーグ設定は覚えてなかったが、改めて見ると「なんて重い設定をもっていたんだ…」と驚いたものだ。
転生後はサイボーグ化に悩まなくて済むように
ほたるはサイボーグ化された自分の体に対して「このような体になって、生きている意味があるのか」と悩むことがあった。
しかし、物語が進んでセーラーサターンとして目覚め、敵もろとも消滅した後に、セーラームーンの力によって、ほたるは生まれ変わった。
生まれ変わったことでサイボーグ化された体ではなくなり、活発で明るい性格にもなっている。
生まれ変わる前は自身の体に悩み、どことなく影のある少女だったが、生まれ変わったことによって過去から解放されたのだ。まさにハッピーエンド。応援していたテレビの前の女の子たちも「良かったね、ほたるちゃん!」となったことだろう。
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【追加雑学】土萠ほたるは「萌え」の語源になったという説がある
実は土萠ほたるは、「萌え」の語源になったという説がある。「萌え」というと、よくオタクが好きなキャラクターに対して、言いようのない好意を表現する際に使う言葉だ。
土萠ほたるの儚げでどことなく不幸な設定やキャラクター性から、「萌え」という言葉が生まれたのではないか? と考えられている。ちなみに、ほたるの名字である「土萠」の「萠」は、「萌え」の別の書き方だ。
このほかにも、「天才てれびくん」で放送されていたSFアニメ「恐竜惑星」のキャラクター・萌が「萌え」の語源となっているという説もある。
厳密な語源については諸説ある「萌え」だが、「セーラームーン」がオタク文化にも影響を与えている可能性があるのは、なかなか面白い。「セーラームーン」の影響力の強さを感じることができる。
雑学まとめ
今回は異色のセーラー戦士「土萠(ともえ)ほたる」についての雑学を紹介した。
幅広い年齢がセーラー戦士になっているのも、今で考えれば衝撃的だが、サイボーグ化されたセーラー戦士がいたというのも驚きだ。
サイボーグ化の設定はのちになくなるものの、土萠ほたるの悲劇性を表すには充分なスパイスとなっていただろう。
最後は土萠ほたるがサイボーグから生まれ変われて本当に良かった。また久しぶりにセーラームーン見返したいな。
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