体の仕組み

衰える順番がある!五感のなかで年をとっても元気な感覚はなに?

雑学カンパニー編集部

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人間の五感の中で年をとっても衰えないのは何?に関する雑学

最近白髪増えたな~やせにくくなったなあ~なんて、ふとしたときに年を感じることってあると思う。

でも、見た目は多少お金をかけたり努力をすれば、なんとか若く見せることはできるが、体に備わっている感覚「五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)」の衰えをコントロールすることは簡単ではないらしい。

五感は、人間が危険を察知するための大切なセンサーのようなものなのに…!

しかも、早い人だと小学生のうちから衰えはじめるらしいぞ…。ならば、最後まで衰えない五感ってなんだろう!? 今回は五感についての雑学をご紹介しよう。

【人体雑学】人間の五感の中で年をとっても衰えないのは何?

科学者くん
五感って小学生から衰える人もいるんですか?!どうしよう、ボク心配になってきちゃった…。でも、五感全部衰えちゃうんですか?
ダヴィンチさん
五感が衰えるのには順番があるんだ。そして、『触覚』は年をとっても衰えないんだよ。

【雑学解説】人体の五感が衰える順番とは?

人体の五感が衰える順番についてのトリビア

五感は、人間が危険を察知するための大切なセンサーのようなもの。五感で感じ取った情報はすぐに脳に伝達され、次に行うべき行動の指令が脳から出る。

しかし、五感は年をとるごとに年々衰えていくといわれている。どんな順番で衰えていくのだろうか? 衰えやすい順にご紹介していく。

1. 視覚

機能的に、もっとも衰えるのが早いといわれているのが視覚だ。小学生の頃から近眼でメガネをかける子がいるように、視覚は早い段階で衰え始めていく。

科学者くん
近眼って視覚の衰えだったんですね!

しかし、メガネやコンタクトなどで比較的かんたんに視力矯正ができるため、視力が落ちたことだけで「視覚が衰えたなあ」とは感じづらい。

視覚の衰えを感じるのは、老眼が始まる30代後半~といわれている。

2. 聴覚

視覚の次に衰えるのが、聴覚である。聴覚も鍛えておかないと、10代後半から衰え始めるといわれている。

普段の会話やTVが、なんとなく聞き取りづらい気がするなあ…と聴覚の衰えを感じはじめるのは、60代に入ってからの人が多いそうだ。

3. 嗅覚

嗅覚は、20歳を過ぎてから衰えるといわれている。実は、嗅覚は五感の中でも謎が多く、未だに研究段階の事柄もあるそうだ。

嗅覚が衰えると、味が感じづらくなり食欲も落ちてくる。食欲が落ちると、筋力も落ちて活動量も減り、やる気もなくなる。加齢による意欲の低下は、嗅覚の衰えも一因かもしれないという。

ダヴィンチさん
嗅覚と味覚は結びついているからね…。美味しい料理は匂いも美味しいよね。

また、普段無意識にかぎわけているのが、天気の変化や朝晩などの時間の変化。これ、実は嗅覚でも感じ取っているらしい。

「あ、なんか土っぽいにおいがする、雨降るのかな?」とか、みなさんも何か臭いで天気を感じたことはないだろうか?

天気や時間帯の変化などは、目で見ればわかることなので特に気にしていなかった。嗅覚が衰えると、こういった季節の変化や時間の変化も感じにくくなるとは…。謎多き嗅覚…!

4. 味覚

嗅覚の次が味覚だ。20代後半から衰えるといわれている。

味覚には、「甘味・酸味・塩味・苦味・旨み」の5つがあるが、年をとると特に、甘味と塩味の感度が低下してくる。おじいちゃんやおばあちゃんが、「味が薄い」といい、何にでも醤油や塩をかけることがあるのは、味覚が低下したせいだ。

また、子供の味覚は大人の3倍といわれている。小さいころ嫌いだった食べ物が、大人になったら食べられるようになった! という経験をしたことがある人もいると思う。それは味覚が鈍ってきたからといえる。

科学者くん
ボク、ピーマンが苦手だけど、大きくなったら食べられるようになるのかな…?

5. 触覚

最後は触覚。触覚は60代以降も衰えないといわれている。触覚があることで、痛いとか熱いなどを感じる。いわば、触覚は身を守るために備わっているものだ。

猫をなでたり、赤ちゃんのほっぺたをぷにぷにしたり、安心できる人と手を繋いだり…何歳になっても衰えない触感は身を守るだけでなく、心も守る感覚でもある。

ダヴィンチさん
私には手を繋ぐような相手はいないからなあ…心も守られたいものだよ…。

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【追加雑学①】現代人は五感が鈍い!?

現代人は五感が鈍い!?というトリビア

身を守るために備わっている大切な五感だが、年をとるとともに衰えていくのは仕方がないことらしい。しかし、現代人は年齢とは関係なく五感が鈍くなる人が増えているというのだ。

現代社会では目や耳から入る情報(刺激)が多すぎて、脳がパンク寸前になっている。そしてパンク寸前の脳は、それ以上の情報を脳に入れないために、わざと五感を鈍らせるそうだ。

五感が鈍るとはスマホの低電力モードのようなもので、体力(バッテリー)を消耗しないように、新しい通知を受け取らず、もっている機能で最低限の活動をするということ。

情報過多な現在では、情報をシャットアウトしようとしても、スマホやパソコンを見れば興味のない不必要な情報まで目に飛び込んでくるし、街に出れば人や騒音でうるさく、休まるところがない。

そんな状態が続けば、人間の脳は疲れてしまい、ストレスを感じてしまうのだ。

科学者くん
情報っていっぱいあれば良いっていうものでもないんですね…。
ダヴィンチさん
そうだね。脳だって私たちの体のように休みが必要なんだよ。

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【追加雑学②】五感ストレス発散法

五感ストレス発散法についてのトリビア

疲れやすくなったり、ちょっとしたことでイライラしたり、必要以上に周りに敏感になってしまっている人は脳が疲れているのかもしれない。それはすなわち五感ストレス

五感の8割をしめる「視覚」を休ませることが、脳の休養につながるといわれている。スマホやTVは消し、文字を見ないようにしてみよう。空をのんびり見上げるだけでもいいし、目を閉じてしばらく静かにしているだけでも良い。

また、自分の大好きなものを食べたり、好きな匂いを取り入れたりして、脳に快楽を与えるとストレス発散になる。

触覚は、たとえばスクイーズのようなさわり心地の良い癒し系グッズを触ったり、猫や犬をなでたり、頭皮や足裏マッサージをしたりすると、気分が落ち着いてくる。ただ単純に、肌に手を当てるだけでも充分心は休まるそうだ。

ダヴィンチさん
きれいな女性が私の肌に触れてくれるだけで心が休まるんだけど、問題はその女性がいないということなんだ…。

五感が癒される動画

元医師で現ヨガインストラクターのarisaさんの動画である。四六時中五感がフル稼働で疲れているような人には、特におすすめの動画だ! ぜひ一緒にやってみてほしいぞ。

科学者くん
ダヴィンチさん、女の人はあきらめてこの瞑想をしたほうがいいですよ?
ダヴィンチさん
う…うん…。

五感を感じ、心を落ち着かせることはできただろうか? なによりarisaさんの声と笑顔に癒されること間違いなし。瞑想中にこっそり目を開けてarisaさんの顔を見るのもよし!

雑学まとめ

人間の五感で最後まで衰えないのは「触感」という雑学をご紹介した。

1日数分でいいので動物などさわり心地の良いものに触れ、癒しの時間を作るとストレス発散になるだろう。

すでに衰えはじめている、鈍くなっている五感もあるかもしれない。しかし、そのままにせず、ストレスをためない方法を見つけよう。

本来の五感の感覚を取り戻し、脳も身体もより元気にしたいものである。

ダヴィンチさん
現代はストレス社会といわれているね…。そんな中でも、心にも体にも無理のない生活を送っていきたいものだよ。
科学者くん
ボクはまだストレスとかよく分かんないですが…。ずっと楽しく元気に過ごしていきたいです!

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