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億単位…!世界一卵を生む生物は"マンボウ"【動画】

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雑学カンパニー編集部

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卵を産む数が世界一多いのは「マンボウ」という雑学

平たく大きな体に丸くかわいらしい目。そして体に似合わず小さな口。その独特なフォルムから人気がある魚。そう、マンボウである。

大きな個体だとその体長3mを超え、その体重はなんと2t以上あるものもいるそうだ。水面近くに住む表層魚であるマンボウの主食はクラゲである。2tの体であんなにふわふわしたものしか食べなくて平気なのだろうか。なんとなく心配になる。

あんなに平たいのに実はフグの仲間であるマンボウ。彼らの産卵数が半端ないというので、今回の雑学ではそれについて調べてみた。

【動物雑学】卵を産む数が世界一多いのは「マンボウ」

ウサギちゃん
マンボウの卵巣には、約3億個の未成熟卵があるといわれているんだ。
ライオンくん
3億?!半端ない数字だぞ…!

【雑学解説】マンボウの卵…実は確証があるわけではない

マンボウの卵…実は確証があるわけではないというトリビア

3億個の卵! とんでもない数である。魚卵のいくらでなじみのある鮭の場合、その卵数は1,000~6,000個といわれている。それと比べると、3億個はかなり多い。

3億個が事実なら、世界一の産卵数を誇るのはマンボウである。

しかし、実はこの説は確証があるわけではないとのこと。実際にマンボウの卵巣には多数の卵があったが、具体的な個数まではわからないのだとか。

3億粒数えるとなったら相当つらいだろうし、数え終わる前に卵が腐りそうである。実際の数が3億かどうかは不明だが、かなり多量に抱卵しているようだ。

ウサギちゃん
全長2.7mのマンボウのメスが、約8000万個の卵を持っていたっていう研究報告もあるんだ。

ちなみに、その多量の卵は成熟度に違いがあったため、マンボウは数回にわけて産卵するのではないかともいわれている。

【追加雑学①】マンボウの英名はsunfish

マンボウの英名はsunfishについてのトリビア

マンボウは英語でsunfishと呼ばれている。直訳すると「太陽の魚」といったところか。

これは、マンボウが海面に横向きに浮かんでいる姿が、太陽のように見えることからついた名前のようだ。

マンボウが海面に浮かぶ理由については諸説ある。カモメや魚に寄生虫をとってもらうため・冷えた体を温めるため・日光にあたることで殺菌するため、などの理由が考えられている。

ライオンくん
まだはっきりとした理由はわかってないんだな~。

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【追加雑学②】稚魚は金平糖のような形をしている

マンボウといったら、あの平たいフォルムが真っ先に思い浮かぶ。しかし、稚魚は全然違う形をしているのだ。

うまれたばかりのマンボウの体長は、なんと1~2mmしかない。形はフグ科だけにフグに似ており、丸型である。

そこから少し大きくなり2.5~22mmくらいになると、トゲのある甲におおわれハリセンボンのような形になる。このあたりはサイズ的にも金平糖っぽい

ウサギちゃん
あんなに大きいマンボウなのに、生まれてくるときにはとっても小さいんだね!

そして30~50mmくらいになると尾びれとトゲがなくなって、成魚と同じあの形になるのだ。生まれたばかりと成魚ではだいぶサイズ感が違うが、結構早い段階であの形になることに驚きである。

50mmくらいのマンボウを水槽で飼ったらかなりかわいいのではないだろうか。ただし、その行く末は3m。どう考えても一般家庭では飼えない…。

【追加雑学③】マンボウを食べる地域もある

マンボウを食べる地域もあるというトリビア

食卓にマンボウ。シュールな響きである。しかし、それが現実のものとなるご家庭もあるらしい。宮城県千葉県三重県などでは、普通にマンボウを食べるそうだ。

商業漁業としてマンボウ漁をすることはないようだが、他の魚をとるための網に運悪くかかってしまうマンボウが、食用として流通するとのこと。

白身で柔らかく、刺身やからあげ・天ぷらなどにして食べるとおいしいんだとか。

ライオンくん
美味しそうだな…。オレも食べてみたいぜ!

三重県紀北町にある、道の駅紀伊長島マンボウでは、マンボウの切り身が販売されている。また、道の駅内の食堂にはマンボウフライ定食もある。興味がある方はぜひ行ってみていただきたい。

【追加雑学④】マンボウの飼育は難しい

マンボウには多くの寄生虫がいることが知られている。寄生虫の多さが目にも影響を与えているらしく、マンボウはあまり目がよくない。

そしてマンボウは皮膚が弱い。小型のマンボウだと、触られただけで皮膚にあとがつくほど弱い。

目が悪く皮膚が弱いマンボウ。飼育の上で最悪の組み合わせである。なぜなら、目が悪いゆえにガラスとわからず激突し、皮膚が弱いゆえに傷ついてしまうからだ。

ライオンくん
マンボウってけっこうなドジっ子だな…。

こちらの動画でも、ゆっくりと近づいてきてガラスにぶつかる様子がわかる。勢いがあるわけではないが、小さな口に衝撃が集中していて痛そうだ。

また、マンボウはその大きさと重さ・漁業的価値の低さなどから、研究があまり進んでいない魚である。それも手伝って、マンボウの飼育は難しいといわれているのだ。

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雑学まとめ

今回の雑学で、マンボウの産卵数が本当に世界一なのか確証はないことがわかった。しかし、体のサイズから考えても、かなり多くの卵を産みそうである。

最大で3mを超える魚でも、うまれたときは数mmしかないとは驚きだった。それはできるだけたくさん卵を産んでおかないとすぐに絶滅してしまいそうだ。

逆に、稚魚がたくさん生き残ることで、3m級のマンボウが山ほどいたら海が狭くなって仕方がない。弱肉強食の海の中、マンボウの産卵数は多すぎず少なすぎずのほどよい量なのだろう。

サンマやマグロと違って、水族館で見てもおいしそうとは思わないマンボウ。いつか三重県あたりで食してみたいものである。

ライオンくん
たしかに見た目はよくないけど、でっかいから食べごたえはありそうだな!!
ウサギちゃん
そうだね、機会があったらちょっと食べてみたいね!

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