「ダニが入っているチーズがあって、そのチーズが本当においしいと視聴者さんが教えてくれました!探し回ったけど、中々見つからないの~」とあるユーチューバーさんが言っていた。
…ダニが入っているチーズ!? チーズはモッツアレラや、ピザにかけるチーズしか食べないので、そんなチーズがあることに驚いた。
一体…どんなチーズなのか…。今回の雑学記事では、このダニ入りチーズについて紹介していこう…!
【食べ物雑学】ダニ入りチーズって食べられるの?
【雑学解説】ダニが作るチーズの正体とは?
ダニは、カビによる脂肪分解を防いだり、外皮を食べたり、水分量をコントロールしてくれたりするのだ。
人の血を吸うイメージから敬遠されがちだが、そのタイプのダニとは種類も異なり、熟成にダニを使うチーズも少なくない。
またダニはチーズの表面にしか付着していないので、表面だけ削れば口にすることはない。むしろ防腐剤や防カビ剤などを使わない、より自然派のチーズなのだ。
【追加雑学①】各国の「ダニチーズ」
代表的なダニチーズであるフランスの「ミモレット」は、元々オランダの「エダム」というチーズのマネをして作られたといわれている。
2つのチーズは同じ製法で作られており、味も似ているが、見た目が全く違う。ミモレットはオレンジ色で、エダムは「赤玉チーズ」という別名があるように、外皮が真っ赤な色をしている。
他にも様々な国でダニチーズは作られている。今回はその一部をご紹介しよう。
・トム・ド・モンターニュ(フランス産)…素朴な味わいで中はしっとりしている。
・カンタル(フランス産)…フランス最古のチーズと言われている。有名なチェダーチーズのルーツにもなっており、香りはナッツのようで、味わいは新鮮なミルクの風味が残っている。
・ミルベンケーゼ(ドイツ産)…年月と共に苦みが増し、独特の風味がある。
・カブラレスチーズ(スペイン産)…青カビを使用しており、ごく一部の村でしか生産されていない希少なもの。かなり癖があり、青カビ特有の刺激も強い。
こうしてみると、チーズによって味わいや風味も全く違うのだと分かる。
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【追加雑学②】ダニチーズ「ミモレット」のおすすめの食べ方は?
ダニチーズで最も有名な「ミモレット」は、濃厚な旨味とねっとりとした食感が特徴的だ。高級な酒の肴として珍重される「カラスミ」に香りが似ていることから、日本酒のお供にと購入する人も多い。
そんなミモレットのおすすめの食べ方は、薄くスライスするのが一番手軽かつしっかりと風味を堪能できる。夜のちょっとしたおつまみにもいいだろう。
また、食事の前菜としてサラダにかけたり、朝食のパンに挟んだり、昼食のパスタにかけたりするのもおすすめだ。
さらに、ミモレットは他のチーズよりも比較的長持ちするのも特徴の一つ 。しかし、他のチーズと同様、水分・カビ・乾燥には十分気を付けなければならない。保管は冷凍ではなく、ラップをしっかり巻いて冷蔵保管がいいだろう。
ミモレットで作る「パスタケーキ」が美味しそう!!
動画に上がっていた、インスタ映えしそうなパスタケーキが非常に美味しそうだった。この動画を見てみると、ダニが作るチーズなどとは想像できない…。
ダニチーズの雑学まとめ
こんなにもダニチーズに種類があるとは…。動画を見ていると、筆者もミモレットなら美味しく食べられるのでは? とよだれが垂れそうになる。
そんなある日、筆者は「スーパーにミモレットがある」という情報を友人から入手した。食べられるかな? 美味しいかな? という不安とワクワクした気持ちを抑えきれないまま笑みをこぼし家を出たのだが…。
すべて売り切れで真顔で帰ってきたのは、つい最近の出来事だ。