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日本人だった!テレビのブラウン管に初めて文字を映したのは?

雑学カンパニー編集部

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世界で初めてテレビのブラウン管に映ったのは「イ」の文字という雑学

新たなメディアの誕生は、世界を変える大きな力をもっている。仮に、世にテレビが誕生していなかったら、私たちの生活は違うものになっていただろう。そのテレビの開発に大きく尽力したとされる人物が、「高柳健次郎」である

彼は世界で初めて、テレビのブラウン管に文字を映したとされる人物なのだ。この記事では、高柳健次郎が世界で初めて「イ」の文字をブラウンに映した雑学についてご紹介する。

【歴史雑学】世界で初めてテレビのブラウン管に映ったのは「イ」の文字

秀吉くん
世界で初めてテレビのブラウン管に文字を映し出すことに成功したのって、日本人らしいっすね。
信長さん
そうだぞ。高柳健次郎という人物が、1926年にテレビのブラウン管に『イ』の文字を映す受像実験に成功したのだ。
秀吉くん
『イ』っすか…?またどうして…。

【雑学解説】日本のテレビの礎を築いた「高柳健次郎」

日本のテレビの礎を築いた「高柳健次郎」についてのトリビア

高柳健次郎

静岡県浜松市生まれの「高柳健次郎」は、日本におけるテレビ研究の第一人者とされる人物である。1926年、浜松高等工業学校(現・静岡大学工学部)の助教授時代に、世界で初めてテレビのブラウン管に文字を映す、受像実験に成功したのだ。

実験の際、テレビのブラウン管に映した映像は「イ」の文字だったとされる。「イ」の文字は、かな文字を頭から数えた「イロハ」の「イ」から取られたものだった。下の動画は、彼の功績を紹介する動画である。ご覧いただこう。

秀吉くん
たしかに『イ』が映ってるっすね。ここまで堂々とした『イ』はそうそうないと思うっす。

実験当時のテレビの走査線は40本といわれており、かつて放映されていたアナログ放送が525本、ハイビジョン放送が1125本だったことを考え合わせると、当時の技術水準がうかがえる。

彼は後年、実験した際の心境を「頼りなさそうに揺れていたし、明るさも足りなかったが、あの時はうれしかった」と述懐したとされる。彼が考案したテレビは「高柳式テレビ」と呼ばれ、日本の3大発明の一つに数えられているという。

戦後は日本放送協会技術研究所、日本ビクター副社長などを歴任。長年にわたりテレビ放送の開発に多大な貢献をしたことが認められ、1976年には、放送文化賞受賞・1980年には文化功労者・1981年には文化勲章に選ばれた

現在テレビが視聴できるのは、この高柳健次郎のおかげなのである。先人の偉大な発明には感謝の念しかない。ありがとう、高柳先生!

信長さん
彼がいなければ、テレビの開発は遅れていたかもしれないな。

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【追加雑学】2月1日は、テレビ放送記念日

2月1日は、テレビ放送記念日についてのトリビア

もうひとつ、テレビにまつわる雑学をご紹介しよう。毎年2月1日は、テレビ放送記念日であることをご存知だろうか。なぜこの日が記念日に指定されているのか。

それは、1953年2月1日に、NHK東京放送局が日本初のテレビの放送を開始したからである。その歴史的な放送は、同年同日の午後2時に東京・内幸町にあるNHKの東京放送会館で開始された。

この放送の記念すべき第一声は、「JOAK-TV、こちらはNHK東京テレビジョンであります」だったという。また、放送があった当日には、都内7ヵ所で、開局祝賀会の模様や舞台中継・ニュース・映画などが放映されたという。

この放送を皮切りに、同年8月には「日本テレビ」、翌年の1954年3月には「NHK大阪・名古屋」などでテレビ放送が開始されたという。なお、1953年当時のテレビの受信契約数は866台、受信料は月200円だったという。放送メディアの黎明期を思わせる数字である。

信長さん
ちなみに、当時の一日当たりの放送時間は4時間程度だったらしいぞ。
秀吉くん
今じゃ24時間放送してるなんて、当時では考えられないことっすよね。

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雑学まとめ

日本人だった!テレビのブラウン管に初めて文字を映したのは?という雑学まとめ

以上、高柳健次郎が世界で初めてテレビのブラウン管に「イ」の文字を映した雑学と、2月1日がテレビ放送記念日であることの雑学についてご紹介してきた。

私たちの生活に多大な影響を与えている「テレビ」。現在はネットやスマートフォンにお株を奪われた感があるが、高柳健次郎が受像を成功させたテレビは、現在もなお、私たちの生活に大きな影響力をもっている。彼の功名は決して忘れられることはないだろう。

信長さん
あんな小さな箱の中で、人や風景が本物のように動くんだからな…テレビは本当に偉大な発明品だと思うぞ。
秀吉くん
わざわざ芝居を見に出かけなくっても、家で娯楽が楽しめるなんてホント画期的っすよね!

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