悪の宇宙人や怪獣と戦う正義のヒーローといえば…そう「ウルトラマン」である。ウルトラマンは円谷プロによって昭和の時代からいくつものシリーズが発表されている特撮ヒーローだ。
令和最初のウルトラマンとして発表された「ウルトラマンタイガ」も昭和ウルトラマンの設定を引き継いでいる。まさに世代を超えて愛されるヒーローといえるだろう。
そんな「ウルトラシリーズ」だが、実はその第1作目にはウルトラマンが登場しないことをご存知だろうか。え? どういうこと? と驚いた人もいるだろうが、ウルトラ怪獣マニアである筆者がこの雑学を解説していくので、ぜひ見ていってもらいたい!
【面白い雑学】「ウルトラシリーズ」の第1作目にはウルトラマンは登場しない
【雑学解説】「ウルトラシリーズ」の第1作目は「ウルトラQ」
よく誤解されているが「ウルトラシリーズ」の第1作目は「ウルトラマン」ではない。その前身作品として「ウルトラQ」という特撮ドラマがあるのだ。
この作品にはウルトラマンという巨大ヒーローは登場しない。そのため、以後のシリーズは「ウルトラマンシリーズ」ではなく「ウルトラシリーズ」と呼ばれている。
「ウルトラQ」は1966年に放送された円谷プロ制作の特撮ドラマだ。その内容は正義のヒーローが悪を倒すという、いわゆる勧善懲悪のストーリーではなく、さまざまな怪事件に人々が巻き込まれるといったもの。当時はモノクロ映像だったこともあって、ホラー映画さながらの雰囲気がある。
そんな現代のウルトラマンのイメージとは違うテイストの作品だが、作中で起こる怪事件には怪獣や宇宙人が関係しており、後につながる設定も豊富だ。
マニアックな話になるが、ウルトラマンの永遠のライバルとして有名な「バルタン星人」は、ウルトラQに登場した「セミ人間」という怪人が原型といわれている。
ちなみに「ウルトラQ」は放送当時はモノクロ映像だったが、最新鋭の技術により「総天然色ウルトラQ」としてカラー作品となった。DVDやブルーレイで市販されているので、興味のある人はぜひ視聴してみてほしい。
スポンサーリンク
【追加雑学】ウルトラマンが忍者として活躍する漫画がある
ウルトラマンつながりでもう1つ皆さんに紹介したいものがある。その名も「ウルトラ忍法帖」だ。これは名前の通りウルトラシリーズに出てくる各ウルトラマンや怪獣が忍者として活躍する漫画である。
「ウルトラ忍法帖」は御童カズヒコ氏によって1992年から少年コミック雑誌「コミックボンボン」で連載がはじまった。
歴代のウルトラマンや怪獣たちがさまざまな設定でコミカルに描かれており、当時の小学生を中心に人気を誇っていた作品だ。かくいう筆者も子供のころ、毎月欠かさず愛読していたほどである。
江戸時代風の世界で、ウルトラマンたちが忍者としてドタバタ劇を繰り広げていたストーリーはとても面白かった思い出だ。皆さんのなかにも、知っている人が少なからずいるかもしれない。
すでに連載は終了しており、連載していた「コミックボンボン」も事実上廃刊となってしまったので、今となってはなかなか読むことはできない。(筆者は当時購入したコミックホンボンを捨ててしまって後悔している)
もし街のどこかで「ウルトラ忍法帖」の単行本を見つけたときはぜひ手にとってみてほしい。
「ウルトラシリーズ」の雑学まとめ
今回はウルトラマンにまつわるマニアックな雑学をお届けした。
子供から大人まで世代を超えて愛される「ウルトラシリーズ」、その作品の第1作目に肝心なウルトラマンが出てこないのは、今の世代には意外だったのではなかろうか。
ウルトラマンにはわりと深いストーリーもあるので、けっこうな大人だという皆さんもこれを機会にシリーズを見直してくれたら幸いだ。
フォッフォッフォッフォッフォッ!
おすすめ記事
-
平田昭彦は特撮最強の男。ゴジラとゼットンを倒した名俳優!【動画】
続きを見る
-
萌えない。ツインテールの髪型の由来はウルトラ怪獣だった…。【動画】
続きを見る