突然雨が降ったとき、近くのコンビニや駅でビニール傘を買ったことがあるという方は多いだろう。今では普段使いでもビニール傘を活用している方も多い。
ビニール傘は値段も手ごろで軽く、万が一盗難にあったときのダメージも少ない。そのためすぐ壊れると考えるが、実際使ってみると想像以上に丈夫な出来である。
私もかなりお世話になっている。急遽必要になって購入することもあるし、急な雨にも対応できるように車に乗せている。
そんなビニール傘だが、柄のところに「APO」や「EVA」というアルファベットが付いているのを見たことがあるだろうか。あのアルファベット、実は商品名ではなかったのだ。
そこで今回の雑学では「APO」や「EVA」の意味についてご紹介していこう!
【生活雑学】ビニール傘に書いてある「APO」と「EVA」の意味は?
【雑学解説】ビニール傘に書いてある「APO」と「EVA」の意味は?商品名ではない!
あんなにでかでかとわかりやすく書いてあるのだから、間違いなく商品名だろうと思っていた。しかしあれは商品名ではない。
「APO」は「Amorphous Polyolefin」の略、日本語では「非晶質ポリオレフィン」という材質の名前だそうだ。
また「EVA」は「Ethylene Vinyl Acetate」の略、日本語では「エチレンビニールアセテート」という、こちらも材質の名前である。
ジャイアント馬場さんの熱狂的ファンが作り出した「あぽぉ」という商品や、エヴァンゲリオンが好きすぎて傘にまで名前を付けた「エヴァ」という商品なわけではなかった。
この事実、いったいどれだけの人が知っているのだろう。
【追加雑学①】「APO」と「EVA」は環境にやさしいビニール傘だった
「APO」と「EVA」の正式名称がわかったが、どちらとも英語でも日本語でも聞きなれない言葉である。簡単にいうとどちらも環境に配慮した材質ですよーというものらしい。
燃やしたときに有害なガスを発生させることなく償却することができる材質で、環境にやさしい。
であれば「ECO」と書いてくれた方が、大半の人にわかりやすく伝わったのではないかとも思うが、そこは色々と大人の事情があるのであろう。
今後は「あぽぉ」と「エヴァ」は「エコ」だったと、ぜひ皆さんには認識していてもらいたいものである。
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【追加雑学②】「APO」ビニール傘は実はセブンイレブン限定
さて、そんな「APO」傘であるが、実はセブンイレブン限定の商品だというからおどろきだ。
普段どこで買ったビニール傘であるかなんて考えたことはなかったが、「APO」と書いてあれば確実にセブンイレブンで買ったことがわかる。
ここにも実はしっかりと商品戦略があるとのことで、「ECO」ではなく「APO」と記載することでセブンイレブン限定の商品だということを認識してもらいたいという意図がある。
うん、それならもはや「セブンイレブン」と書いたらいいのではないか…と戦略しらずの一般人の私は思うわけだが、そういうわけではないらしい。
とにかく、「APO」はセブンイレブン限定なのである。次回から突然の豪雨に見舞われたときには、ぜひ近隣のセブンイレブンを探してみてほしい。たとえ近くに別のコンビニがあったとしても、少し遠くのセブンイレブンで「APO」傘を買うことを推奨していきたいと思う。
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色でサイズの違いまで分かるようになっている
さらに驚くことに、この「APO」の文字の色で傘のサイズまでわかるようになっているそうなのだ。「APO」の文字が青の場合は65cm、そうでない場合は60cmであるとのこと。
「APO65」とか「APO60」ではだめだった理由はわからないが、偉い人たちが決めたんだからこれでいいのだろう。
雑学まとめ
いかがだっただろうか。今回の雑学ではビニール傘の「APO」と「EVA」について調べてみた。
調べれば調べるほど奥が深いビニール傘。普段何気なく使っているという方も是非一度しっかりと自分のビニール傘を調べてみてほしい。
ちなみにこのビニール傘に雨音が当たる音はとても癒されるのでおすすめだ。聞いていると寝てしまいそうになるのでぜひ睡眠導入としても使ってみてはいかがだろうか。
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