みなさんは競馬場に行ったことがあるだろうか。
もしかしたら目を血走らせた人が馬券を片手に阿鼻叫喚しているイメージをもっている人もいるかもしれない…。そんな人は昔もいなかった…と思うぞ。
しかし! 競馬場が中年のたまり場なんてもう古い! 今や家族で遊べる場所またデートスポットになり、そして観光名所でもあるのだ。
もし、まだ足を運んだことがない人はぜひ近くの競馬場に行ってみてほしい。特に大きなレースがあるときに行けば、盛大なファンファーレや、最大10万人以上で行われる手拍子や合いの手に興奮すること間違いなしだ!
しかも! 世界に目を向ければ日本の競馬場に以上に、インスタ映えする競馬場がたくさんあるのだ。その中になんと…氷上につくられた競馬場があることをみなさんはご存じだろうか。
今回はそんな競馬場に関する雑学を紹介していこう!
【スポーツ雑学】スイスの「サンモリッツ競馬場」は凍った湖の上にある
【雑学解説】その名も「ホワイトターフ」
サンモリッツはスイス南東部、アルプス山脈の南部に位置しており、あの有名なレーティッシュ鉄道の発着駅がある街だ。標高も1800メートル以上と高く、冬場の気温は−20℃くらいになる。湖が凍ってしまうのが当たり前なくらいの寒さだ…。
そこにあるサンモリッツ競馬場。この競馬場の立地もすごいが、毎年2月の第1・第2・第3日曜日の3日間しか開催されない珍しさも相まって、世界中の人々が訪れる観光名所になっている。
まさか氷の上!?馬は一体どこを走るのか?
しかし、「そんな自然にできた氷の上を馬が走れるのか!?」という疑問がでてくるだろう。もちろん、馬は繊細な生き物なので、硬い氷の上を走らせるわけにはいかない。
そのためサンモリッツ競馬場はサンモリッツ湖の氷上に、クッションとして雪が敷き詰められる。湖にできる氷の厚さも30センチ以上になるので、割れる心配もない。
そんな雪の絨毯が敷かれた競馬場であるサンモリッツ競馬場は別名「ホワイトターフ」とよばれているのだ。白い芝とは…なんて詩的な表現なんだ…。
日本からもホワイトターフを訪れるためのツアーが組まれているので、お金と時間に余裕があれば…ぜひ行ってみたい!
【追加雑学①】実際に氷上競馬場を見てみよう!
といっても…そんなにお金もないし…ヨーロッパに行くためのまとまった休みなんてない…。そんなあなたにサンモリッツ競馬場の映像をお届けしよう!
まるでゲレンデで馬が走っているような錯覚が…。観客からも近くていい。ちなみにホワイトターフを走るときは馬の足を痛めないために特別な蹄鉄(ていてつ)に変えるので、競馬が好きな人はそんなところにも注目してみよう!
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【追加雑学②】世界各地の驚きの競馬文化をご紹介
世界にはまだまだ驚きの競馬のかたちや競馬場が存在するのだ!
ビーチ競馬
スペインのサンルーカル・デ・バラメダで行われるのはビーチ競馬。ホワイトターフが冬の名物なら、こちらは夏の風物詩といえるだろう。
馬が並んで走っているのが…ビーチで遊ぶカップルに見える…。もちろん水着での観戦ができるぞ!
パリオ
世界遺産の街、イタリアのシエナで行われる競馬祭り。広場に特設の競馬場を作って行われる。
街全体がお祭り騒ぎになってかなり盛り上がる。なんと記録が残っているだけで700年前から開催されている。
ハッピーバレー競馬場
香港にあるナイター競馬場である。街中にあるため、敷地がせまく、観客席がまるで高層ビルのよう。
近いうえに日本の競走馬もよく遠征に行っているので、応援に行こう!
メイダン競馬場
ドバイにある恐らく世界で一番お金がかかっている競馬場。その総工費…なんと約1000億円!
そこで3月に開催されるドバイミーティングの賞金総額は約38億5000万円。その中でもドバイワールドカップの賞金は13億2000万円!
このレースは約2分で終わるので…時給換算すれば396億円…。そんなにあるなら…1億円わけてほしい!
雑学まとめ
期間限定で開催される雪の芝での祭典、ホワイトターフについての雑学を紹介してきた。今や日本で活躍するミルコ・デムーロジョッキーもレースに騎乗した経験があり、2勝をあげる活躍をしたのだ。
競馬ファンとしては本当に時間とお金が許せば行ってみたい! もちろん競馬をあまり知らない人も、風光明媚な街なのでぜひ行ってほしい。
馬券も買えるようだし、旅先での運だめしにもピッタリだな。…でも私の運と頭の悪さは折り紙つきなので、馬券なんて買ったら…帰りの飛行機代までなくなってしまう…。そうなったら、アルプスで羊飼いをするしかないな…。
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