最近では、スマホやPCから簡単にメールを送ることができる。しかし昔はメールなんてなかった。切手を貼り、手紙やハガキをポストに投函するのが普通だった。今では利用者が減ったからか、あまり街中で赤いポストを見かけない。
それが、なんと海の中に立つポストがあるという! ジャブジャブ海の中を歩いてポストまで手紙を出しに行くのか? はたまた海水浴をする客向けのポストなのか?
今回は、「海の中に立つポスト」についての雑学を調査してみた。
【世界雑学】海の中に立つポストがある
【雑学解説】海底ポストは日本で三か所に設置されている
なんと海の中のポストとは、海の底に設置されたポストだった! 潜らないとポストまでたどり着けない。というか海の中に行くまでに手紙はびしょぬれになりそうなのだが。
日本ではどうやら3か所の海に設置されているようだ。場所は沖縄県那覇市・和歌山県すさみ町・静岡県伊東市にあるらしい。
なかでも和歌山県すさみ町の海底ポストはCMなどでも使用され、「世界一深いところにあるポスト」としてギネス認定もされている。その深さは約10メートル! かなりの深さである。
海底ポストが使用されたCMはこちら。実際にポストへ投函される場面はないが、綺麗な海中にしっかりと立つ海底ポストの姿を観ることができる。
CMでは水深10メートルという深さのため潜るのが難しく、最後はダイバーに頼むというシーンがある。かなりの深さなのでダイビングでも簡単に行くことは出来なそうだ。ダイビング初心者の方は無理せずダイビング体験やツアーなどを利用しよう。
このポストもちろん普段使うための物ではなく、どうやら町興しの一環で設置されたようで、ダイビング体験のなかに海底ポストへの投函ができるプランもあるらしい。エアメールならぬアンダーシーメール。海の中から届いた手紙ということで、受け取った側は感動してくれるかもしれない。
海底ポストに投函された手紙はダイバーが回収し、町の郵便局から全国へ配達される。海の中からの手紙を受け取るのも嬉しいが、海の中に立つポストぜひ一度見てみたいものだ。
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【追加雑学】海底ポスト用のハガキがある
海底ポストの存在はわかった。しかし普通に郵便物を持って海に潜ったら、ポストへ入れるときに濡れて使い物にならないじゃないか、と疑問に思った人は多いはず。そこはご安心を。専用のハガキが用意されていて、そのハガキに油性ペンでメッセージを書けば大丈夫だ。
専用のハガキは切手代込みで1枚200円。ただし、ポストへ投函する前に海に流さないように注意してくださいとのこと。
年賀状も海底ポストから出せる
海底ポストの利用者が最も多いのは、観光客が増える夏休みや年賀状シーズンらしい。なんと年賀状も海底ポストから出せるとのこと。真冬の海に、世界一深いところから年賀状を出す。なかなか勇気のいることだが、1年の締めくくりに挑戦したい気もする。
雑学まとめ
海底ポストについての雑学、いかがだっただろうか。近頃は、簡単にスマホや携帯からメッセージが送ることができる。しかしあえて手書きで、しかも海の中から送られたメッセージは特別なものとなるだろう。海底にポストがあるということは、もちろん海もよどみなく綺麗なのだろう。
海底ポストのみならず自然も満喫できそうである。綺麗な海をいつまでも守りたいものだ。海底ポストダイビングツアーは、ダイビングが好きな方や海が好きな方にはぜひおすすめしたい。
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