世界最強。この言葉に心惹かれない男子はいないのではないだろうか…。
その世界最強の候補に挙げられるのが、ボクシングのヘビー級王者。モハメド・アリ選手やマイク・タイソン選手らが有名だ。
ボクシングは日本でも、ロンドンオリンピックで金メダルを獲得した村田諒太選手や、まさに世界最強候補の一人にも数えられている井上尚弥選手の活躍が注目されていて、目が離せない格闘技の一つである。
ということで今回は、ボクシングに関する雑学を紹介していくぞ!
【スポーツ雑学】「チェス」と「ボクシング」を交互に行うスポーツがある
【雑学解説】世界の沸騰ワード!チェスボクシングとは一体!?
チェスとボクシング…マインドスポーツとフィジカルスポーツ。なんとなく混ぜてはいけないものを混ぜてしまう暴挙! そうすることで生まれるこのワクワク感はなんだ!
チェスボクシングは本当に何のひねりもなく、単純にボクシングとチェスを足し合わせたスポーツだ。
試合はまず、チェスのラウンドからスタートし、次のラウンドでボクシング、その次のラウンドでチェスと交互に繰り返していき、11ラウンドまで戦う。勝敗はチェスで勝っても、ボクシングで勝ってもOKだ。どちらも引き分けの場合はチェスの黒側の勝利となる。
かなり過酷なチェスボクシングの試合内容
チェスボクシングはチェスのラウンドが4分間、ボクシングのラウンドが2分間を11ラウンド繰り返す。また各ラウンドの間には1分間のインターバルが設けられている。
ここで賢いみなさんならこう思うだろう。「チェスのラウンド中に、座って休憩してるだけで良くないか?」と。リングの真ん中で、大の大人2人が机1つ挟んで向かい合っているなんて、シュールすぎるにもほどがある。
チェスなどのボードゲームは、永遠に考えることを防ぐために持ち時間を設けることが一般的。チェスボクシングもそれに漏れず、チェスの時間にただ座っている状態を避けるために、12分という持ち時間が設定されている。
簡単に言うと、チェスのラウンドで何もせず座っていると、チェスラウンドの3つ目、全体でいうと5ラウンド目で負けてしまう。冗談みたいなスポーツなのに、しっかりとルールが作られているためかなり過酷なようだ。最終ラウンドに近づくほど、考えることができなくなり、チェスの手は意味不明になっていく。
たしかに頭やお腹をボカボカ殴り合った後「さぁ! 考えろ!」といわれても…私ならチェスラウンドのどこかで泣く自信がある!
【追加雑学①】チェスボクシングの由来はコミックから!
この何とも奇妙なスポーツは、もともとエンキ・ビラル作の「冷たい赤道」というコミックに描かれた架空のスポーツだった。
「ギャートルズ」に出てくるマンガ肉といい、漫画の世界を現実のものにするのは本当にワクワクする!
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【追加雑学②】世界大会まで行われるチェスボクシングの浸透ぶり
どうせお遊び程度に行われるマイナースポーツなんでしょ? と思ったそこのあなた! 決してそんなことはないぞ!
チェスボクシングは、ヨーロッパではニッチなファンがおり、世界大会も開催されている。
さらに! 2004年には日本でもチェスボクシングの興行が行われたこともあるのだ! 生で見る機会があったなんて…どこまで観客が熱狂できるのか確かめてみたかった…。
しかし、時代はネット社会! 百聞は一見にしかず。第1回のチェスボクシング世界大会を見て、実際の観客の熱狂ぶりを確認してみよう。
…想像していた以上の熱狂ぶりと、想像以上のガチボクシングに、ただただ私はドン引きだ!
【追加雑学③】将棋ボクシングもある
なんと、ジャパニーズチェスこと将棋もボクシングと謎のコラボをしていた!
テレビの企画で行われたのだが、対戦カードは将棋のプロ棋士である先崎学八段(当時)vsボクシング元世界チャンピオンの井岡弘樹さん。先崎先生は漫画「3月のライオン」の監修、井岡さんは天然キャラでお馴染みだ。
注目の結果は、将棋ラウンド中に、先崎先生が残り1手で井岡さんの玉を詰ますという勝利目前のところまでいったのだが、次のラウンドで無念のKO…井岡弘樹さんに軍配が上がった。
これ正直…ボクシングが強い方が有利だよね…?
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チェスボクシングの雑学まとめ
今回の雑学はいかがだっただろうか。チェスとボクシング…出会うべきではない両者が出会うことで、チェス好きもボクシング好きも楽しむことができる究極ともいえるスポーツが誕生していた!
今後はオセロボクシングや麻雀ボクシングなど、ドンドン謎のコラボができていくかもと想像するだけでおもしろい。
ただ、私は痛いのが苦手なので、やれといわれてもどれも勘弁だ!
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