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3の倍数!ビール瓶の王冠のギザギザ数は何個?

ビールの王冠のギザギザの数は21という雑学

よく冷えたビール瓶の王冠を抜くときの「シュポッ」という音に、何ともいえない幸福感を感じる人は多い。が! そのビール瓶の王冠のギザギザを一つずつ数えたことのある奇特な方はほとんどいないだろう。

あのギザギザは正式名称を「スカート」といい、ギザギザの数は日本工業規格(JIS)によって規定されているため、どのメーカー、どんな種類のビールでもギザギザの数は21個に統一されているのだ。

この雑学を読めば、明日から王冠のギザギザを数える必要はなくなるだろう。

【生活雑学】ビールの王冠のギザギザの数は21

炭酸飲料を瓶内に閉じ込めるため、試行錯誤の末にたどり着いたのは「3の倍数」

【雑学解説】ギザギザが21個になるまで

ギザギザが21個になるまでについてのトリビア

その昔、ビール瓶のふたはワインと同様にコルク栓であったが、19世紀末、イギリスのウィリアム・ペインター氏によって王冠が開発された。

当時、スカートの数は4点で留めていたが、外れやすい・炭酸が抜けるなどの問題に悩まされ、これではまずいとスカートの数を増やすことを試みる。しかし、当時の製造技術では2点ずつ留めていくため、どうしても偶数個になってしまい、思うような成果は出なかった。

構造力学の考え方では2点・4点で留めるよりも、3点で留める方が安定性の向上がはかれる。そこで3点留めも試みるが、3点ではさすがに炭酸が抜けてしまったため、「3の倍数」として調整していき、試行錯誤を繰り返した結果、21個に行きついた。

その後も各メーカーが21個よりも最適なスカート数を探すため、スカート数の増減が繰り返されたが、21個以上の効果が得られる数は現れなかった。

日本にビールが伝わったのは明治時代であったが、その当時流通していたビール瓶もコルク栓のものであったという。ビールを飲むためにいちいちコルク栓を抜いていたら、酔いが回るより早く筋肉痛になってしまいそうなものである。

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【追加トリビア】日本ビール検定(愛称:びあけん)

日本ビール検定(愛称:びあけん)についてのトリビア

ここまで読んでいただいて、「ギザギザの数が21個だなんて、知っていてもなんにもならない」と思った方も多いだろう。しかし、そんなこともない。

日本ビール文化研究会が実施する「日本ビール検定」(愛称:びあけん)では、前述したような雑学が問題となって出題される。

もちろん、雑学だけでなく、ビールをおいしく飲むための方法・歴史・製法・原料に至るまで、ビールに関するすべてのことが出題範囲となり、3級から1級までの試験が構成されている。

この検定の受験資格は、もちろん20歳以上であること。受験料は3級で4,600円とけっこうしっかりした価格設定だが、4名以上で団体割引が使えるなど、受験料の割引制度も豊富だ。出題はマークシートをメインに、1級のみ記述・論述問題が課される。本格的だ…。3級で60%・2級で70%・1級で80%の得点率を上げることで、合格となる。

毎年1回行われるこの試験は、名物企画として「満点賞」なるものを用意している。その賞品はなんと「ビール1年分」。ビール好きにはたまらない賞品である。

試しに3級・2級の過去に出題された問題をやってみたが、まったくわからなかったので、結構高い壁なのかもしれない。興味がある方は日本ビール検定のページを見てはいかがだろうか。

トリビアまとめ

3の倍数!ビール瓶の王冠のギザギザ数は何個?というトリビアまとめ

ビール瓶の王冠についての雑学を紹介してきたが、いかがだっただろうか。ビール瓶の王冠のギザギザに「スカート」という名前があったことも、その数が21個で世界的に統一されていることも、飲んでしまえば酔って忘れてしまうかもしれない。

しかし、ペースよくビールが注げることも、飲んだ翌日に筋肉痛にならないことも、ウィリアム・ペインター氏の影の努力があったことを忘れてはいけない。それはビールを愛する人間であればなおさらだ。

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