ゴルフと聞くと、あなたは何を思い浮かべるだろうか? 紳士のスポーツ・タイガーウッズ・千葉県・某配管工兄弟などなど…
筆者がはじめてゴルフというスポーツを知ったときの第一印象は、「やたら面積の必要なスポーツだな」というものだった。ゴルフはその競技の特徴上、広大な面積がいる。打ち放題ならともかく、18ホール完備となるとそれこそべらぼうなヘクタールであーる。
そんな面積マシマシのゴルフ場。この狭い日本でどの程度の土地を占めているのだろうか? 今回はそんなゴルフ場にまつわる雑学をご紹介する!
【面白い雑学】日本のゴルフ場の総面積は住居の総面積とほぼ同じ
【雑学解説】ゴルフ場と住居の総面積の差はわずか3万ヘクタール
ゴルフ場は27万ヘクタール。住居は30万ヘクタール。単純に考えて、その差は3万ヘクタールである。ゴルフ場の総面積はあのルクセンブルク(約26万ヘクタール)よりも広い。
・・・パッとこない方のために分かりやすく言い換えると、日本の佐賀県(約24.5万ヘクタール)よりも広いのだ!
とてつもなく大きいことはわかっていただけただろうか? それでは本題。ゴルフ場と住居の総面積が同じかどうかだ。
ありがちな東京ドームで比べてみると、東京ドームの建築面積は4.6755ヘクタールなので、面積の差(3万ヘクタール)で割ると…
30000÷4.6755=6,416.426…
つまり東京ドーム約6416個分である。これを見て、ほぼ同じと思うかどうかは皆さんの肌感覚次第なところはあるが、地図から見下ろすとほぼ同じかもしれない。
【追加雑学①】ゴルフ場が一番多い都道府県は「北海道」
ゴルフ場が一番多いのは、人口と需要と土地のバランスから千葉県と思っていたが、北海道が最多と知ったときは驚いた。大変失礼ながら雪の降る北海道では、1年の3分の1もプレーできないイメージが筆者にはあった。
積雪の中でプレーする、といった嗜好もあったりするのだろうか? 全面バンカーのようでなかなかに上級者向けそうだ。こち亀ですでにやってそう。
ゴルフ場の数でいうと、北海道で169箇所。続いて、兵庫県159箇所。そして、千葉県155箇所である。千葉が3位とは。
ちなみに一番少ないのは高知県の11箇所だ。
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【追加雑学②】最も大きいゴルフ場と最も小さいゴルフ場の面積の差
国内最大のゴルフ場は北海道の「苫小牧ゴルフリゾート72」。国内最小のゴルフ場は神奈川県の「小田原ゴルフ倶楽部松田コース」という説が有力のようだ。
いずれも公式サイトにも広さは明言されていなかったので、地図測定ツールで計測。便利な世の中になったものだ。
筆者的測定結果、「苫小牧ゴルフリゾート72」が376ヘクタール。「小田原ゴルフ倶楽部松田コース」が29ヘクタール。その差はなんと347ヘクタール。
さすが北海道。ゴルフ場もでっかいどう。
【追加雑学③】最南端と最北端のゴルフ場
国内最南端は「小浜島カントリークラブ」。最北端は「ノースバレーカントリークラブ」とのことだ。
「ノースバレーカントリークラブ」については公式サイトにでかでかと明言してあるくらいの推しっぷりである。
【追加雑学④】日本で最初のゴルフ場が誕生したのは1901年
日本でも最も古いゴルフ場は「神戸ゴルフ倶楽部」。日本をこよなく愛し、六甲山に山荘「101」を建てたアーサー・ヘスケス・グルームが、同じイギリス人である友人たちとの団欒の中で「日本にもゴルフ場を作ろう」となったのだとか。
そのときグルームは50歳オーバー。何かを始めるのに年齢は関係ない。
しかも、人力でゴルフ場を作るあたりに愛を感じる。当初は仲間内のみでの使用だったので、4ホールしかなかったが、徐々に噂が広まり参加者も増えたため5ホールを増設。9ホールが完成したのは2年後、さらに1年後には18ホールになったそうだ。
こうして日本のゴルフ史は始まった。
雑学まとめ
ゴルフ場についての雑学、いかがだっただろうか。たった数人のイギリス人の愛が、100年以上経った今、27万ヘクタールにまで広がった。そう考えると、ロマンを感じないだろうか?
何事も最初の一人の情熱というものは、実に素晴らしいものだ。
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