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おはぎが由来…!"半殺し・皆殺し"は料理用語だった

「半殺し」「皆殺し」は料理の用語という雑学

「半殺し」に「皆殺し」

こんな怖い言葉を自分のおばあちゃんがつぶやいていたら、どうしよう!?

しかし、日本の各地に「今夜は皆殺しだ!」なんてつぶやいて台所に向かうおばあちゃんたちが存在するというのだ! な、なんで台所? まさか包丁!? 怖い!

今回は、「半殺し」「皆殺し」に関する雑学をご紹介するよ!

【面白い雑学】「半殺し」と「皆殺し」はおはぎ由来の料理用語

信長さん
おいサル…半殺しか皆殺しか選ばせてやろう…
秀吉くん
ひいぃぃぃぃぃ!!僕がなんかしたっすか!??
信長さん
いや、おはぎの話だ。
秀吉くん
は、はい…???

【雑学解説】おはぎの「半殺し」と「皆殺し」の意味と由来とは?

「半殺し」「皆殺し」はおはぎの用語についてのトリビア

おはぎを作るときに、もち米を半分ぐらいつぶしたものを「半殺し」、全部つぶしたものを「皆殺し」という。

「半殺し」に「皆殺し」、まさかこれが料理の用語だったなんて思うはずもない。初めてこの言葉を耳にした人は、怯えるはずだ。しかし、まさかおはぎのつぶし方だとは…

秀吉くん
これは誰でも勘違いするっすよ…

まず、おはぎを簡単に説明すると、蒸したもち米をつぶしながら俵状に丸め、お好みでつぶあん・こしあんを選び、それでもち米を包んだもの。これが一般的なおはぎだ。

では、なぜおはぎのつぶし方で「半殺し」「皆殺し」なんて言葉になったのか? 

実は「これ!」というはっきりした由来はない。しかし、発祥はどうやら徳島県のようである。

徳島県の一部の地域では、おはぎのことを「はんごろし」と呼ぶらしい。また、群馬県の一部でも「今日は皆殺しだね」などと物騒なことをつぶやきながら、おはぎを作るおばあちゃんたちが存在するらしいのだ。しかも、いまだにその言葉は使われているらしい。

なんで…なんでそんな怖い言葉にしちゃったの!?

信長さん
最初におはぎを作ったヤツが俺みたいな性格だったのか?

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おはぎの「半殺し」とは?

半殺しとは、もち米や餡を半分だけつぶした状態のおはぎのことだ。

もち米を「半殺しにする」といったら、ごはんのつぶつぶが残る程度につぶすことだし、餡を半殺しにするといったら「つぶあん」を作るということだ。

おばあちゃんが「今日は半殺しだ」とつぶやいていたら、つぶあんのおはぎが出てくるってことだ。なんだ…びっくりして損した!

秀吉くん
いや…意味がわかった今でも、おばあちゃんには言ってほしくないっすね…

おはぎの「皆殺し」とは?

皆殺しも、もち米とあんこの話だ。

もち米を皆殺しにすれば「もち」だし、あんこを皆殺しにすれば「こしあん」になる。もち米は半殺しで、あんこは皆殺し。そんなおはぎが好きな人もいるだろう。私もあんこは皆殺し派だ。

完全にもち米をつぶしたお餅にこしあんをまぶせば、あんころ餅のできあがり。

ということは、このあいだお土産でもらった、三重の「赤福」は、皆殺しの末にできたものだったんだな…っていや、やっぱり怖いって!

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【追加雑学①】落語にも昔話にも登場する、おはぎの「半殺し」「皆殺し」

落語にも昔話にも登場する「半殺し」「皆殺し」についてのトリビア

おはぎの「半殺し」「皆殺し」の昔からネタとして使われていたようで、落語や昔話にも登場する。

地方によってさまざまな言い伝えがあるようだが、大まかな話は以下のような感じだ。

昔々、旅人が宿に泊まったときのおはなし。

旅人が寝ようと身支度をしていると、宿主の話し声が聞こえてきた。「あの若いの、半殺しがいいか? それとも皆殺しか?」「若いから半殺しがいいだろう」

それを聞いてしまった旅人は、自分が半殺しにされると思い慌てふためき、眠れない一夜を過ごす。そんな旅人が、翌日、宿主からおいしいおはぎをご馳走してもらった

言葉の勘違いの笑い話だ。

まんが日本昔ばなしでは「首ひねり」というタイトルなので、気になる人はぜひ見てほしい。思わずほっこりしてしまうお話だ。

信長さん
落語は教養にもいいぞ。しゃべりもうまくなるしな。

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【追加雑学②】「おはぎ」と「ぼたもち」は同じもの?

半殺しや皆殺しで作られるおはぎだが、おはぎ(お萩)とぼたもち(牡丹餅)の違いはご存知だろうか? 実はこれらは同じもので、季節によって名称が変わるだけなのだ。

  • のお彼岸:ぼたもち(牡丹餅)
  • のお彼岸:おはぎ(お萩)

春は、小豆の粒を牡丹の花に見立てて作ったことから「牡丹餅(ぼたもち)」と呼ばれるようになったといわれている。

また、秋は「萩」の花が、小豆の粒に似ていたことから「お萩」という呼び方になったといわれている。

秀吉くん
風流っすねえ…

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おはぎはつぶあん、ぼたもちはこしあん?

おはぎはつぶあん、ぼたもちはこしあん?についてのトリビア

餡の材料である小豆は秋に収穫される。

収穫されたばかりの小豆は皮がやわらかく、ゆでてそのままつぶしても食べられることから、秋につくるおはぎの餡はつぶあんで作られていた。

しかし、春になると秋に収穫した小豆の皮は、すっかり固くなってしまっている。そのため、かつては皮を取りのぞいたこしあんでぼたもちを作っていたそうだ。

機械を使わずにこしあんを作るのは、実はものっすごく手間がかかる。簡単に「こしあんがいい♪」なんていわれたら、たしかに皆殺しにしたくなってしまうかもしれない…なんて、この動画を見たら思ってしまった。

信長さん
たしかに皆殺しにしたくなるくらいの手間だな。
秀吉くん
殿!落ち着いて!

現代では機械であんこが作れるし、小豆の保存方法や品種改良などがされたため、年中いつでもあんこが食べられるようになった。

それとともにおはぎとぼたもちの区別もなくなっていったのだろう。

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雑学まとめ

おはぎが由来…!"半殺し・皆殺し"は料理用語だったという雑学まとめ

今回は、「半殺し」「皆殺し」が料理の用語だという雑学をご紹介した。

とても物騒な言葉だが、いったい何をきっかけに「半殺し」「皆殺し」なんて言葉になってしまったのだろうか? しかし、こういった日本特有の言葉の言い回しや歴史に触れると、やはり日本語は面白いなあと感じる。

もしおじいちゃんやおばあちゃんとおはぎを食べる機会があったら、ぜひこのトリビアを話しながら食べてほしい!

信長さん
さてサル…半殺しと皆殺し、どちらを選ぶ…?
秀吉くん
そうっすねえ…こしあんが好きなんで、皆殺しで!
信長さん
ようし…わかった…
秀吉くん
え!!抜刀してる!!え!??おはぎの話っすよね!??

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