「ドクドク」と毎日動いている私たちの心臓。この心臓が止まってしまえば私たちは死んでしまう。
そんな心臓だが、この心臓はいつまで脈打つことができるのだろうか? いつまでも「ドクドク」と脈打ってくれることはあるまい。
今回はそんな心臓の限界についての雑学を紹介していこう。
【人体雑学】人間の心臓は一生でどれくらい動く?
【雑学解説】人間の心臓は一生で15〜20億回動く
人間の心臓は、一生で15億回から20億回「ドクドク」と脈打つことができると知られている。
これ以上は脈打つことが難しく、心臓は止まってしまうのだ。成人男性の脈拍は1分間に60回〜100回程度「ドクドク」しており、これを15億回程度繰り返すと一生を終える。
このことを「心拍数と寿命には反比例の関係がある」とも言うらしい。心拍数が多いと早く死んでしまう…なんとも恐ろしいことだ。
ちなみに体格が大きい人は心拍数が少ない傾向にあり、寿命も長いというデータもある。ただし肥満は不健康なため、寿命を縮めてしまうので要注意だ。
しかしそうなると、マラソン選手をはじめとしたスポーツ選手は高い運動強度のスポーツをすることから「寿命が短くなってしまうのでは?」と疑問に思うことだろう。
その点についてはまだ明らかになっていない部分が多く、「スポーツ選手=短命」とはいえない。今後の医療の発展やデータの蓄積を期待したいところである。
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【追加雑学①】哺乳類の心臓が一生で動く回数は決まっている?
人間の一生の「ドクドク」は15億回程度と説明したが、これは人間だけでなく、実は哺乳類全体に言えることだ。
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【追加雑学②】ネズミの心臓は早く動き、象の心臓はゆっくり動く
ネズミの脈拍は毎分約600回、寿命は約4年だ。一方で象の脈拍は毎分約40回、寿命は約70年と、脈拍・寿命ともに大きく異なっている。
しかし、心臓の脈動は「15億回」と一緒なのだ。これは動物の一生の時間が異なることの証明にもなる。
ネズミの一生は約4年と短く、象の一生は約70年と長い。彼らはそれぞれ別々の時間を生きていると言っても過言ではない。私たち人間もネズミより長く、象と同じくらいかそれ以上の時間を過ごしていることになる。
ペットを飼っている人は、ぜひペットの脈拍を測ってみることをおすすめする。猫や犬の脈動も人間よりは早い。
そういう観点から動物の一生を意識すると、よりペットを愛おしく思うだろう。ぜひペットの命を大切にしてあげてほしい。
雑学まとめ
人間の心臓が一生で「ドクドク」できる回数には限界があるという雑学を紹介してきた。
しかも人間だけでなく、哺乳類の動物はみな15億回〜20億回しか「ドクドク」できず、脈拍によって寿命が決まっているというのは驚きだ。
私たちの「ドクドク」もいつかは終わってしまう。その日が来るまで精一杯生きたいところだ…。
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