武道・格闘技

"ボンバイエ"の意味と使い方とは?"猪木ボンバイエ"って怖い意味でした

雑学カンパニー編集部

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「猪木ボンバイエ」のボンバイエとは?に関する雑学みなさ~ん元気ですかー! 元気があればなんでもできる! 「猪木ボンバイエ! 猪木ボンバイエ!

たとえプロレスにまったく興味がない人でも、きっとこの声援は聞いたことがあるだろう。

言わずと知れたプロレス界のレジェンド・アントニオ猪木に向けられた、おなじみのエールである。会場の熱気が伝染し、誰もが思わず「猪木ボンバイエ」と叫んでしまう!

しかし…よく考えればこの「ボンバイエ」…いったいどういう意味なのか…さっぱりわからない。そもそも猪木の応援以外で聞いたことないぞ。

ボンバーとか闘魂とか…なんかそんな感じのアレでしょ? と思いがちだが、その正体は海外で使うとちょっと物騒な言葉だったりする。

今回はそんな猪木ボンバイエの「ボンバイエ」にまつわる雑学をお届けしよう!

【スポーツ雑学】「猪木ボンバイエ」の「ボンバイエ」の意味とは?

新人ちゃん
猪木ボンバイエ!猪木ボンバイエ!ん?ボンバー…?イエーイ…?
マッチョ課長
新人ちゃん、『ボンバイエ』は『奴を殺しちまえ』という意味だから、あまり口に出さないほうがいいよ…。
新人ちゃん
え!???マジっすか!???

【雑学解説】「猪木ボンバイエ」の意味と由来がスゴい

「猪木ボンバイエ」の意味と由来がスゴいというトリビア

「猪木ボンバイエ」という言葉は、そもそもアントニオ猪木の入場曲「炎のファイター~INOKI BOM-BA-YE~」から生まれたものだ。

以下はその動画である。イントロから高らかに「猪木! ボンバイエ!」が連呼されるぞ!

新人ちゃん
もちろん聞いたことあるっすよ。

この「猪木ボンバイエ」というフレーズ…曲の一部としても何気なく使われているように、会場に詰め掛けたファンもまた何気なく叫ぶ。

しかしその実態は、とっても怖い意味をもった言葉なのだ。

「猪木ボンバイエ」は直訳すると「猪木、奴を殺しちまえ」「猪木、やっちまえ」

新人ちゃん
こえーーー!!!

つまり「そんなやつやっちまえー!」という応援を、ファン一同は送っているのである。まあプロレスだしいいのか…? 大半の人は「猪木頑張れ!」的な意味だと思って叫んでいたのだろうが…。

「ボンバイエ」はそもそも、コンゴ共和国で使われるリンガラ語Boma ye」のことである。カタカナにすると「ボマ イェ」が近いが、日本人には発音しにくかったため、猪木のテーマソングになった際はボンバイエと表記された。

そりゃそうだ。英語でもなく、あまりなじみのない国の言葉だから、猪木の応援以外で聞いたことがないのだ。

ちなみにコンゴ共和国はこの辺。バリバリ赤道直下の南国である。

マッチョ課長
日本から遠く離れた国の言葉なんだな。

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「猪木ボンバイエ」の元ネタはモハメド・アリのテーマソング

猪木とモハメド・アリのボンバイエ

猪木とモハメド・アリ

なじみのない国の言葉だというのはわかったが、どうして猪木がそんな国の言葉「ボンバイエ」を入場曲に使っているんだ? コンゴ共和国になにかゆかりでもあるのか? という疑問が出てくる。

その理由は、アメリカ・ボクシング界のレジェンド、モハメド・アリにまつわるものだった。

1974年10月30日のこと、アリはコンゴ共和国(当時はザイール王国)の首都キンシャサで、王者ジョージ・フォアマンに挑戦した。この試合でアリは「キンシャサの奇跡」と呼ばれる劇的な逆転KO劇を展開する。

マッチョ課長
モハメド・アリといえば、『チョウのように舞いハチのように刺す』という華麗なスタイルで有名だよな。

ドラマチックな試合に熱狂した観客たちの声援は、怒号のように響き渡る。現地の言葉で叫ばれるその言葉は…そう、「アリ! ボンバイエ!」。まさにフォアマンをやっちまってる最中だったわけだ。

そして、この声援があまりに印象的だったことから、のちのアリのテーマソング「炎のファイター(通称:アリ・ボンバイエ)」が生まれたのである。

以下はその動画だ。聞いてみよう。

新人ちゃん
あれあれーーー聞き馴染みありすぎる!

猪木ボンバイエの「猪木」を「アリ」に変えただけじゃないか…。ひょっとしてこれは…?

「猪木ボンバイエ」はアリと猪木の友情の証

似ているからといって、断じてパクリではないぞ! アリのテーマソング「炎のファイター」は、ある試合をきっかけに正式な形で猪木に贈られたのだ。 

その試合とは、1976年6月26日に日本武道館で行われた、アリvs猪木の異種格闘技戦

試合の結果はなんとドローである。世代でない人は猪木の強さにあまりピンとこないかもしれないが、彼はボクシング世界王者と対等に戦えるほど強かったのだ。

マッチョ課長
これは伝説として語り継がれている!

そして、試合を終えたふたりのあいだに芽生えていたもの…それは男の友情である。

猪木の健闘を称えたアリは、自身のテーマソング「炎のファイター」を猪木に贈った。こうして謎にリンガラ語で叫ばれる「猪木ボンバイエ」が生まれたのだ。

なるほど! 意味はちょっと物騒だけど、そんなに熱い成り立ちがあったのか!

…と思うところに水を差して申し訳ないが、これにも実は諸説がある。

実は、もともと「炎のファイター」を自分の登場曲にしたかった猪木サイドから、アリに「譲ってくれ」と頼んだとかなんとか…。真相は定かではないので、どちらを信じるかはあなた次第だが…。

新人ちゃん
男の熱い友情を信じたいっすわ…。

頼んだにしても、譲ってもらえるのもやっぱりすごいけどね!

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【追加雑学】ダウンタウン松本説「ボンバイエ」=「ちょっとすいません」

ダウンタウン松本説「ボンバイエ」=「ちょっとすいません」というトリビア

"ガキ使"の通称でおなじみのテレビ番組『ガキの使いやあらへんで』にて、「日常会話でのボンバイエの使い方を教えてください」という視聴者からの質問が取り上げられたことがある。

正論をいえば、日本でそんな言葉の出番はない…となるが、そこは松本人志さん。答えようのない質問にもきっちり答える。

松ちゃんいわく、ボンバイエは「ちょっとすいません」といった意味で使えば良いのだという。たとえば遊園地で使うときは…

ボンバイエ、ジェットコースターはどの辺にありますか?」

といった感じだ。

新人ちゃん
さすが松ちゃんっすね。スゴい発想っす。

明らかに不審者である。話しかけられたら普通に逃げる。

当然ながら相方の浜ちゃんには「そこはすいませんでええんとちゃうん! なんで猪木が謝りながら入場せなならんねん!」とツッコまれている。

日本なら不審者で済むが、コンゴ共和国で使おうもんならケンカを売っていると思われかねない…。いや…「やっちまえ」だから、正確にはケンカを命じていることになるのか。

…もっとマズイことになりそうだ。

新人ちゃん
課長、ボンバイエ!
マッチョ課長
ん?これはどういう意味だと判断したらいいのか…?

「ボンバイエ」の雑学まとめ

"ボンバイエ"の意味と使い方とは?"猪木ボンバイエ"って怖い意味でしたという雑学まとめ

今回はアントニオ猪木の入場曲「猪木ボンバイエ」の雑学を紹介した。

「猪木ボンバイエ」は「猪木、奴を殺しちまえ」といった意味。プロレスならではのちょっぴり物騒な意味が込められた言葉だった。

さらに、元ネタがモハメド・アリということにも驚かされる。リンガラ語で叫ばれるのは、猪木が世界に通用するレスラーである証だったわけだ。

西城秀樹の『ギャランドゥー』などのように、意味も分からず定着した横文字というのは意外に多い。意味をしっかり知ることで、さらに言葉のボキャブラリーは広がっていくだろう! 多分!

マッチョ課長
そういえば、『ガッツポーズ』はガッツ石松が考案したものではないんだぞ。
新人ちゃん
マジっすか?
マッチョ課長
レスリングとは関係ない『ある場所』が起源とされているんだ。

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