五輪の歴史

万博のついで…!オリンピックの第2回&第3回大会の扱いがヒドい。

雑学カンパニー編集部

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オリンピック第2回・第3回大会は、万博のついでに開催されたという雑学

1900年のオリンピック パリ大会

2020年東京オリンピック開催まで1年となった。夏季オリンピックが日本で開催されるのは1964年以来2回目となる。今年55歳になる人が生まれた年である。

生まれて初めて自国でのオリンピックを見るという人も多いのではないだろうか? 次にまた日本で開催されるとしても、自分が生きているあいだにあるかはわからない。観戦チケットのゲットに燃えている人が多いのも納得である。

今や世界中の人々が情熱を注いで心待ちにしているオリンピックだが、その歴史を見ると、始まった当初はいろいろと紆余曲折があったようだ。いったいどういうことだろう?

今回はそんなオリンピックの歴史にまつわる雑学をご紹介するぞ。

【オリンピック雑学】五輪第2回・第3回大会は、万博のついでに開催された

マッチョ課長
パリでのオリンピック第2回大会とセントルイスでの第3回大会は、万国博覧会の付属大会として開催されたんだ。
新人ちゃん
え?オリンピックって万博のおまけだったことがあるんっすか?

【雑学解説】オリンピック第2回・第3回大会は、万博の付属大会だった

オリンピック第2回・第3回大会は、万博の付属大会だったというトリビア

1900年パリ万博のパノラマ

オリンピック第2回・第3回大会について見る前に、オリンピックの歴史についておさらいしておこう。そもそもオリンピックは西暦4世紀頃から古代ギリシャで行なわれていた競技大会だ。

その古代オリンピックから1500年後、フランス人のクーベルタンの提案で、オリンピックを復活させようということになった。そして歴史に残る近代オリンピックの第1回大会は、1896年に発祥の地・アテネで開かれることが決まった。

しかし、当時のギリシャは経済的な問題や、政党の対立などがあり、とてもオリンピックを開ける状況ではなかった。それでも、クーベルタンをはじめとする国際オリンピック委員会(IOC)の不屈の努力によって、予定通りアテネで開催することができたのだ。

マッチョ課長
クーベルタン男爵のオリンピックに傾けた情熱については、以下のページから見てくれよな!

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そんな熱い想いによって実現した記念すべき初回を終え、第2回大会は近代オリンピック提唱者であるクーベルタンの故郷フランスのパリで開催された。ずっとアテネで行なうべきだという声もあったが、それを押し切り、世界各国で開催することになった。

しかし、ちょうど同じ年にパリでは万国博覧会が開かれることになっていた。なんというダブルブッキング! 超ビッグな国際イベントが重なってしまうとは…。

でも、それならしょうがない、今回は違う場所で…とはならなかったようだ。ならば一緒にやってしまえ! というわけで、オリンピック第2回大会は、万博の付属イベントとして開かれたのである。

付属大会なので、開会式はなし。開催期間も万博と合わせて5か月にわたって行われた。

新人ちゃん
5か月?!いくら万博に合わせるにしても、オリンピック長すぎないっすか?

使用できる競技場も限られ、状態も良くないなかでの競技を強いられた。大会運営も混乱をきたしたようだ。

いったい初回の情熱はどうしたのだ!? オリンピックをおまけのイベントに降格させてしまっていいのか…。これではギリシャ神話の神々の怒りを買うぞ。

この反省を生かし次の大会はきちんと…と思いきや、その4年後のセントルイスで開かれた第3回大会も、まさかの万博と同時開催。事前にしっかり確認しようよ、といいたい。

しかし、これには事情があるようで、当時の大統領ルーズベルトの強い希望により、当初シカゴで開催の予定がセントルイスに変更になったのだ。経済効果を期待してのことだろうか。

マッチョ課長
この時の開催期間も、万博に合わせて5か月だったそうだぞ。

またもや万博の付帯大会になってしまったことに、クーベルタンは相当がっかりしたようである。当時IOCの会長だったにもかかわらず、オリンピックに出席しなかったほど。まさかの会長ボイコットとは、ある意味歴史に残る出来事だ。

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【追加雑学①】オリンピック第2回大会では、風変わりな競技があった

オリンピック第2回大会では、風変わりな競技があったというトリビア

1900年パリ五輪での綱引き

オリンピック第2回パリ大会では、現代では考えられない、一風変わった競技種目があった。ハト撃ち・綱引き・凧あげ・魚釣り・伝書鳩レース・熱気球レースなどだ。もはや何のフェスティバルかわからない。

実際、観客はもはやどれが万博のイベントで、どれがオリンピックの競技か見分けがつかなかったほどだ。鳩を飛ばす人にスポーツマンシップを語られても、困惑しすぎて自分が豆鉄砲をくらった顔になりそうである。

新人ちゃん
なんかあんまりスポーツ感のない競技が目白押しっすね。

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【追加雑学②】オリンピック第3回大会では、歴史に残る事件があった

オリンピック第3回セントルイス大会では、今でも語られている歴史に残る事件が起きた。それは「キセルマラソン事件」だ。

アメリカ代表のフレッド・ローツは、20キロを過ぎた地点で倒れた。30度を超えるなかでの過酷なレースだったのだ。そのまま棄権かと思いきや、通りかかった車に乗せてもらい会場に向かう

しかし、途中で車がエンストしたので、そこからまた走り出して、なんと何事もなかったかのようにトップでゴールしたのだ。なんとも大胆である。オリンピックという大舞台は人に正常な判断をできなくさせるのかもしれない…?

マッチョ課長
こんなスポーツマンシップを冒涜するような事件は二度と起こってほしくないな…!

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雑学まとめ

万博のついで…!五輪の第2回&第3回大会の扱いがヒドい。という雑学まとめ

今回の雑学では東京オリンピック開幕に備えて、近代オリンピックの歴史について振り返った。過去には、オリンピックに関するびっくりな出来事がたくさんあったことがわかった。

東京オリンピックでも、何が起こるか楽しみである。歴史に残る、素晴らしい大会になることを願う。…少なくとも万博同時開催はない!

新人ちゃん
万博とオリンピックっていうビッグイベントが2つ同時開催って、プラスに働くかなって思ったんっすけど…実際は超マイナスだったんっすね。
 

マッチョ課長
そうだな…なんでも足せばいいってもんじゃないからな。

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