ワンピースという秘宝をめぐって、主人公のルフィたちが冒険を繰り広げる人気漫画「ワンピース」。そのルフィの仲間であり、たばこがトレードマークのコックが、サンジだ。
実はサンジ、最初は違う名前になるはずだったのを知っているだろうか? とある事情でその名前はボツになってしまったのだが…。
今回は、そんなサンジにまつわる雑学を紹介しよう。
【サブカル雑学】「ワンピース」のサンジはもともと「ナルト」という名前になるはずだった
【雑学解説】あの漫画と被って変更に
サンジはもともと「ナルト」と名付けられるはずだった。というのも、サンジの眉毛がナルトのようにグルグルしているからだ。
しかし、この名前は変えなければならなかった…というのも、「NARUTO」の連載が開始したからだ。「NARUTO」といえば、忍者が主役のバトルアクション漫画である。連載中は、「ワンピース」と並ぶほどの人気作品だった。
「ワンピース」は「NARUTO」開始の2年前から連載していたのだが、「NARUTO」が開始するまでサンジは登場していなかった(漫画版は第43話から登場)。
「ナルト」と名付けられるキャラが登場する前に、「NARUTO」が連載したことから、「ナルト」と名付けられるはずだったキャラは「サンジ」になったのだ。
もしもサンジが「ナルト」としてもっと早く登場していたら、「NARUTO」は「NARUTO」ではなかったかもしれない。
スポンサーリンク
【追加雑学】サンジのたばこは、海外版ではチュッパチャップスになってる
サンジつながりで、もう1つトリビアを紹介しよう。「ワンピース」は海外でも放送されているのだが、海外版ではサンジのトレードマークであるたばこが、チュッパチャップスに変えられている。
おすすめ記事
-
-
チュッパチャプスのロゴをデザインしたのはアノ芸術家だった…超大物!
続きを見る
なぜこのような変更が行われたのか。それは、アメリカでは「ワンピース」は子供向けアニメとして扱っているからだ。
アメリカでも日本と同じように、「アニメを見て子供が真似をする」ということが起こる。そのため、子供向けアニメにたばこは出したくないのだ。
このほかにも、サンジと同じく愛煙家のスモーカー大佐も、「チェイサー大佐」と名前を変えられて、葉巻をくわえず、口から煙を出す人物となっている。
また、バトルによる流血が消されていたり、お酒がソフトドリンクになっていたり、お色気的なキャラデザインが軽減されていたり…。子供向けなので徹底的に健全に修正している。
元を知っている日本人からすれば、「どれだけ敏感になっているんだ…」「なぜそこを修正するんだ…」などのツッコミが出てきそうだが、アメリカにもアメリカの事情や考えがあるのだから、仕方ないと思うしかないだろう…。
雑学まとめ
サンジの名前についての雑学、いかがだっただろうか。サンジはもともと「ナルト」という名前で登場するはずだった。しかし、登場前に「NARUTO」が連載されたため、「ナルト」になるはずだったキャラは「サンジ」となった。
正直、「ナルト」よりも「サンジ」のほうがしっくりくる。登場前に「NARUTO」が始まってよかったと思っている。