「あなたは犬派? それとも猫派?」
なんだか合コンでよくありそうな質問だが、最近犬でも猫でもなく「ウサギ派」と答える人が増えているという。長い耳につぶらな瞳、鼻をピクピクさせながら跳びまわる姿はとても可愛く、ペットとしても人気の動物だ。
そんな人気急上昇中のウサギだが、日本にはウサギだけが住んでいる島がある。思う存分ウサギと遊ぶことができる夢のような島だ!
そんなウサギ派のあなたに、今回の雑学では「ウサギ島」について紹介しよう!
【動物雑学】日本には「ウサギ」だけが住む島がある
【雑学解説】小学校で飼えなくなったウサギを放ったのが始まり?
大久野島にウサギしかいない理由は、1971年に、地元の小学校で飼っていたウサギを飼いきれないから島に放ったという説が有力である。
動物を遺棄するなんて今では考えられない! 動物愛護団体から訴えられそうな事件だが、放たれた8羽のウサギたちは繁殖を繰り返し、現在のウサギ島になったのである。
ちなみに大久野島の全住人22名はリゾート施設である「休暇村」の従業員だ。つまり、大久野島には本当にウサギしか住んでいない。ウサギ好きにはたまらない楽園だ!!
【追加雑学①】大久野島のウサギは野生だが人に慣れている
大久野島で暮らしているウサギはとても人懐っこい。スーパーの袋をガサガサさせると、「ごはんちょうだい!」といわんばかりに近くに寄ってくるのである。かわいいー! これはぜひ体験したい!!
しかし、エサがないと分かるとクールに去っていくらしい。なんて現金なやつ…!
大久野島では道端や広場など、あらゆる場所でウサギと遊ぶことができる。すぐに寄ってきてくれるので忘れがちだが、彼らは野生の生き物だ。むやみに追いかけまわしたり抱っこしたりするのは止め、愛情をもって一緒に遊ぼう!
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【追加雑学②】大久野島は昔地図に載っていなかった
「ウサギ島」として、観光客に多くの癒しを提供している大久野島だが、太平洋戦争中は、攻撃に使用するための毒ガスを製造していたことでも知られている。毒ガスは秘密裏で製造されていたため、大久野島の存在も隠され、日本地図にも載っていなかったそうだ。
地図を改ざんするなんて…日本軍恐るべし。
ちなみに大久野島にウサギが増えた理由には、毒ガス工場で実験台として使われていたウサギが逃げ出して繁殖したという説もある。この説は嘘だといわれているが、毒ガスの実験にウサギが使われていたのは事実である。
ウサギを実験台に…これまた動物愛護団体から訴えられそうな悲しい事件だ…。
毒ガスの歴史は大久野島にある「毒ガス資料館」で学ぶことができる。ウサギだけではなく貴重な資料も見ることができるだなんて、ますます行ってみたい。
【追加雑学③】ウサギは爆発的に繁殖力が強い
現在1000羽近く暮らしている大久野島のウサギだが、ここまで増えたのには理由がある。なんと、ウサギはその見た目とは裏腹に、爆発的に繁殖力が強いのだ!
オスは精力旺盛すぎて常に発情しており、メスは妊娠している上にさらに妊娠するといわれている。可愛い見た目とのギャップがすごすぎる…。
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出産ラッシュである春に大久野島に行けば、きっと可愛い子ウサギにも会えるはず! ここで大久野島で暮らす子ウサギの動画を観てみよう。
可愛いー! 小さい姿で一生懸命ご飯を食べる姿がたまらない! ウサギに囲まれる幸せな体験はまさにプライスレスだ。
雑学まとめ
今回の雑学記事ではウサギだけが住む島、広島県大久野島について紹介した。
大久野島は「ウサギ島」と呼ばれ、たくさんのウサギと遊べる癒しスポットである一方、毒ガス工場があったという悲しい歴史は知らなかった。
現在は観光スポットとして生まれ変わり、たくさんのウサギと遊んだ後は、美味しいレストランや温泉も堪能できるそうだ。
こんなにたくさんのウサギに会えるのは、世界中探しても大久野島だけなので、ぜひ遊びに行ってみよう!
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