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起源は東南アジア!お寿司は日本で生まれた料理ではない

雑学カンパニー編集部

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実は、お寿司は日本生まれの料理ではないという雑学

今や世界中でも人気の「お寿司」。日本食が好きという外国人に「何が好き?」と聞くと、かなりの割合で「SUSHI!」という答えが返ってくる。

また、海外にはたくさんの寿司レストランがあり、筆者が住むイタリア・ミラノにも、もちろん数多く立ち並んでいる。

(ただし、オーナーが中国人のところが多い。そういう店舗は、「ALL YOU CAN EAT」を売りにしている率が高い。そして、日本人オーナーのレストランは大体かなり高価。)

しかし、日本食として有名なお寿司は、実は日本生まれではなかったのである…! 今回はそんな驚きの雑学を紹介していこう!

【食べ物雑学】実は、お寿司は日本生まれの料理ではない

ぷよぷよくん
今は世界でも有名なお寿司…日本の食文化がここまで広がって、日本人としては誇らしいねぇ。
ガリガリさん
お寿司の起源は日本じゃないぞ。東南アジアで作られていた魚の保存食なんだ。

【雑学解説】お寿司は東南アジア生まれの保存食

お寿司が保存食…だと…? お寿司といえば、宝石のごとく輝く新鮮な刺身が、酢飯の上に乗っているもの。保存食なんてとんでもない。夏場に半日常温に置くだけでも、恐ろしい事態に発展しそうな鮮度が命な食べ物である。

だがお寿司は、東南アジアの山間部で作られていた魚の保存食が起源なのだという。

海沿いの村では、常に魚が食べられる。しかし、山間の村では、そうそう魚を食べる機会はなかったことであろう。獲れたての魚を配送する冷蔵車も、それを保存する冷蔵庫もない時代ならなおのことである。

とにかく魚は美味い。肉もいいが、魚には魚の魅力がある。魚を食べるとホッとする。山に住もうがどこに住もうが、無性に魚が食べたくなる瞬間が訪れるものだ。

ぷよぷよくん
分かる…分かるよ…日本人のDNAが魚を求めるんだ…!
ガリガリさん
珍しく熱くなってるな…

昔の人たちはそんな欲望をかなえるため、「オラ、新鮮さは諦める…いつでも魚が食べられるように、保存食にすっぞ!」と、魚を加工するアイディアを思いついたのである。

その方法とは、魚を炊いた米などの穀物の中に混ぜ、乳酸発酵させるというもの。これが、寿司の原型である。

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【追加雑学】日本でもともと食べられていたのは「なれ寿司」

さて、上記の話を読み、「あれ、これって『なれ寿司』じゃね?」とピーンときたあなたは、お酒が好きな方かもしれない。そう、日本でもともと食べられていたのは、「なれ寿司」である。

知らない方のために説明すると、なれ寿司とは魚とご飯と塩を混ぜ合わせて発酵させた保存食で、独特の酸味が特徴的だ。お酒との相性は抜群だが、ぶっちゃけかなり好き嫌いが分かれる料理である。

ガリガリさん
なれ寿司は、モノによったらけっこう舌にピリピリくる酸味があるしな。

ちなみに筆者は大好物で、特に滋賀県の鮒(ふな)を使用する「鮒寿司」がお気に入りである。これを手に入れたときは、わざとご飯部分を少し残しておく。それをとろけるチーズとともに食パンの上に乗せた焼き立てのトーストは、個人的イチオシ朝ごはんである。

日本に寿司が伝わってきたのは、奈良時代のことといわれている。東南アジアから伝来したわけではなく、中国経由であったそうだ。

その当時は京都府や滋賀県でのみ作られていたなれ寿司だが、平安時代になるとその地域は拡大し、そのほかの西日本エリアや東海地方でも作られるようになる。

ただし、このときのなれ寿司は税として納められており、庶民は食べることを許されていなかった。貴族など、特権階級のみが口にすることができたのである。そう、寿司は昔からごちそうだったのである!

ぷよぷよくん
お寿司は今でもごちそうだけど、貴族じゃなくっても食べられる現代に生まれて良かったよ。
にぎり寿司は、江戸時代に生まれた

ここで、「え、じゃあ、にぎり寿司っていつからあるの?」という疑問が湧き上がってくる。

我々がイメージする一般的な寿司・にぎり寿司が生まれたのは、江戸時代のことである。にぎり寿司を考えたのは、江戸の寿司屋だ。今でも、しばしば「江戸前寿司」という言葉を目にすることがあるだろう。「江戸前」とはそのまんま、「江戸風」という意味である。

ただ、江戸前寿司を考案したのは江戸のどの寿司屋なのかは諸説あり、両国にあった「與兵衛鮓(よへいずし)」とも、深川にあった「松之鮨(まつのずし)」ともいわれている。

当時の江戸っ子は刺身が好きで、白米も人気食材のひとつであった。その2つが組み合わさった黄金コンビ・にぎり寿司は、「これ考えた神、誰だよ! マジで美味いヤツじゃん!」と舌の肥えた江戸っ子たちのあいだに瞬く間に広がったのだという。

ガリガリさん
ちなみに当時の江戸前寿司は立ち食いで、小腹を満たしたらさっさと会計をして店を出るスタイルが粋とされていたんだぜ。

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雑学まとめ

寿司の起源は東南アジアにある。しかも、それは今我々が口にするにぎり寿司とは全く別モノの、「魚の保存食」であった。

そういえば、筆者は「これが日本の寿司の原型デース!」となれ寿司をお寿司LOVEな外国人に見せたことがあるが、これが原因で危うく友情関係を壊しそうになった。美味しいのに、なれ寿司…。

本記事最後の雑学として、なれ寿司押しの筆者が、なれ寿司に対する個人的見解を述べておこう。誤解のないように、「個人的」ということを強調しておく。

発酵食品であるなれ寿司は、お腹の調子を整えてくれるし、普通のお寿司より栄養たっぷりの健康食品だと思う。ちなみに、還暦近い友人は「なれ寿司を食べた後は、体が熱くなる」と語っていた。ズバリ、夜のお供にピッタリなのだそうな。(※あくまでも友人の体感)

なれ寿司はちょっと入手しづらいが、ネット通販でならば簡単に手に入るので、酸っぱい食べ物が好きな方は一度お試しあれ。

ガリガリさん
なれ寿司は精力増進効果だけじゃなくって、乳の出が良くなる・食欲増進・風邪に効くとかいろんな効果があるっていわれてるぜ。
ぷよぷよくん
すごいねぇ…でも精力増進効果はボク別にいらないや…彼女いないし…

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