「震度」と「マグニチュード」って何が違うの?
一度は疑問に思ったことがあるのではないだろうか。「なんで同じ地震を表す意味なのに言葉が違うんだ!紛らわしいぞ!」とお怒り中の読者に朗報がある。
震度とマグニチュードの違いは簡単だ。聞けば納得。なんてことのない単純な違いなのである。
そこで今回の雑学では、この違いについて取り上げていくのでぜひ見ていってもらいたい!
【自然雑学】「震度」と「マグニチュード」の違いは?
【雑学解説】震度とマグニチュードの定義
震度とマグニチュードの違いは一言で表すと「観測地点の違い」といえる。
震度は「ある観測地点での地震の大きさ」であるのに対し、マグニチュードは「震源地点での地震の大きさ」のことを指す。
震度は「私たちが生活している地点での揺れの大きさ」のことを表す。「愛知県西部は震度3」「愛知県東部では震度2」なんて言い方をすることはみなさんご存知だろう。
当然だが、震源地から近ければ震度は大きくなり、遠ざかれば震度は小さくなる。このように観測する場所ごとに異なるのが「震度」という、地震の大きさを表す言葉の特徴だ。
マグニチュードというのは別の言葉で表現すると「地震そのものの大きさ」を表す指標だ。
ゆえに「震度」とは異なり値は一つしかない。
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【追加雑学】震度とマグニチュードの値の目安
震度は自身の危険に直結する値なので、聞き馴染みの深い指標だろう。
目安としては以下の通り。
- 小規模の地震:震度0~2
- 中規模の地震:震度3~4
- 大規模の地震:震度5弱~
震度と比べて馴染みのないマグニチュードの大きさの目安は以下の通り。
- 小規模の地震:マグニチュード5.0以下
- 中規模の地震:マグニチュード6.0
- 大規模の地震:マグニチュード7.0
といった具合である。
ちなみに、日本史上最大の「東日本大震災」のマグニチュードの値は9.0であり、これは世界の歴史からみてもトップクラスの規模の地震である。
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雑学まとめ
今回の雑学では「震度」と「マグニチュード」の違いについてお話しした。
マグニチュードの値で数字を言われてもパッと理解できないのは、実際に重要なのは震度だからだ。いくら地震そのもののエネルギーが大きくても、我々の生活に支障をきたさなければ問題ない。
ただ、二つの用語の意味を知っていて損はないだろう。
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