仲間たちとワイワイ泳いだり、バーベキューをしたりと毎年ビーチで遊ぶことを楽しみにしている人も多いだろう。なかでも、盛り上がる遊びといえば「スイカ割り」だ。
各地でローカルルールがあるとは思うが、一般的には目隠しをして周囲の声を頼りに棒でスイカを割る遊び。スイカを上手く割れたときの爽快感と甘い果実をその場で味わえる一石二鳥の遊びといえるだろう。
そんなスイカ割りだが、実は公式ルールがあるという雑学を耳にした。え? そんな庶民の遊びに厳格なルールがあるの? と思ったが、なんと毎年スイカ割りの大会まで開催されているらしい。
うーむ、どんな内容なのか気になる。さっそくご紹介していこう!
【面白い雑学】スイカ割りには公式ルールと大会が存在する
【雑学解説】スイカ割りの公式ルールは2種類存在する
スイカ割りの公式ルールは2種類存在する。
現在、スイカ割りで主流のルールといっていいのかはわからないが、大会で採用されているのは「日本すいか割り推進協会認定版」というルール。
「日本すいか割り推進協会」とは、山形県村山市周辺を管轄する「JAみちのく村山」の有志によって設立された団体だそうだ。
JAみちのく村山の公式サイトにはルールの詳細が公開されている。要点は以下の通りだ。
- スイカと競技者の距離は5m以上7m以下
- 競技者1人にたいして声かけをするサポーターの人数は自由
- 手ぬぐい、またはタオルで目隠し
- スタート前に右回りで5回と3分の2回転を行う
- 持ち時間は1分30秒。スイカに棒を振れるのは3回まで。当たった時点で判定
- 競技終了後のスイカの状態によって審判が点数をつける
といった感じである。思った以上に本格派のルールだ。
山形県村山市に隣接する尾花沢市では毎年このルールに基づいたスイカ割選手権大会が開催されている。実際の大会の様子は以下の通りだ。
子どもから大人まで大興奮の様子である。筆者も機会があれば参加してみたいものだ。
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「日本すいか割り推進協会認定版」と「日本すいか割り協会」のルールの違い
ちなみにもう1つの公式ルールは農業協同組合、いわゆる農協が設立した「日本すいか割り協会」が考案したルール。こちらは「日本すいか割り推進協会認定版」と比べて、以下のような違いがある。
- スイカと競技者の距離は9m15cm
- 目隠しができているかの確認のために競技者の前に1万円札を落とす
- 持ち時間は3分
といった感じだ。
しかし、日本すいか割り協会は今は存在していないため、このルールが使われる大会は現在では行われていないと思われる。
ただ、どちらのルールにもそれぞれ違った面白みがあると思うので、仲間内でやる際は両方試してみるといいだろう。
【追加雑学】スイカは冷蔵庫で保存してはいけない
さて、スイカの話題ついでにスイカの保存方法についてお届けしよう。実はスイカは冷蔵庫で保存してはいけないのである。
その理由は、冷蔵庫は温度が低すぎてスイカの品質が落ちてしまうからだ。具体的には甘みの減少などにつながる。しかし、夏場に冷蔵庫に保存できないとなると、なにかと心配な人も多いだろう。
スイカを保存するときは家の日陰になっているところに置いておくのがおすすめだ。目安としては気温が10度から15度あたりになっている風通しのいい場所に保存するのが最適といわれている。
あくまで保存するときは冷蔵庫を避けたほうがいいという話なので、食べる直前は冷蔵庫で冷やしても大丈夫だ。
毎年、夏を迎えたときはぜひこの話を思い出してみてほしい。
スイカ割りの雑学まとめ
今回は夏の風物詩、スイカ割りについての雑学をお届けした。仲間内でやるときは今回紹介したルールを採用してみたら面白いかもしれない。ただし、くれぐれも安全には気をつけよう。
ちなみにここまでスイカの話題ばかりしておいてなんだが、筆者はアレルギーでスイカが食べられない。いや、厳密には食べられるのだが、喉がかゆくなってしまうのだ。
皆さんが筆者の代わりにスイカを堪能してくれたら幸いである。
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