緑で丸い果物といえば、メロン……、いやスイカだろう。しかし、美味しいスイカを見分けるのは難しい。中身がカスカスのものや非常に水っぽいものを買ってしまうときがある。素人目には、すぐに判別がつかないことも多いだろう。
ところが、スイカの見た目で甘いかどうかを判別する方法があるようなのだ。なんてこったい。
今回の雑学では、甘いスイカの見分け方を紹介しよう。あなたのスイカ選びのセンスが一気に向上するかもしれない。
【食べ物雑学】甘いスイカを見分ける方法がある
【雑学解説】甘いスイカの特徴
スイカは、収穫したときが最も美味しい瞬間で、そこから2週間くらいは美味しい時期といわれている。しかし、徐々にではあるが、美味しさは失われていってしまう。つまり、新鮮なスイカほど甘くて美味しいのだ。
それを見分ける方法の一つが、スイカの縞模様である。スイカの緑と黒の色がはっきりとして、なおかつ縞模様がデコボコしているものは、甘いスイカだ。縞模様がデコボコしているとは、黒い模様の部分が表面よりも盛り上がっているという意味である。
また、縞模様がギザギザとなっている方が、より美味しい。これらのポイントは、スイカが元気に育ったかどうかを判断できるため、甘くて美味しいスイカの見分け方に使えるのだ。
ありがたいことに、見た目ですべて判断できるので、これからスイカ選びに失敗することが少なくなりそうである。
ちなみに、糖度が12以上であれば甘いスイカとなる。
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【追加雑学①】スイカの食べ頃はお尻で分かる
スイカの食べ頃を見分ける方法がある。それはスイカのお尻の白い部分の大きさだ。この部分が大きいものは熟したスイカで、小さいものは未熟なスイカなのである。
ただし、白い部分が大きすぎると、熟しすぎていて美味しくない場合があるので目安としては、5円玉よりも少し小さいスイカが食べ頃だ。
もし、買ってすぐに食べない場合は、白い部分が小さいスイカを選んで、熟するまで数日待つのも良い。
普段、スイカのお尻の部分は全然見ていなかったが、こんなところにも美味しいスイカを見分けるヒントがあったとは。
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【追加雑学②】スイカにはアンチエイジング効果がある
スイカは約90%が水分で、全体的な栄養素は少ない傾向にある。しかし、ベータカロチン・リコピン・ビタミンCは多く含まれているのだ。
この3つは抗酸化作用をもっている栄養素のため、老化や病気の原因となる活性酸素を抑制する。また、皮膚や粘膜を保護する効果もあるので、シミやシワを予防してくれる。つまり、アンチエイジング効果があるのだ。
まさに、紫外線の強い夏にふさわしい果物である。夏はスイカを食べて、アンチエイジングに励もう。
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【追加雑学③】スイカでむくみをスッキリ解消
スイカはカリウム・シトルリン・アルギニンも含んでいる。この3つの栄養素は、利尿作用があり、体内の老廃物を体外に排出してくれる。つまり、むくみ解消に効果があるのだ。
スイカは水分の多い果物だから、逆にむくみそうと考えている人もいるかもしれないが、それ以上に利尿作用と老廃物の排出作用が高いのだ。
ちなみに、シトルリンを少しでも多く摂りたいという欲張りな人は、皮の白い部分も食べるといいだろう。シトルリンは、果肉よりも白い部分に多く含まれている。
私はスイカが好きなので、小さい頃から白い部分もかじってしまうタイプだ。
雑学まとめ
今回は甘いスイカを見分ける方法についての雑学をご紹介した。甘いスイカを見分けるポイントをまとめると、この3つだ。
- 表面の緑と黒がはっきりしている
- 黒い模様の部分が表面より盛り上がっている
- 黒い模様がギザギザになっている
人は見た目で判断できないが、スイカは見た目で判断できるのだ。分かりやすくてありがたい。
また、甘くて美味しいだけでなく健康にも役立つ。スイカには、アンチエイジング効果とむくみ解消効果があるので、女性向きの果物といってもいいだろう。
私も毎年欠かさず食べているので、スイカを見かけたら、ぜひ買って食べてみてほしい。ただし、水分が多いので、食べ過ぎると体内の熱を奪われ、腹痛の原因となるので気をつけたい。