お酒の定番ビール。日本はもちろん世界各国でさまざまなブランドのビールが作られている。その地域独自の地ビールやその国でしか飲めない変わり種は旅先の楽しみでもあるだろう。
そんな変わったビールのなかに、なんとホワイトハウスで作られたものがあるのをご存知だろうか。ホワイトハウスといえば歴代のアメリカ大統領が仕事をしたり、実際に住んだりする場所として有名だ。
どうしてそのような場所でビールが作られることになったのか。今回はそれについての雑学を紹介していくので、いっしょに詳しく見ていこう!
【世界雑学】ホワイトハウスで作られているビールがある
【雑学解説】ホワイトハウスのビール作りはオバマ大統領の趣味からはじまった
ホワイトハウスで作られているビールは「ホワイトハウスハニーエール」と呼ばれるもの。それも味わいの違う2種類のバリエーションがある。これらが作られるようになったのは、あのオバマ大統領の趣味がはじまりだったそうだ。
第44代アメリカ大統領だったバラク・オバマ氏は在任時、ビール作りの興味から自宅でビールを作れるキットを購入した。
それをキッカケにホワイトハウス内のシェフたちがビールを作ることに。シェフたちにまでビール作りが広まった理由まではわからないが、おそらくオバマ大統領が作り方のコツを聞いたのだろう。
料理人魂に火がついたのか、既存のレシピをベースにシェフたちが改良を重ねた結果、オバマ大統領も絶賛の味になったという。
さすが自由の国アメリカ。歴代大統領が生活することになるホワイトハウスでお酒作りまでできるとは。日本の総理大臣が同じことをすれば世間の風当たりは冷たそうだ…。
ちなみにホワイトハウスで作られているビール。「ハニーエール」とついているようにハチミツ風味の飲みやすい味らしい。筆者も実際に飲んでみたいところなのだが、生産量が少ないのでなかなかのレア物となっている。
だが、このビールの作り方はなんとホワイトハウスのブログでレシピが公開されているのだ。動画も公開されている。ほんとに作ってるよ。
興味のある人はぜひ作ってみてほしい…といいたいところなのだが、残念ながら日本では自宅でアルコール度数が1%以上のお酒を作るのは違法。そもそも筆者はレシピを見ても英語がさっぱりわからないので、作ろうにも作れないという…。
もし、海外で合法的に作れる環境の人がいれば筆者の代わりに試してみてほしい。
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【追加雑学】ホワイトハウスにアメリカ初代大統領ワシントンは住んでいない
さて、まさかのお酒を作っているホワイトハウスだが、一般的には歴代のアメリカ大統領が住んだことでも知られる。しかし、アメリカ初代大統領のワシントンだけは住んでいないのだ。
それは住むのが嫌だったという話ではなく、単純にまだホワイトハウスが建設されていなかったからである。一応、ワシントンが大統領在任中にホワイトハウスを作る計画が進行していたのだが、その途中でワシントンは大統領を辞めることになった。
しかも、残念なことにホワイトハウスが完成間近というところで亡くなってしまったのである。そのため、ワシントンはホワイトハウスに住んだことがないどころか、出来上がった姿を見たことがないのだ。
てっきり、アメリカの歴代大統領は全員ホワイトハウスに住んでいたと思っていたが、意外な事実である。
ちなみに最初にホワイトハウスに住んだのはアメリカ2代目大統領のジョン・アダムズだ。それ以後はずっとこの慣習が続いている。
筆者にそんな機会はないと思うが、ホワイトハウスの住み心地を一度くらいは体験したいものだ。
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雑学まとめ
今回はホワイトハウスにまつわる雑学を紹介した。一国のトップが住んでいる場所で、まさかビールを作っているとは、さすがアメリカである。
賛否あると思うが、日本もこれくらいゆるいノリで社会が動けばさぞや楽しいだろう。筆者も能天気にこの先も生きていきたい。