結婚の形は人それぞれである。最近では国際結婚なんて珍しいものではないし、欧州の一部の国では同姓の結婚も認められている(日本では認められていない)。
しかし、やはり世界は広い。なんと「犬」と結婚しちゃった女性がいた! 今回は、世界の驚きの結婚事情についての雑学をご紹介しよう!
【世界雑学】インドでは、呪われた女性は犬と結婚する
【雑学解説】犬と結婚した18歳のインド人女性
犬と結婚したのは、インド東部の村に住むマングリ・ムンダさん。花も恥じらう18歳で、なんともかわいらしい女性だ。
そして、こちらが実際の結婚式の様子である。
動画では盛大に式を挙げているおめでたい様子が撮影されている。式には70人もの人々が集まってくれたらしい。
村人の祝福を全身に浴びているマングリさんはなんだか楽しそうではあるが、新郎の野良犬・シェルーの表情は微妙だ。全く感情は読み取れない…。
犬と結婚した理由とは?
では、なぜマングリさんは犬と結婚したのか。まさか恋愛結婚…のわけはなく、呪いを解くためなのだそう。
不幸にも子どもの頃から呪われていたとされるマングリさん。「人間の男性と結婚すると、家族や部族に災いがある。犬と結婚すれば呪いは犬に移る」といわれて、両親の同意のもと犬との結婚を承諾したという。
なんとも家族思いで健気な女性だが、犬との結婚は一時的なもので、呪いが解かれたあとは普通に人間の男性と結婚できるようなので一安心である。
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【追加雑学】インドでは、動物と結婚した人は他にもいる
日本人の感覚では動物との結婚なんて考えられないが、実はインドではけっこう事例があったりする。
雌犬と結婚した男性
2007年、インド人男性ゼルバクマールさん(33)が10歳の雌犬と結婚した。
ゼルバクマールさんは過去、交尾をしていた野良犬2匹を殺し、さらになにを思ったのか、殺した犬を木に吊るしてしまったらしい。
その後、彼は脳卒中を発症して身体の一部が動かなくなったり、片方の耳が聞こえなくなってしまったりしたため、「犬の呪いでは」と占い師に相談したそう。占い師は雌犬と結婚することで呪いが解けるといい、ゼルバクマールさんは犬との結婚を決意した。
どうやら、インドでは性別にかかわらず、呪われたときは犬と結婚するというのが普通らしい。
カエルと結婚した少女
おとぎ話で有名な「カエルの王子様」の話ではない。
インドのある村では、「村で謎の病気が発生するのを防ぐため」として、2009年に7歳の少女2人が、それぞれ1匹のカエルと結婚。結婚式は伝統にのっとって盛大に行われ、村内外から数百人もの人々が出席した。
このようにインドでの結婚は、通常の結婚のように愛を誓うもののほかに、村の安泰や息災を祈って儀式的に執り行うケースも多いようだ。
ちなみに、カエルは式のあとに池に投げ込まれたそう…。カエル側からしたらいい迷惑だ。
ゲームキャラクターと結婚した日本人
インド人もびっくりの結婚をした人物が、日本にいた。
ニンテンドーDSの恋愛シミュレーションゲーム「ラブプラス」。ラブプラスでは、女の子キャラクター3人と恋愛ができるのだが、このなかの「姉ヶ崎寧々」というキャラクターと結婚式を挙げた勇者があらわれた。
グアムで挙げられた式は参列者で埋め尽くされ、通常の式のように馴れ初めをつづったビデオが流されたり、ウェディングドレスをまとった新婦(ニンテンドーDS)がお披露目されたりした。
動画はキスシーンを撮影したもので、大勢に祝福されている様子がわかる。めでたい式において新婦の容姿にあれこれいうのはタブーだ。なにはともあれ祝福したい。
雑学まとめ
今回はインドで動物と結婚した事例や、日本での特殊な愛の形をご紹介した。
この記事で紹介した、インドでの「呪いを解く」という「儀式的」な意味の結婚のほかにも、世界には飼い猫やイルカを愛して結婚に至った事例などもあるようだ。
冒頭でも述べたように、人の愛の形はそれぞれである。しかし、動物側のことを思うと人間に恋愛感情を抱くとはとても思えない…。願わくば、人間側の自己満足だけではなく動物側も幸せになってほしいものである。
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