「水族館で会える動物や魚の中で1番好きなのは?」と聞かれて「ラッコ」と答える人は多いのではないだろうか?
石で器用に貝を割って食べるその姿…かわいい。ラッコの「お食事タイム」を見ようと水槽前はいつもお客さんで超満員!! お土産屋さんに売っている、ラッコのぬいぐるみやキーホルダーも大人気!!
みんな大好きな「ラッコ」だが、実は驚くべき秘密がたくさんあった! 今回は、ラッコに関する雑学をご紹介しょう。
【面白い雑学】ラッコの食事量がスゴい!
【雑学解説】ラッコは生きるためにたくさん食べる
ラッコは自分の体重の約25~30%もの重さの量を食べる。
つまり、体重が40kgのラッコの場合、なんと約10kgもの食事を摂っていることになる。もし二枚貝で1日の食事量を摂取しようと思ったら、なんと400個も食べなければならない。
体重60kgの人に置き換えたとしたら、なんと1日に15kgの食事!! 想像しただけでも「ウップ…」となりそうである。
しかし、そのラッコの食事量の多さには、実はちゃんとした理由があった。ただの大食いの食いしん坊というわけではなかったのである。
これだけたくさん食べないと、体温の高いラッコはその体温が維持できずに死んでしまう…。ラッコの住んでいる環境を思い浮かべてみてもらいたい。めちゃめちゃ寒い場所なのだ!!
その寒い海でラッコが生きていくために体温を保つだけでも、かなりのエネルギーを消費してしまうのである。食いしん坊というより、むしろ、がんばってたくさん食べないと凍え死んでしまうという過酷な環境で生きているのだ!
ラッコは贅沢なものばかり食べる…!
さて、それだけたくさんの食事をしなければならないラッコたち、普段はどんなものを食べているのだろうか? 実は、私たちが聞くとよだれを垂らしてしまいそうなほどの高級な食材を食べていた!
「ウニ・アワビ・はまぐり・ホタテ・カニ・イカ・タコ」などなど…。聞いてみて一瞬、高級なお寿司のネタかと思ってしまった。なかなかのグルメちゃんである。
では、なぜラッコはそんな高級食材ばかり食べているのだろうか? それにはちゃんとした理由があるのだ。
まず第一に、残念な事実をお伝えしよう。実はラッコは泳ぐのが大の苦手…。1~2分程度しか潜水もできず、魚を捕って食べたくても逃げられてしまい、捕まえられないというのだ!
そのために簡単に捕まえられる貝などを食べるようになったというのが理由の1つである。その貝をお腹の上に置いて、石で叩き割って食事をするのは、ラッコのお得意のしぐさで、皆さんもよくご存じであろう。
実はこの石は、ラッコたちがそれぞれ自分のお気に入りの石を、わきの下のポケットにしまっているというから驚きである。
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【追加雑学】ラッコは仲良く手をつないで眠る!?
色々と可愛い秘密のあるラッコだが、さらに「キュン!」となってしまう動画を発見した!!
可愛く見せようという計算では…? と思ってしまうほどのあざとい可愛さだが、もちろんそんなことはない。これもちゃんと理由があっての行動なのだ。
海の上では、ただ浮かんで寝ていたのでは、潮の流れでどこか遠くへ流されてしまう。海で生活しているラッコは、コンブやワカメなどの海藻を身体に巻き付けて、流されてしまわないように寝ているらしい。
しかし、水族館で生活しているラッコは、身体に巻き付けられる海藻がないために、お互いに手をつないで寝ているのだという。
可愛いだけでなく、なんとも賢いではないか!
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ラッコの雑学まとめ
ラッコの可愛さは、生きていくために必要なことをしていて自然と可愛くなっちゃってるんだなぁ…。一瞬でも人気取りのためかも? と疑って、大変失礼なことをしてしまった。
私たちの知らないラッコの可愛い秘密が、まだまだもっとあるかもしれない。「実はこんな秘密もあるよ!」とご存知の方は、私までぜひぜひご一報を!!