言葉・語源

首吊り…?"県"の漢字に隠されたホラー話を聞いてみる…?

zatsugaku

雑学カンパニー編集部

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「県」という漢字には怖い話があるという雑学

都道府県の「県」は「○○県」のように、日本の地名を示す漢字としてなくてはならないものだ。

小学校で習う漢字なので、この字を書けないという人のほうが少ない。しかしみなさんはきっと知らないだろう、この文字にまつわる恐ろしい由来までは。

もともとこの漢字は、人間の「ある様子」がもとになってつくられたという説があるのだ。それはホラーな内容であるため、読み進めると「県」に対しての見方がガラッと変わってしまうかもしれない…。

この雑学はインパクトたっぷり。「県」が忘れられない漢字になることだろう。

【生活雑学】「県」という漢字には怖い話がある

おばあちゃん
ちょっと怖い話を教えてあげようかねぇ。都道府県の「県」っていう漢字ね、これ実は、「木から吊るされた人の首」が文字の原型になったなんていわれてるんだよ…。
孫ちゃん
「木から吊るされた人の首」!?めっちゃ怖いよおばあちゃん!!

【雑学解説】ホラー注意!「県」の由来とは?

ホラー注意!「県」の由来についてのトリビア

「県」は、いまの日本では都道府県の「県」として当たり前に使われている漢字だが、異体字として「縣」という旧字が存在する。

これは県の元になったとされる漢字で、縣(けん・あがた)のほかに、縣ける(かける)とも読む。※「あがた」の読み方は現在ではほぼ使われることはない。

孫ちゃん
〇〇県とか当たり前に使ってるし、旧字体もときどき見るよね。

さらに、縣は「木」・「糸」・「目」の3つの漢字が組み合わさってできている(木は少し無理があるかも知れないが)。ひとまず、この文字の組み合わせを覚えてほしい。

ここから由来の本筋になるわけだが、大昔の中国では、地域の権力者に逆らった者を罪人として首を切り落とし、その首を木の上から「さかさ」に吊るしていたそうだ。

おばあちゃん
首を切り落とすってのは、日本でも戦国時代とかにはあったことだけどね。さかさにして吊るすってのはちょっとねぇ…。

…背筋が凍るような話である。ここでさきほどの漢字の組み合わせと「縣」の文字を、この話に当てはめてみよう。

すなわち「縣」は、「木」に「糸」で「縣(か)」けられた「目」を表す。「目」の漢字だが、もちろん目そのものを吊るしているわけではなく(そうだとしたら、さらに怖いが)人の首そのものを意味していると推測する。

さらに解釈を深めると、「縣」は、木にひもで吊り下げられた人の首に見立ててつくられていると考えられるのだ。

ちなみに「県」の文字の下の部分は、吊るされて逆立つ髪の毛を表しているという話もあるのだ。これは県の下の部分を「巛」(川の旧字)で表記することもあったため、この「巛」を髪の毛に見立てたともされているが…詳細はわからずである。

孫ちゃん
逆立つ髪の毛…。想像しちゃった…。怖い…。

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「縣」は「県」へと変わったが…

「縣」は「県」へと変わったが…というトリビア

時代が進むと「縣」の文字は「県」へと略字化した。そして、秦の始皇帝が郡県制度を制定し、中国での県は地方の権力者が統治する、まとまった地域を表す文字として落ちついた。

やがて漢字が日本へと伝わったあと、地方の一定区域を指す漢字として現在もなお、常用されるようになったのだ。以上が漢字「県」の由来となった話である。

ここまでくると、あの恐ろしい話はもはや影も形もない。おおまかな説の解説もこれで最後になるが、あと一つ。

孫ちゃん
終わった?怖い話もう終わった!?

由来の名残らしきものが、県のもう一つの異体字(簡体字)「县」に隠されていた。筆者がさきほど、『首を木の上から「さかさ」に吊るしていた』と書いたのを覚えているだろうか。

この「县」という文字を、同じく「さかさ」にひっくり返してほしい。

うっすら「首」という字に見えてこないか?

孫ちゃん
……。
おばあちゃん
あぁ…怖すぎてついに言葉も出なくなっちゃったよ。

【追加雑学】「懸」という文字の意味も…

「懸」という文字の意味も…というトリビア

県の旧字、縣から派生したもので「懸(けん)」という漢字がある。縣の下の部分に心の文字が入っただけなのだが、意味合いはだいぶ変わってくる。

こちらは「一生懸命」の懸など、人の必死さが伝わる言葉に使われ、わりとプラスイメージな文字となっているのだ。

ちなみに「懸」は、懸ける(かける)とも読み、「思いを懸ける」・「命を懸ける」といった言葉に用いられる。派生したものとはいえ、ここまで文字の意味が変わってきてしまうのは驚きだ。

しかし、この漢字には「吊り下げる」という意味も実は含まれていて、これを聞くと最初の木に吊るされた首の話をイメージしてしまう。

「懸」からもさきほどのエピソードが感じられるところは、「吊るされた首」説がますます信憑性をおびてきた感じがするのだが、いかがだろうか?

孫ちゃん
もう〜!最後に絶対「吊るされた首」説持ってくる~!

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雑学まとめ

以上がこの身近な文字「県」の恐ろしい由来である。今回の雑学をよんでくれたみなさんも、この「県」に対してのイメージががらっと変わったことだろう。ただ、この文字を書くたびに思い出すほどトラウマになったとしたら、それはそれで申し訳ない。

ところで筆者は思ったのだが、この漢字を考えたであろう最初の人はなぜ「逆さに吊るされた首」をモチーフに文字を作ったのかということだ。

勝手なイメージではあるが、その人は実際に吊るされた首をながめながら「よしよし、こういう字にしよう」と文字の原型を作ったのかも知れない。

人間の生首を平然とながめながら文字を思い付く人って、じつはかなり異常な感性のもち主だと思うのだが…。その「人」を想像すると、なにやらサイコパスっぽくてとても怖い。

孫ちゃん
いやもうほんとにそんな風に文字作ってたんだとしたら、絶対感覚おかしいよ!
おばあちゃん
あはは、ほんとそうだねぇ。でもこう、普段からよく使う漢字だからこそ余計に怖さが増すねぇ。

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